第6話 周囲の力
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放課後
生徒たちが帰っていく中、八神は小型スピーカーを教室に取り付けるため2年2組に向かう。
途中、頭の切れる女子生徒にカメラを仕掛けていることがばれ変態扱いされたり、昨日店を煽っていた男子生徒に見つかり喧嘩になったりするが、なんとかスピーカーを付け学校を脱出することに成功した。
八神の様子を見ていた他のメンバーも変態扱いされかねないため、順次見つからないよう離脱し事務所で合流することになった。
横浜九十九課
『ただいまー』
杉「おかえり」
帰りは一番怪しまれない名前が最後に校内を出ることにした。名前が事務所に帰ると八神以外は揃っている。
八神が帰ってくると、一番に海藤が変態扱いされた八神のことをからかう。
海「へへへ、まさかター坊が変態で捕まりかけるとはな」
『変態三銃士とか捕まえた過去があるのにね』
八「そんなドジ踏まないって」
杉浦はイジメっ子たちが八神にボコられたことにスッキリしているという感じだった。
八「何でも拳で済ますんじゃないよ。それで良しとしてんじゃもうこの手の依頼は来ないね杉浦くん」
杉「八神さんがそれ言う?」
煽るように話す八神に呆れて返事する杉浦。
九「するとやはり、あそこで仕掛けたスピーカーが物をいうわけですか」
後は明日の結果を待つのみとなった。
九「では今日はお疲れさまでした。また明日よろしくお願いいたしますぞ」
海「おう、お疲れ」
杉「お疲れさま。じゃ、名前ちゃん帰ろ」
『うん』
ーーー
帰り道
杉「化粧落としちゃったんだね」
2人で歩いていると、ふと杉浦が名前の顔を覗き込みながら話しかける。
『え?うん。だって楽だもん』
杉「まぁ、僕はいつもの薄いメイクとかすっぴんが一番好きだけどね」
正直に話す杉浦に顔を赤らめる名前。
杉「僕たちがカメラ仕掛けてるときも噂になっててさ」
『なんの?』
生徒や教師が、理事長の親戚の子がキレイだと言っていたという話を聞く。
杉「もう気が気じゃなかったよ」
『ふふっ、大丈夫だよ。もっと可愛い子とかいっぱいいたし、澤先生だってキレイだったじゃん。』
杉「・・・名前ちゃんはもうちょっと自分のこと分かった方がいいよ」
ため息を吐きながら話す杉浦に名前は首を傾げた。
杉「ま、とりあえずもう遅いし何か食べて帰る?」
『ハンバーグ食べたい』
杉「はいはい」
杉浦はクスクス笑いながら近くのお店を調べる。
なぜハンバーグを食べたいと言っただけで笑われたのか分からず眉間にシワを寄せ杉浦を見る。
『何?』
杉「いや、改めて可愛いなぁって思って」
『・・・うっさい』
照れて目を逸らす名前に杉浦はまた愛しさを感じたとか・・・・。