第27話 コミジュルへ
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コミジュル近くまで来ると、パトカーや野次馬の人たちが見えた。
『あそこだね』
八「ああ。名前ちゃん、これ」
侵入するときのことを考え、八神と名前はそれぞれインカムをつける。
すると九十九から早速通信が入る。
九《こちら九十九です。八神氏どうぞ》
八「ああ。多分コミジュルの前についた」
九十九はドローンから見ていると言う。
そのままドローンで、警察の包囲網を潜ってコミジュルに入るルートを教えてくれるとのこと。
『やっぱり凄いね九十九くん』
八「ああ。
で、どうすればいい?」
九《バリケードの手前、白い車が停まっているのが見えますかな?》
九十九が言う方に目を向けると、白いごみ収集車のような車が停まっていた。
その車の脇に人が通れる隙間があり、そこから中に入れるらしい。
九《窮屈かもしれないですが、八神氏と苗字氏の身のこなしをもってすれば問題ありますまい》
『今の、海藤さんだったら私が小さいからとか言いそう。九十九くんの優しさに脱帽だよ』
入れるのは入れるが、車のすぐ脇には野次馬がたくさんいる。横から出てきた人物が視線に入らないなんてことはない。
八「・・・さすがに人目が気になるな」
九《それについてはおまかせを》
九十九がそう言うと、ドローンから桑名を発見したと偽りの情報を流す。すると野次馬は全員白い車の反対側を向いた。
八「よし、今がチャンスだ」
『私先行くよ』
名前が先に白い車の後ろに入ると、続けてパトカーの後ろに隠れる。
その後も八神とアイコンタクトをとりながらタイミングを見、車の後ろを通っていく。
名前は、後ろで八神がコインを投げて警官の気を逸らしているのを見ていた。
『(・・・お金もったいなくない?)』
九《苗字氏、前を見てくだされ》
『ん?』
見ると、警官が2人、扉の前にいた。
あの扉の中がコミジュルに繋がっているようだ。
『八神さん』
名前は手招きしながら小声で八神を呼ぶ。2人は工事中の看板の裏に隠れる。
八「さすがにあれはコインでも無理だな・・・
九十九に応援頼むか」
九十九はドローンで様子を見ていたようで、こちらが声をかける前に九十九から通信が入る。
九《ここからはお任せくだされ!》
ドローン《いたぞ!こっちだ!》
ドローンから流れる音声に、扉の前にいた警官2人はそちらへ向かう。
『え、2人とも行っちゃった。大丈夫?あの警官たち』
八「まあラッキーってことで。行こう」
2人は扉の中へ向かっていく。
八「ここがコミジュル・・・」
『わぁ・・・』
八「・・・登りたいとか思ってる?」
『別に?』
無駄話もほどほどに桑名を探しに向かうことにした。
八神が九十九にナビを頼もうとするが、通信が途切れてしまった。
『大丈夫?』
八「なんかトラブったかもしれない」
とりあえず建物の中に入れる場所を探しに行くことにした。
どこの扉も閉まっているのか固定されているのか開かなかった。
最後に向かった廃墟2階の扉のドアノブを引くと、開いた。
八「・・・ここか。
さすがに何がいるかわからないから俺が先に行くよ」
『わかった、気をつけて』
少しずつ建物の中を進んでいくと、近くの空間から声がする。
「喜多方先生ー!どこですかー!
おい、どこだっつってんだ!」
「でけえ声出すんじゃねぇ。
・・・わざわざこっちの場所教えんな」
八神と名前が男たちの会話を聞いていると、後ろから微かに足音が聞こえ振り向く。
「『!』」
そこには杉浦がいて、口の前で人差し指を立てていた。
杉「シー・・・!シ、シ」
『文也くん・・・』
杉「九十九くんが言わなかった?
僕がフォローにいくよって」
杉浦は、ここにいる人たちはRKだという。
そしてRKを警官がここに通していたのを見たと。
杉「どういうことかよくわかんなかったんだけど、
見間違いかな?」
八神と名前は渡辺との会話を思い出す。
八「いや、たぶん見間違いじゃないよ。
警察の一部がRKとグルんなってるらしい」
『桑名さんを事故にあわせるため・・・。
警察の上の方の誰かは桑名さんに消えてもらいたいみたい』
杉浦はすごい状況だと困惑する。
八「とにかく、警察やRKより先に桑名を見つけたい。あいつの居場所はわかるか?」
杉快「わかんない。ていうかなんで桑名さんコミジュルに来てるの?誰か知り合いでもいんのかな?」
『どうだろうね、とりあえずこの建物の中をもう少し進んでみようよ』
コミジュルの人間に何か聞けるかもしれないと話し、RKに見つからないように進むことにした。