ハルクの逆襲編③
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「これ、さっき見張りしてたヤツのスマホ!」
レイトが落ちたスマホを見ると、通話中の画面になっていた。
『(バレた・・・!)』
レ「クソッ!」
レイトは頭に血が上り、懐に持っていたナイフをスマホに刺すと、スマホは基盤が壊れたのか何も写さなくなった。
レ「てめえ何で気づかねぇんだよ!」
ドッ
「ぐぁあっ・・・」
レイトはスマホからナイフを抜くと、今まで見張りをしていた男の腹を刺した。男は赤くなる腹を押さえながら倒れた。
レイトはさらにナイフを男に振り上げようとする。
『やめて!!』
名前はさすがに人殺しの場面を見たくないと、レイトを制止する。
レ「うるせぇ!なめやがって!」
ドガッ
『ぐっ・・・』
レイトは名前の腹にも膝蹴りを入れる。
レ「何か企てやがったな!
場所を変える!ついてこい!」
『いやっ!やだっ!』
名前の手を引っ張り倉庫から出ようとするレイト。
名前は、場所を変えられたら八神たちが来られなくなる、と痛むお腹を手でおさえながら必死に抵抗する。
レ「っせぇ!来いって言ってるだろ!」
バンッ!
『っ!!!』
頬を平手打ちされ、バランスを崩す名前。
レイトに引きずられるように連れていかれる。
レ「てめぇら!場所変えるぞ、車持ってきやがれ!」
「「は、はい!」」
レイトは倉庫の外を見張っていた下っ端たちに車を運んでくるように命令する。
レ「このあばずれが!向こうに着いたら覚えてろよ!
抵抗できねぇようにメチャクチャにしてやる!」
『っ・・・・(そんなことされるくらいなら、いっそ・・・)』
その時、遠くから車の音が聞こえてくる。
レ「来たか」
『っ・・・』
ブロォォオオーー
キキーーー!!
バンが勢い良く走ってきて急ブレーキをかけて名前たちの前で止まった。
ライトの光で眩しく、片目を瞑って車を見る。
車のドアが開き、下りてくる4つの影。
『あ・・・・』
レ「チィッ・・・」
海「名前ちゃん、また助けに来たぜ!」
八「帰ったらちゃんと謝らせてくれよ」
杉「名前ちゃん、頑張ったねもう大丈夫」
東「話は聞いたぜ。必ず取り返すからよ」
4人は名前に話しかけ、臨戦態勢に入る。
レイトは、計画通りに行かなかったイライラでギリリと歯軋りをするが、すぐに高笑いする。
レ「ハッハッハ!
てめぇらたった4人で何ができる!
全員ぶっ殺して名前が未練無く俺の女になれるようにしてやるよ。
反応を見る限り、名前には男がいるんだろ?
こん中にいたらそいつから殺してやる、出てこいよ」
殺気を込めた目で4人を見る。
レイトの後ろからはゾロゾロ仲間が大量にやってきた。
杉「僕だけど、名前ちゃんの恋人。
羨ましい?」
ジェスターの仮面を被った杉浦が一歩前に出てレイトを挑発する。
レ「てめえか。変な仮面被りやがって」
『イライラして好きな女を蹴ったりビンタするDV男よりは仮面の方が断然良いよ』
杉「女の子、しかも好きな子を蹴った?ビンタした?
最低だね。だからモテないんだよ」
レ「うるせぇ!黙れやぁ!」
『きゃあっ!』
レイトは名前を力一杯後ろに突き飛ばし、下っ端に名前を捕まえているよう命令した。
しかし、レイトの手から離れたらこっちのもの。
名前は自分の腕を捕まえようとする下っ端を素早くかわし、レイトの背中にも一発跳び蹴りをくらわせてよろけた拍子に八神たちのもとへ走る。
『ありがと文也くんっ』
レ「ぐ、クソが・・・」
海「じゃあ、名前ちゃんも取り返したことだ。
いっちょ派手にやるか!」
八「そうだな」
杉「名前ちゃんは下がってる?」
『ううん、戦う。お父さんお母さんの仇、とらなきゃ』
だよね、と杉浦は肩をすくめる。
東「名前も戦うとなりゃ、心強いな」
レ「ゴチャゴチャうるせぇ、かかってこいよ!」
ハルクとの決戦が始まる。
③ 終