第20話
夢小説設定
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外「止まれと言ってるんでござんす。式神も呼べぬ素人が行ったところで血の雨が降るだけというのがわからんか」
銀「結構なことじゃねーか」
銀時を止めようとするも、当の本人は何とも思っていない。
銀「こんな天気だ、血に濡れようが雨に濡れようがたいして変わりゃしねーだろ。春雨だろーが秋雨だろーが血の雨だろーが濡れて参ってやるよ。
だが・・・女の涙に濡れんのは、もうごめんだ」
銀時の頭の中には辛そうな結野アナも浮かんでいたが、それだけではない。
昔、自分の失態のせいで泣かせてしまった女がいた。
ーー『松、陽・・・先生・・・』
不甲斐ない自分、何もできない自分に腹がたった。
涙を拭ってやれない自分に嫌気が差した。
ここで動かなかったら昔と同じだ。
そんなこと、自分の魂に誓ってもあり得ない。
銀時は決意の籠もった目で外道丸を見据えた。
外道丸はニコリと小さく笑うと金棒を引き抜き、背中に背負った。銀時のその言葉を待っていたと。
その反応は想像していなかったようで、銀時はキョトンとしている。
外「銀時様、認めたでやんす。あなたがあっしのもう1人の主でござんす」
外道丸は、銀時の言葉に胸を打たれたようだ。正真正銘銀時の式神となり、命令に従うという。
そして少しだけ眉を下げた。
外「だから、銀時様、どうか一緒にクリステル様を救ってくれるでござんすか」
大事な主である結野アナの笑顔をやはり護りたかったようだ。銀時は言われなくてもそうする、と言って外道丸とともに走っていく。
『ふふっ、ホント万事屋さんて真っ直ぐな人。私も行くけど、不知火は文句ないよね?』
今まで静かに動向をうかがっていた不知火に声をかけると、フッと笑い返事をする。
不「クリステル様も素敵な友人を持ったものですね。俺もお供しますよ。あ、雨で着物が汚れるといけない、俺にお任せください!」
ガバッ
『うわァ!?』
突然抱きかかえられ、雨の中を走り出す。すぐに銀時らに追いつくと、銀時に睨まれていた。
神「ぱっつぁん!私たちも行くアルヨ!」
新「ぼ、僕ら式神も呼び出せないけど本当に大丈夫かな」
神「大丈夫アル、小さいこと気にすんな」
新「小さいことって、式神タッグマッチとか言ってたよね!?式神いなくて大丈夫なの!?」
神「心配いらないアル。式神はいなくても、式神みたいなのはいるアル」
新「え!?どこに!?」
神楽は、不気味な笑みを新八に向ける。
何か考えがあるようだ。
ーーーーーーーーーーーーーー
巳厘野家にある大きな屋敷。
その中で式神タッグマッチをすると聞き、内部へ向かう。
途中でしっかり結野衆の着物を借りて。
『あ、あれ晴明さんじゃない!?』
屋敷の奥には、黒い何かに襲われている晴明が見えた。外道丸はすぐに走り出して晴明を拘束している黒いものに金棒を叩きつけ救出した。
「な、何者だァァァ!!」
銀「あのー、遅れてスイマセン!天下一武闘会会場はここですか!?」
万事屋と名前、不知火は会場の真ん中で啖呵を切る。
晴「貴様らァァァ!なっ、何をしとるんじゃァァァ!!」
外道丸と不知火に、銀時たちを連れて帰るよう叫ぶ。呪法も使えない素人を巻き込むわけにいかないと。
外「晴明様、確かにこの者たちは呪法が使えないでござんす。この雨を晴らす力もありやせん。でも、クリステル様の笑顔を取り戻す術だけは存じておるでござんす」
道「ククク・・・最早結野衆に戦える者などおらぬと思っていたが・・・よかろう、晴明とともに、いや、クリステルとともに貴様らを地獄へと誘ってやる!
お天気戦争、最終決戦・・・式神タッグ呪法デスマッチバトルの始まりだァァァ!」
晴「待て道満、この者たちは・・・」
陰陽師ではないと言おうとする晴明を他所に、神楽と新八は階段を登り試合会場へ向かっていく。
銀「心配いりませんよ、奴らは呪法なんぞに負けるヤワな連中じゃありません」
晴「呪法に負けるとかそれ以前にアレ式神じゃないよね!?」
晴明の視線の先には新八。
神楽のいう“式神みたいなの”は新八のことだったのだ。黒タイツにバイ菌のような角をつけて変装している。
銀「あれは式神です。万事屋の雑務をこなす」
『あれは式神ですね。ツッコミの化身です』
晴「ただの全身タイツはいたツッコミ担当の雑用係だよね!?目泳いでるもの!バタフライしてるもの!パチャパチャいってるもの!」
対して、巳厘野衆はとても大きな鬼の式神を出す陰陽師が相手だった。
新八はその鬼を見て絶望し、バタンと倒れた。