第27話 コミジュルへ
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先ほどしゃべっていたRKの目を盗んで先に進む。
階段を上って扉を開けると、外に繋がっていた。外にも人影がたくさん見える。
杉「八神さん、RKのやつら結構ウロウロしてるよ」
八「ああ。でもあれだけ探してるってことは、桑名の手がかりは掴んでないんじゃないかな?」
杉「なるほど、じゃあなるべく先回りしないとね」
『ま、今は他に道がないしあっちに進もう』
さらに階段を登っていく3人。
しかしすぐに階段は行き止まりになる。下からもRKが来ているのが確認できたため後戻りもできない。
『どこかに行ける場所ないかな』
3人は近くを歩いて見て回る。すると、この3人であれば行けそうな、隣の建物に移れる足場を発見した。
杉「ここからなら上に行けそうだね
よっ」
杉浦は先陣をきる。
杉「よいしょっと」
軽々と隣のビルに渡り、屋根やパイプを伝って上まで到着し、八神たちを振り返ってOKサインを出す。
八「おお・・・やっぱ身軽だねぇ・・・。
名前ちゃんは行けそう?」
『うん。でもあのパイプはさすがに高すぎて届かないから別ルートかな。ちょっと行ってみるよ
えいっ』
隣の建物までジャンプし、建物の裏手に回ってみると名前と八神でも行けそうな程よい段やパイプが見つかった。
『八神さん、こっち行けるよ』
八神もゆっくりついてきた。
最後のパイプを渡り、ダクトに手と足を掛けながら屋上まで向かう。
『んー・・・しょっと』
すぐ後に八神も屋上に到着する。
杉「お疲れ、八神さん、名前ちゃん」
そこからさらに上に上がる階段を見つけ、向かおうとすると、近くの扉が開き男たちが出てきて声をかけてくる。
男「おう、お前らコミジュルのモンだな?」
杉「コミジュル?僕らが?」
『なんか勘違いされてるね』
少し笑いながら杉浦と名前が話していると、男たちはコミジュル内が入り組んでるから案内しろと言っていた。
杉「あいつらRKっぽいね」
八「捕まっても面倒だな」
杉「どうする、やっちゃう?」
『いいね』
3人は男たちを倒してから次のフロアへ向かうことに決めた。
桑名を捕まえるのが優先なのか、男たちは人数はいるがみなすぐにノックダウンされるような弱いやつらばかりだった。
すぐに決着がつき、近くにあった階段を登っていく。
『ここ、最上階だね』
杉「うん、あそこ扉あるよ。もういい加減桑名さんの気配くらいあったっていいもんだけど」
静かに扉を開け、中に入っていくとRKと思われる男たちがイライラしながら話していた。
「おいどうなってんだよ!どこにもいねぇじゃねえか!」
「ああ、喜多方どころか誰もいねぇ。警察の情報だろ?ガセだったのかよ?」
「おいどうするよ?まだ探すのか?もう無理だろ」
男たちの話を聞く限りではまだ桑名は見つかっていないらしい。
八神はRKが桑名を捕まえてどうする気なのか直接確認すると言う。
八「相手はチンピラ4人だ。楽勝だろ」
杉「まあね」
八「よし、行こう」
杉浦はどこから取り出したのか、ジェスターの仮面をつけ準備を整える。
それを見ると八神はズカズカ男たちの前に歩いていく。
八「よぉ!ちょっと話し聞きたいんだけどいいかな」
「あ・・・?誰だてめぇら。お前らがコミジュルか?」
杉「ねぇ。こいつら、八神さんの顔も知らないみたいよ?」
『やっぱり何の情報ももらってない下っ端のやつらも駆り出されてるってことね』
八神はそれはそれで寂しいと言っている。
そんな話をしていると
「おう、どうしたぁ?」
RKと思われる男たちがさらに数人やってくる。
八神たちは少し焦りを見せる。
しかも後から来た男は八神を知っていたようで、桑名の仲間だから捕まえろ!と叫んでいる。
「オッケー、捕まえりゃいいんだな?ボコボコにしてやんよ」
「よっしゃあ!祭りだ、おらぁ!」
RKたちは銃や火炎放射器のようなものも使ってくる。
『もう鬱陶しいなぁ』
名前は武器を中心に狙いながら相手の戦闘力を下げていく。
しばらくすると、立っているのは八神たち3人だけになった。
『はぁっ・・・はぁ・・・』
八「はぁ・・・もう終わりか?他には?
もっといなかったっけ?」
3人は肩で息をしながら八神を知っていた事情を聞いていそうな男に問いかける。
八「おい、お前ら桑名を探しに来たんだよな?あいつ見つけてどうする気だったんだ?」
男は、ただ捕まえてこいと言われただけで、どうするかはわからないと話す。
殺す気だったのではと聞いてもわからないと。
八「捕まえろって命令したのは?・・・相馬か?」
「阿久津さんだ。どうせそこに指示出してんのは相馬さんだろうけど」
『ふーん・・・!!』
名前は後ろに気配を感じ振り返る。杉浦もそれに気づき後ろを見る。
杉「八神さんちょっと」
部屋の奥の暗がりの方に、翁の面を被った黒い服の集団が見える。
八「仮面つけてる人多すぎないか、異人町」
杉「僕もそう思い始めてた」
『神室町ともまた違ったカオスさがあるよね』
3人で仮面の話をしていると、突然仮面の男が桑名はここにはいないと告げた。
「ガセネタだったんだよ・・・流したのはウチだ」
『あなたたちがコミジュル?』
「便利屋は普段ウチが雇う側だったんだがね。
・・・今回は桑名から頼まれた」
桑名は自分を追っている連中が何者でどういう動きをするのか確かめたいと言っていたようだ。
『桑名さんビックリだろうね。警察と半グレが繋がってるってわかって』
「ああ。非常によく連携して桑名を捕まえようとしてた」
八「じゃあ桑名は今の状況を近くで見てるのか?」
「その先を話すには人払いを」
八神たちとコミジュルの男は、先ほど情報をくれたRKの男に目を向ける。
「え?俺?いや、ちょっと・・・」
杉「ごめんね」
「ぐおぁ!」
座り込みながら少しずつ後退りしようとする男のアゴに杉浦の蹴りが入った。
『外に出てもらえばよかったのに』
杉「あ、気づかなかった」
気を取り直してコミジュルの男に向き直る。
コミジュルの男は、桑名が異人町に戻ってきていると語る。
横浜流氓の鉄爪に匿われており、話も通してあるため奥まで通してもらえると教えてくれた。
「ついてこい、警察にも見つからない抜け道がある。
そこから街へ出たらいい」
八「わかった、礼を言うよ」
杉「意外といい人たちなんだね?」
「ただしもう二度とここには来るな。あんたらは招かれざる客だ、次に来たら命の保証はしない」
杉「勘違いだったみたい」
『ぶっ』
杉浦のぼやきに笑ってしまった名前。
みんなに見られると『ごめん』と謝った。
教えてもらった抜け道を通り、街へ抜ける。
杉「八神さん、桑名さんのいる場所って?」
『横浜流氓の、てっそう・・・って言ってたけど、誰?』
八「横浜流氓のとこまで行けば案内してもらえると思う。ふっ、鉄爪ってのは俺の兄弟分だ」
杉「『は・・・?』」
どや顔で言う八神に首をかしげる杉浦と名前。
とりあえず、桑名は会ってくれるかもしれない。
横浜流氓の所に向かう3人であった。
第27話 終