第16話
夢小説設定
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月「糸だ!!ここは奴の放った糸が張り巡らされてる!」
『糸・・・』
掴まれている感覚は糸が巻き付いていたのか。
名前は刀を持つ手を反対にし腕の近くを斬ると、プツンと音がし腕が動くようになった。
地雷亜は倉庫と倉庫の間に糸を張り巡らせ、その上を伝って動いていたようだ。
銀時は糸が無い場所に退避して戦おうとしたのだが、
地「蜘蛛の糸というものはな・・・かかったと気づいたときにはもう何もかも遅いのさ」
すでに銀時の目の前に先回りしていた地雷亜。目にも留まらなぬ速さで脇差しを使って斬りつけた。
ドッ
銀時の背中から激しく出血する。
月「銀時ィィ!!」
銀時はもう力が入らないようだ、フラつき海へ落ちていく。
地「仕上げだ、お前の死をもって月は満ちる・・・あの世で眺めるがいい、俺の美しい月を」
『万事屋さんっ!』
バッ
名前が必死に走り、銀時の身体を抱きしめクナイから護ろうとする。
しかし、地雷亜からクナイが飛んでくることはなかった。月詠が地雷亜の腕に向かってクナイを投げたのだ。そのクナイは見事腕に刺さり、その間に名前と銀時は海に落ちていく。
ドオオオオン
地「まァいい・・・あの傷では万に一つも助かるまい」
『っ・・・(万事屋さんは、死なせない)』
海に落ちた銀時と名前。銀時は意識を失ってしまっている。このままでは溺れてしまうだろう。
必死に銀時を引っ張り上げ、海面に浮上していく。
ザバッ
『ぷはっ・・・はぁ・・・ここは・・・』
まだ敵が近くにいるかも知れない、辺りをキョロキョロ見回し、誰もいないことを確認した。
しかし、周りには這い上がれるような低い陸地が無い。
名前も手負いのため、徐々に体力も削られていく。
『くそ・・・月詠さん・・・万事屋さん・・・』
「助太刀いたそうか、お嬢さん」
『!?』
気配が無く気付けなかったが、誰かが岸壁に座り込みこちらに声をかけてきた。
その男は前髪で目を隠した男だった。
敵か、と睨みつける。
「そんな睨むなって。俺ァこの男の・・・この男の・・・」
『?』
銀時の何なのだ、と不審な目で見る。今考えているということは敵の可能性が高い。
「ジャンプ仲間だ」
『は?』
ジャンプとは、あの週刊少年ジャンプのことか?
銀時がジャンプを好んで読んでいることも知らないし、余計に怪しんだ。
「さすが真選組の局長補佐だな」
『!なぜ、それを・・・ぁっ』
「その前に流石に海から出ねぇと危険なんじゃねぇの?」
ずっと海面に浮いて話していたことを思い出した。銀時が沈みかけると、男がザバッと銀時を持ち上げ岸に上げて寝かせた。
「ホラ、お嬢さんも」
男が伸ばした手を掴むと、岸まで引っ張り上げられた。
『ありがとうございます、でも、本当に貴方誰なんです?』
「ん?忍者。まぁ、ここじゃなんだから吉原に向かいながら話そうぜ」
吉原に拠点があることも知っている。
何なのだこの男はと思いながら、銀時を担ごうとするとヒョイとその男が横から軽々と銀時を担いだ。
「急いだほうが良いんだろ」
『ええ、まあ』
男は服部全蔵というらしい。
万事屋とは何度か顔を合わせている仲だという。
そんな話をしながら吉原へ向かう。
日輪の店まで行くと、新八と神楽もいた。
『新八くん、神楽ちゃん、日輪さん、私一回屯所に帰ります』
新「え、名前さんもだいぶ怪我してるじゃないですか!もう少し治療してからでも」
『ちょっと報告したいこともあるし、大丈夫。万事屋さんの目が覚めたら連絡して』
そう言うと名前は日輪の店を出て外へ向かった。
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