神隠し?
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
横浜九十九課開業前
八神探偵事務所
八「今日はもうあがりにしようか」
海「へーい、お疲れ」
『お疲れ様でーす』
今日も1日平和に終わった。
いつも通り浮気調査や猫探しなどの依頼をこなし、夜になっていた。
海「最近杉浦見ねぇな、何してんだ?」
『色々』
海「あ?なんだそりゃ。ま、元気にしてんなら良いけどよ」
杉浦には、九十九課を開くことをまだ言わないでほしいと言われているため誤魔化すしかなかった。
『じゃ、お先に。明日お休みいただくね』
そして明日は九十九課設立の手伝いに行く日。
八神探偵事務所の仕事は休ませてもらう予定だった。
事務所を出て駅まで歩いていく。
今日も神室町はギラギラガヤガヤしていた。
「今日のテレビで“世にも不思議なミステリー”やるらしいぜ?見る?」
「えー、今回のは別に怖くなさそうだからなぁ」
「オバケ的なやつじゃないからな」
『・・・・・』
街行く人の会話を聞きながら家路についた。
ーーー
家に帰るとテレビをつける。
先程聞いた“世にも不思議なミステリー”という番組がずっと気になっていたが、オバケによる怪奇現象でした、という話も多かったため、オバケが苦手な名前は見ていなかったのだ。
しかし今日はそれは無いようだ。
いきなり怖い画面が出てこないように薄目にし、画面内の様子を見る。
今やっている話は“神隠し?宇宙人?いなくなった少年”という話だった。
『・・・・変なの』
ミステリーだが、名前が求めているのはもう少し現実的な話だった。
興味をなくし、他のチャンネルに回し夕食の支度を始めた。
『ふぁああ・・・』
時計を見ると11時過ぎ。そろそろ寝ようと思い、布団に入り込んだ。
目を瞑ると、急に頭に浮かんできた“宇宙人に攫われたらどうなるんだろう”という疑問。
しかし日々の疲れもあり、そんな疑問を考える間もなくすぐに夢の世界に落ちた。
ーーー
『あれ?』
朝、今日は八神探偵事務所に遊びに来るのかどうか杉浦に連絡しようと思った名前。
『文也・・・杉浦・・・あれ?』
メッセージアプリの中に“杉浦文也”の文字が無かった。
履歴も。
寝ぼけて消してしまったのだろうか。
こちらから連絡できなくても杉浦から連絡が来るかもしれないし、もし来なくても八神らに聞けばいいやと思い出勤の準備をし始めた。
出勤の間も杉浦から連絡は無かった。
八神探偵事務所
『おはようございまーす』
名前は軽い挨拶を済ませ事務所の中に入る。
中には八神だけがおり、優雅に新聞を読みながらコーヒーを飲んでいた。
八「おはよ」
『八神さん文也くんの連絡先教えてくれない?
寝ぼけてたのか消しちゃってさ』
何気なく言ったはずなのに、次の一言で衝撃を受ける。
八「あ?“文也”って誰だ?そんな共通の知り合いいたっけ?松金組?」
『・・・・・・・・え?』