第4話 依頼
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京韵楼前
杉浦、九十九、名前は依頼人と合流するためお店の前で待っていた。
少しすると、目の前にタクシーが停まる。
九「お、あの方が依頼人ですぞ」
『・・・優しそうな方だね』
依頼人、誠稜高校理事長の奥田がタクシーから出て来て真っ直ぐ九十九たちのもとへ。
九「こんばんは、奥田理事長」
杉「よろしくお願いします」
奥「はい、よろしくお願いします。えっと、こちらの方は・・・?」
理事長が九十九課と挨拶をした後、名前に目線を向ける。
『八神探偵事務所所員の苗字名前です。この度は九十九課と一緒に調査を進めることになりました。よろしくお願いします』
会釈しながら答える名前。
九「さ、立ち話もなんですから、お店に入りましょうか」
4人はお店の中に入り、軽く話をしていると程なくして八神と海藤も店内に入ってくる。
名前がここだよ、と手を振ると2人は気づきテーブルについた。
注文した飲み物や料理も届き、さっそく話を始めることに。
九「さあさあ、こちらが先日お話した八神氏と海藤さんです。苗字氏も合わせて神室町の名探偵ですぞぉ」
奥「九十九さんからお噂はかねがね。
私は奥田と申します。私立誠稜高校の理事長をしております」
八神探偵事務所の3人は、誠稜高校という名前に聞き覚えがあった。
夕方店主を煽っていた子たちだと。
海藤がそれを八神に話していると、理事長が何かあったか聞いてきたため、詳細を話した。
八神「今日街でおたくの生徒さんを見かけました。店の人を怒らせといてそれをスマホで撮っていたんです。7、8人で取り囲みながら」
杉「あちゃあ~、八神さんたちがそんなの見たら素通りできないよねぇ」
状況を聞き、杉浦は目を細め「わかるわかる」とでもいうように頷きながら話す。
海「おう、まとめて鉄拳制裁してやったぜ」
『ちょ、海藤さん!理事長の前だよ!』
理事長は鉄拳という言葉に反応するが聞かなかったことにしてくれたらしい。
話を変えるように九十九は明日からの調査に向けて依頼内容を確認したいと話す。
誠稜高校でもイジメ問題に取り組んでいるが十分に防止できているか不安だった。
九十九課はイジメ調査の実績もあったから今回お願いしたとのことだった。
杉「けど、うちが今までやってきた案件って、たいてい最初からイジメの加害者は誰かわかってるわけ。
で、僕らはその証拠をそろえてきた」
今回はあるかどうかわからないイジメを探すことになるため、5人の探偵が必要だったという。
九十九がすでに明日の調査の作戦を考えているようで共有することになった。
今回の調査では動画撮影が有効なので、小型カメラをイジメが起きそうな所に設置するというもの。
しかしカメラが見つかれば大問題になるため、バレないためにベテラン探偵の出番だと。
『誰にも見つからないようにってこと?』
杉「そう。守衛さんや先生には内緒。この件は理事長と僕らしか知らない」
奥「はい、ですが八神さんならこの依頼を完璧に果たしていただける方だと。どうぞよろしくお願いします」
海「へへ、どんどんハードル上げられていくなぁ、ター坊」