第9話 襲撃
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八神と名前が九十九課に帰ると、いつものメンバーと桑名が寛いでいた。
八「なんだこれ・・・なにやってんの?」
『そういえば桑名さん来てるって言ってたね』
杉「あー、おかえりー。八神さんと名前ちゃんもなんか飲む?」
海藤と桑名は将棋、杉浦はドローンで遊び、九十九は定位置でパソコンと向き合っていた。
海藤が八神にビールを投げて渡し、杉浦が名前にチューハイの缶を渡す。
『ありがと』
桑名は八神に話があったらしい。
御子柴の事件を追うのであれば自分も一枚噛ませろと。
八神は嫌な顔をするが九十九課の2人は了承する。
ひととおり桑名と八神の言い合いが終わると、九十九は記事になっていた江原の話を始めた。
御子柴を殺した犯人が異人町に野放しになっているかもしれないなら、やはり一枚噛ませろと言う桑名。
八「もう2ヶ月も前の話だ。今この街にいるとは限らないし
今日も異人町は平和だったろ?」
その時
ガシャァアン!
「「「『!!?』」」」
九十九課に石が投げ入れられ、窓ガラスが割れる。
八「外からだ!」
八神、海藤、桑名が割られた窓から外を見ると、以前プラージュで襲ってきた白面が逃げているのが見える。
桑「横浜流氓・・・!また白面だ!」
海「行くぞター坊!」
『八神さん私もっ』
名前も行こうとするが、八神に止められる。
八「俺ら3人で行ってくるから大丈夫、事務所の片付けしといて!」
八神は窓から、海藤と桑名はエレベーターから白面を追いに行った。
杉「なんなの?これ」
杉浦は投げ入れられた石やガラスの破片を片付けながら呟く。九十九も大分驚いているようだった。
『・・・忠告かもね、これ以上関わるなって』
九「そんなに闇の深い事件なのでしょうか」
『わかんない。けど相当だよ、ここまでされるって』
ガラス片が大分片付いてくると、ふぅ、と息を吐く3人。ふと、外を見ると出ていった八神たちのことが頭に浮かぶ。
どこまで行ったのだろうか、喧嘩をしているのだろうか・・・
杉「八神さんたち大丈夫かな」
『ちょっと様子見てくる』
そう言い、エレベーターへ向かう名前。
エレベーターが1階に着き、ドアが開く・・・
『なっ!?』
目の前には青い顔の不気味なお面を被り、金属バットを持った集団がいた。
危険を察知し、九十九課に行かせないようエレベーターの緊急停止ボタンを押そうとするが一歩届かず、金属バットが振り下ろされる。
ガッ!!ドゴッ
『ぅあ!!?』
咄嗟に腕を頭の前に出して衝撃を抑えたが、軽い名前は吹き飛んでしまった。
狭いエレベーター内、壁に身体を強く打ち付け呼吸ができなくなり意識が朦朧としてくる。
今の衝撃でエレベーターが止まることを願ったが、願いむなしく2階へ向けて上がっていく。