第25話 集結、終結
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そこへ虎牙が追い付いてくる。
そして糸倉に優しく声をかける。
虎「プロフェッサー・・・私はあなたの能力を高く評価しているのですよ。だから、戻ってきて欲しい。」
糸「でもあんた、お母さんを人質に取って脅迫してきたでしょ?
点滴に毒?を入れるとかそんなこと言ってたよね」
杉「最低だね」
虎牙は狼狽えながら悪いクセで・・・と誤魔化そうとしている。
そして仕舞いには表の世界は糸倉には息苦しくなるだろうと言い、自分たちについてくれば自由に生きられると誘惑する。
それに糸倉は真剣な顔で反論していく。もう人と関わることから逃げないと。
八「虎牙。糸倉は覚悟を決めたらしい。お前の言葉はもう届かない。
俺はこの子のその決断を全力で支持する。だから糸倉は返してもらうぞ」
虎「・・・仕方がない」
虎牙が指を鳴らすと、部下たちが臨戦態勢になる。
『糸倉さんは下がっててね』
糸「苗字さんは?」
『ん?参戦してくる』
糸倉を下がらせ、名前も新・京浜同盟たちに向かっていく。
3人は次々に半グレたちを伸し、虎牙も倒した。
虎「く・・・おのれぇ・・・」
糸「え、つよ。」
そこへ天沢も到着し、全てが終わったことを悟った。
糸「八神さん、こいつらどうすんの?」
八「・・・警察に突き出すとプロフェッサーのことが発覚するかもしれないしな」
杉「沈める?」
杉浦は海を見ながら笑顔で話す。
糸倉はその必要はないと言う。プロフェッサーが新・京浜同盟とやりとりをしていた記録は全て消したから警察に突き出して大丈夫だと。
『さて、海に沈めるか・・・警察に突き出すか。どっちがいい?』
虎「くそぉぉおお!」
虎牙は全力疾走で八神たちの間をすり抜け、海へ飛び込んだ。
虎「ふははははは!ゴボゴボもう日本など捨てる!ゴボボ俺の次の拠点は海外だ!」
虎牙は必死に泳いでいた。泳いで海を渡るつもりのようだ。負け惜しみを言いながら少しずつ離れていく虎牙だった。
誠稜高校まで戻ると、元文化祭実行委員と沖手河がいた。みんなそれぞれ自分の思いを打ち明ける。
大人3人は黙って見ていた。
糸倉は、一度は責任をとって学校を辞めると言っていたが、みんなの説得で頑張って学校に通うことになった。
杉「青春だね」
「「「・・・誰?」」」
糸「じゃあみんな、また明日」
糸倉は笑顔で手を振り、帰る元文化祭実行委員たちを見送った。
こうしてプロフェッサー事件は幕を閉じた。
糸「苗字さん、ホントにごめんなさい・・・
あんなに説得してくれてたのに」
自分たちも帰ろうかという雰囲気になった後、突然糸倉に声をかけられて驚く名前。
名前も昔助けてもらった時、一度は大声で拒否した記憶があるとフォローを入れた。
糸「・・・どうしたら良いかわかんなかった。同じような目に遭った苗字さんの話聞いて。」
名前はどういうことかと頭に?を浮かべる。
糸「苗字さんは助けてもらった後も色んな人と繋がって今楽しそうにしてる。
でも私はどうだろうって思ったら怖くなって」
名前はクスッと笑って糸倉を抱き締める。
『私も不安だったよ。助けてもらった後も、虎牙が言ってたように力を利用しようとする人もやっぱりいたし。
でも、味方になってくれる人は絶対いる』
糸「うん」
『糸倉さんなら大丈夫だよ』
糸「・・・時々苗字さんに連絡してもいい?」
もちろん、と答えると名前は糸倉から身体を離し、笑いかける。
『じゃあ、もう遅いからそろそろ帰ろっか』
糸「うん
って、ちょっと待って。」
名前の一言に帰ろうとする一同だったが、糸倉の制止に立ち止まる。
糸「だから、誰?」
糸倉はビシッと杉浦を指差して問う。ずっと疑問だったようだ。
杉「ん?僕?」
天「私も気になってました!
察するに・・・・名前さんの、彼氏さん?」
杉「お、せいかーい」
糸倉と天沢は途端に女子の顔になる。
天「美男美女じゃないですか!出会いは何でしょうか!」
糸「恋人か・・・」
『恥ずかしいんだけど』
天「出会いは、何ですか!付き合ったきっかけとか!」
目を輝かせて詰め寄る天沢に引きながらも答える。
探偵は疑問を解決するまでしつこいからな、と思いながら。
杉「僕の一目惚れ」
女子2人はキャーと顔を赤くする。
『(糸倉さんてこんなキャラだっけ。女子高生、可愛いなぁ)』
八「さて、そろそろ本当に帰んないとヤバイんじゃない?門限とかないの?」
天「あ!夕飯研人に食べられちゃう!」
糸「苗字さん、今度じっくり話聞くからね」
『うん、今度お茶しようね!』
みんなそれぞれの家へ向かって歩きだした。
プロフェッサー編 終わり
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