第33話 しきのま、船上での戦い
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翌日、シャルル
杉浦は一緒に行くと言っていたが、九十九から昨夜横浜流氓がRKに襲撃されたと連絡を受け、異人町に戻り桑名を探すことにしたため、名前1人で向かっていた。
『おはようございまーす』
名前が着くと、みんな集まっていた。
『八神さん、聞いた?横浜流氓が襲撃されたって』
八「ああ。杉浦はそっちに?」
名前が肯定し、とりあえず相馬の話をしようと言うと東が話し始める。
東城会の中でも名門の日侠連で相馬と阿久津は幹部候補だったが、上の人に都合よく使われていた。
それでものしあがってやろうとしていたが、出世する前に東城会が解散したため報われなかった。
八「阿久津はそうだったかもな。
でも海藤さんの説で行くと、相馬は公安の任務として東城会を中から監視してたんだ」
『で、誰よりも早く東城会に先がないことを見抜いた』
公安の捜査官なら東城会解散のその後を見越して動く。
RKを作ってヤクザたちを管理できるようにした。
それが八神探偵事務所の推理だ。
八「後はやつと公安のつながりさえ裏がとれれば間違いない」
『昔の相馬を知ってる人はいないの?』
東「ならそうだな・・・日侠連の元総裁がいる。入江って人だ。
今じゃチャンピオン街の飲んだくれだがよ」
入江は亜天使という店にいるらしい。そこに行って話を聞くことにした。
八「名前ちゃんはここで待っててくれるか?俺と海藤さんで行ってくるよ」
『うん、わかった』
八神たちが入江に会いに行っている間、東とシャルルのバックヤードで待っていた。
1時間ほど待つと、八神から連絡が来る。
以前、ぼったくり店と繋がっていたコースケが行っていた“しきのま”にRKが襲撃するらしく、そこに行けば相馬が来るかもしれない。
だから東と一緒に来てフォローしてほしいと。
名前は了承し、すぐに東と“しきのま”のあるビルへ向かった。
言われたビルに着くと、八神と海藤は入り口の前で中の様子を窺っていた。
東「八神!兄貴も、こりゃ何が起きてんです?」
『もう襲撃が始まってるってこと?』
八「ああ。んじゃ行ってみようか!」
4人はビルの中に入り、RKと思われるチンピラを倒しながら“しきのま”に向かっていく。
鍵が閉まっていたり、裏から抑えられて開かない扉があったりと進めなくなると、八神と名前は窓の外を見る。
『何とか行けそう、かな』
八「海藤さんと東はここで待っててくれ」
海「ああ、無理すんなよ」
外から行けるルートを見つけると、八神と共にそこから上にあがっていく。
八「杉浦がいたら速かったんだけどな」
『ふふっ、そうだね。
そういえば“しきのま”って何階?』
八「5階だったはず」
5階フロアを見ると、どこも窓が閉まっていて外から入ることは難しそうだった。
一旦屋上に上がってみることにした。
『よっ・・・』
小さい段差やダクトなどを伝い、徐々に屋上に近づいていく。
『あ、あそこから屋上登れそう』
手すりの隙間を見つけ、そこからなら屋上に行けるようだ。
八「そこから登ろう、気を付けろよ」
『うん、よっしょ・・・』
名前は一足先に屋上に登り、八神を見る。あと少しで登れそうだ。
少しだけ様子を見てこようと進むと
「なんだお前ぇは?女?」
『げ』
屈強そうな男が2人名前に気付き近づいてきた。
八「名前ちゃん大丈夫!?」
後ろも下がれない、八神が上がってくるまで少しある。
『たぶん大丈夫、ぅわっ』
男たちは名前に掴みかかろうと向かってくる。
ギリギリ避けると側転しながら後ろに下がる。
男たちは壁に背を向けて名前を見ている状態だ。
そこへ
ドゴッ!
八「お待たせ、名前ちゃん!」
八神が屋上にたどり着き、後ろから男たちに殴りかかった。
不意打ちを食らった男たちは床に伸びてしまった。
海《ター坊、どんな感じだ?》
八「ああ、屋上に着いてRKを片付けたとこ。
ただ、海藤さんたちが登ってくるにはキツそうだ。
他にもルートが無いか探してみるよ」
屋上を2人で見回していると、丁度良い長さのロープがあった。
『八神さん、これどう?』
八「お、いいね」
名前がロープを結んでいる間、八神は海藤に連絡し窓の外に出るよう促した。
『こっちはオッケーだよ』
名前が下を見ると、海藤が手を降り準備ができていることをアピールしていた。
それを合図にロープを下へ垂らす。
海藤も東もロープを掴みながら屋上に登ることができた。2人とも専門外の動きだったため、息を切らしている。
海「ふぅ、結構きついぜ」
東「八神も名前もよくここまで素手で来れたな」
4人はここからはバレないように慎重に進んでいった。
そして“しきのま”のあるビルに着いた。
八「ここか」
屋上から5階まで降り、非常扉から入ると“しきのま”に到着した。
『なんかおしゃれ』
海「中でやってることは賭博だけどな」
八「じゃ、入ろう」