第2話
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山「・・・気を取り直して1回戦と行きましょう!」
1回戦は近藤と、近藤がストーカーしている女性、新八の姉であるお妙。
山「叩いてかぶってジャンケンポン!」
お妙がパー、近藤がグー。
近藤は素早くヘルメットをかぶり、セーフ。
のはずだったのだが、
妙「天魔外道皆仏性四魔三障成道・・・・」
ハンマーを片手に念仏を唱え始めるお妙。
そして
ドゴッ
ドシャァア
ヘルメットをかぶった近藤の頭目掛けて思いきり振り下ろす。ヘルメットをかぶっているためダメージはない、はずなのだがお妙の力は強く、ヘルメットを割り近藤の頭が潰れるほどの威力だった。
「(ルール・・・関係ねーじゃん)」
「局長ォォオオ!」
「テメェ何しやがんだクソ女ァァ!」
近藤が倒されたことで憤慨する隊士たち。
しかし、お妙の一睨みで全員土下座して謝った。
万事屋、真選組たちは、お妙と名前に逆らってはいけないと心に誓った。
近藤が戦闘不能になったため、1戦目は無効試合となった。
第2試合の人はルールを守って、と念を押している途中
ドカッ、ガッ、ドンと何かを叩く音が聞こえる。そちらを見ると、既に沖田と神楽の試合が始まっており高速でジャンケンと攻防が繰り広げられていた。
「あまりの速さに2人ともメットもハンマーも持ったままのよーに見えるぞ!」
土「ホゥ、総悟と互角にやり合うたぁ、何者だあの娘?奴ァ頭は空だが、腕は真選組でも最強をうたわれる男だぞ」
銀「互角だぁ?ウチの神楽にヒトが勝てると思ってんの?奴はなぁ、絶滅寸前の戦闘種族“夜兎”なんだぜ、凄いんだぜー」
お互いの部下と従業員を褒め合う2人に、新八はダサいからやめろとツッコミを入れた。
土方も銀時も既に酒を飲み始めたようで酔っていたのだ。
「おお!そうこうしているうちにこっちはもっと苛烈に!」
沖田と神楽はジャンケンもハンマーも無く、ただの殴り合いになり、土方と銀時は酔い潰れ吐きながら“斬ってかわしてジャンケンポン”なるものをしていた。
『流石に引く』
頭に定春の顎を乗せながら、名前はボソッと呟いた。
妙「名前さん、一緒に飲みましょ。あんなバカどもはほっといて良いわ」
『はい』
新八、お妙とともに、真選組たちも花見をすることに。
妙「名前さん何歳なんです?私と同じくらいかしら」
『23ですよ』
妙「えぇ!?5つも年上なの!?」
お妙は名前の年齢に驚いていたようだ。他にも新八や神楽の話などもしながら楽しく花見をした。
お妙の作ってくれたご飯は食べたものではないということも発覚した。あれはダークマターだ。
『じゃあね、妙ちゃん、新八くん』
たくさん話して飲んで楽しむと、もう夜だった。
挨拶をして解散した。
沖田と神楽は殴り合いながらどこかへ行ってしまった。土方と銀時もフラフラと彷徨っている。近藤は倒れたまま。
もうこのまま帰ろうということになったのだ。
『私、ちょっと用があるから先に帰っててください』
「え、大丈夫ですか!?痴漢とか出るかもしれねぇっすよ!?」
『張り倒すから大丈夫』
隊士たちは、1人でどこかへ行こうとする名前を心配する。しかし、名前はそれを突っぱねていた。
『まぁ、最悪送ってもらうから大丈夫です』
「なっ!?誰に会うんですか!!?」
『・・・ちょっと、ね』
ピシャーーーン!!と隊士たちの身体に電撃が走った。あの名前にもしかしたら恋人がいるのではないか、と。
『じゃあ、近藤さんをよろしくです』
そう言うと、名前は1人歩いていった。
『いた。何してるの?』
名前が追いかけた先にいたのは、自販機に頭を突っ込んでいる銀時。
銀「あ”ー・・・その声は名前ちゃん?ちょっとこの先に桃源郷がある気がすんだよ」
『じゃあ行ってらっしゃい』
ガッ
銀「うげっ、あ、あそこに光が」
突き出している銀時のお尻を蹴る。
本当に桃源郷に向かって行ってしまいそうな銀時にため息をつくと、銀時のお尻に向かって話し始める。
『万事屋さん、私、13歳より前の記憶無いの』
銀「!」
銀時は自販機の中で固まる。
そしてガタガタ自販機を揺らしながら出てきた。
話の内容で酔いが覚めたようで顔色は良くなっている。
『・・・万事屋さん、私と初対面だったのに名前知ってたし、私が強いの知ってて避けてたし。
私のこと、知ってる?もし、私のこと知ってるなら教えてほしいんです』
銀「知らねぇよ」
『え?』
食い気味に答える銀時。名前は銀時の顔を見つめる。
いつもの死んだ魚のような目だ。
頭をボリボリ掻きながら答える。
銀「ただのナンパだよ。お前のことを見てたから名前も真選組での働きも知ってたってわけ」
『・・・ほんと?』
銀「ホントもホントよ。お前がタイプだったからな。銀さんに目をかけられるなんてなかなかないよー?」
『・・・なーんだ、やっぱりただの天パナンパ男か』
名前は大きなため息をつく。
自分を知っている人にやっと会えたと思ったのに、と少し寂しそうな顔をして。
銀「すまねぇな」
それは何に対しての謝罪なのか、名前には知る由もなかった。
『じゃ、ナンパとセクハラしたらぶん殴りますから。さようなら』
自分のことを知らないのであればもう用はない。
手を振って踵を返し、真選組の屯所に戻ることにした。
後ろで銀時が「水持ってきてくれない?」と言っていたがそれは無視した。
名前が去ったあと、銀時は自販機に背中を預けて座りながら先ほどのやりとりを思い出していた。
銀「これで、いいんだよな・・・」
ーーーーーー
翌日
名前は頭に包帯を巻いた近藤とともに見回りをしていた。
見回りをしながら話す内容は昨日の出来事のことだ。
近「そうか、万事屋も知らなかったか」
『うん。もう諦めたほうが良いのかな』
俯きながら歩く名前の頭にポン、と手を乗せる近藤。
近「焦ることはないさ。何かの拍子に思い出すこともあるだろう。
ときに、昨日お妙さんと楽しく花見をしていた後のことが思い出せんのだが」
『近藤さんはちゃんと思い出したほうが良いよ。だからいつも妙ちゃんにブチギレられるんじゃない?』
近「お妙さんとの思い出はいつも頭に残っているさ」
『え・・・そうなの?』
何度も痛い目に遭わされているのにストーカーを続けている近藤にドン引きしていた。