第20話
夢小説設定
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『いやぁ、見事な引き分けだったね』
神「私は悔しいアル。責任はほとんど新八にあるアル。私はやれることはやったネ」
フンッ、と得意げに息を吐く神楽の頭を叩く銀時。
どうやら気持ち悪くなってしまったようだ。
晴「よくやってくれた、呪法も使わずに鬼神をも平伏させるあの働き、正直驚いたぞ。
協力には感謝する・・・だが、危険とあらばすぐに引いてもらうぞ。ぬしらがいなくなっては、クリステルの笑顔もクソもないからの」
その言葉、そっくりそのまま晴明にも言えるだろう。まずは誰も死なないことが一番だ。
『じゃ、2戦目は私出ますよ』
晴「頼んだぞ」
《それでは2回戦を始めます。両者壇上へ》
名前と不知火は目を合わせて共に壇上へ上がる。
巳厘野衆の相手も出てきた。
見た目はどこにでもいるような男性。
その男性も式神を出す。
ボフン
『なんか、巳厘野衆ってあんまり芸がないのかな』
出てきたのはまたしても鬼のような見た目の式神。
強さを重視しているのかなんなのか。
《それでは2回戦目の種目を発表します!2回戦目は、すごろく競争です!》
『・・・運動会か何かかな?』
先ほどからパン食い競争やらすごろくやら、運動会のような種目ばかりだ。式神と何の関係があるのだろうか。
その時、ゴゴゴゴ・・・と音がして、会場が変化する。
丸い輪っかがあり、それがすごろくの道だとわかる。
《それでは準備を進めていきます》
ガゴォォン・・・と大きな音を立てて透明な大きな箱が出てきた。人1人入れそうな大きさだ。
《さて、主のお二方はこの透明な部屋の中へ》
新「大丈夫なんですか、あの箱!?」
『まぁ、何か仕掛けとかはあるんじゃない?』
どう見ても怪しい。新八や神楽は心配そうに見てくるが、やると決めたものはやりきりたい。
大丈夫だろう、と返事をし、箱の方へ向かった。
《2回戦目は、主と式神の運が試されます。陰陽師であるあなた方は運をも味方にできるはず》
すごろくのルール
①主が普通の6面サイコロを振り、その数を式神が進む。
②進んだマスにあるお題をこなす。ただし、式神がコインを投げ、主か式神のどちらがお題をこなすか決める。
③ゴールしたら勝ち。
『戦わないの、私?』
《ええ、基本的には。主はとにかく死なないように頑張ってください》
戦う気満々で刀も持ってきたのに、何もできないとは。一方的にやられるだけだなんて性に合わない。
戦いたかったのに、と頬を膨らませながら不知火に頑張ってという視線を送った。
不「主は必ずお護りします!」
《それでは2回戦開始します!》
じゃんけんの結果、巳厘野衆が先攻となった。
主がサイコロを投げる。出た目は6。本当に陰陽道の力で操作できるのであれば凄い。
《さて、6マス進んだ先のお題は・・・》
司会がペラっと紙を捲る。そこにお題が書いてあるらしい。
《“鍛錬用式神に襲われる”です!さて、これを受けるのは主か式神か!?》
式神がコインを投げると、上を向いた面には“式”の文字。式神が受けるということだろう。
司会が鍛錬用の式神を出し、巳厘野衆の式神に向けて放つ。小さな鬼が数匹。
しかし、そんなものが大きな鬼に敵うはずがなく、叩き落とされて消滅していた。
《巳厘野衆、クリアです!さぁ、次は結野衆です》
『はーい』
手元にあったサイコロを振った。
出目は巳厘野衆と同じ“6”。
『あ、ラッキーじゃない?』
これは自分でも不知火でも大丈夫だろう。
不「いや、主を危険な目に合わせるわけには・・・ああっ!」
不知火は自分で負いたかったのだろうが、コインの目は“主”を示していた。
不「主っ・・・」
『ま、大丈夫大丈夫』
透明な箱の天井が開き、先ほどと同じ式神が投入される。さすがに結野衆にはかなり強い式神を送るなどという不正はしないようだ。
名前は刀を抜き、落ち着いて一体ずつ倒していく。狭い箱の中だったがあまり強い相手ではなかったためすぐに倒し切ることができた。
次の巳厘野衆はまた“6”。そのお題は全身くすぐり。
それもまた式神が行われるものだった。
式「・・・・・・」
くすぐる専用の式神が出てきて、大きな鬼の身体をくすぐり始めるが、相手の式神は何も感じていないようだった。
銀「そういうのは名前で見せてくれよ」
『何想像してるんですか』
神「銀ちゃんキモいアル」
『はい、じゃあサイコロ投げまーす』
名前が投げたサイコロの目は“5”。
お題は不知火が受けることに。
《お題は・・・服の中にヘビ!》
不「うおわぁ!?ちょ、やめっ、気持ち悪っ」
突然不知火の服の中にヘビが出現したようで、モゾモゾ身動いでいる。噛んだりするようなヘビではなさそうだが、気持ち悪そうだ。
銀「だからそれも名前で見せてくれって。名前のあんなとこやこんなとこにさぁ・・・」
新「勝負中に何言ってんだコラァァ!!」
『ここから出たら真っ先に殴りに行きますね』
しかし、周りの巳厘野衆たちも少し残念だったようで不知火にブーイングを入れていた。バカと変態しかいないのか。
そんな生易しいお題をこなしながらすごろくは進められていく。奇跡的にも、巳厘野衆も名前もあまり差が開いていない。
もうコースも終盤、というところで事件は起きた。