第16話
夢小説設定
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銀時は紅蜘蛛党と繋がりを持つため嘘をつき、こちらに話を合わせろという視線を送ってくる。
なぜよりによって嫁と愛人なのだ。友だちとかでも良かったのに。
月詠は自分がレディースの頭だった時に一匹狼の銀時に惚れてデキ婚、子どもには大亜と武路軀と名前をつけて襟足も腰まで伸ばしていると話を合わせていた。
『私はこの奥さんの友だちで、どうしても銀時さんと一緒になりたいって言ったら、銀時さんは愛人としてならって。そのままズルズルその関係を続けてるんです』
銀「(俺とんでもねェ悪い奴ぅ!!でもなんか銀時さんって呼ばれるのイイ!)」
「子どもに大亜武路軀(ダイア、ブロック)って、どんだけ気合入った名前つけてんだ!しかも愛人と嫁どっちも一緒にって・・・。
頭ァ!間違いありやせん!こいつら生粋のチンピラですぜ」
「仲間に入れてやってもいいんじゃないですか!?」
「こんなイイ女が来てくれるなら大歓迎だ!」
「オイオイ人妻と愛人だぜ」
「そこが良いんだよ!他人のもの奪って犯る時が一番興奮すんだよ!」
「さっさと旦那殺って俺たちもぱふぱふしてもらおうや!」
ドドドドドド!
ザンッ!
下卑た笑いを浮かべる紅蜘蛛党の男たちの周りにクナイが刺さり、その頭の上の壁が綺麗にバッサリと斬れていた。
月詠と名前はあまりのセクハラ発言に、舐めた口を聞くなと脅したのだ。
「ゲハハハハ、用心棒は何人いても足りねぇんだ、せいぜい働いてくれ」
うまく紅蜘蛛党に潜り込むことに成功した。
早速党員と一緒にトラックに乗り仕事をすることに。
トラックの荷台に党員とともに入っている3人。月詠はもし紅蜘蛛党が吉原の事件に関係なかったらどうすると小さく不安を漏らした。
銀「まァ、普通に犯罪の片棒を担いで・・・棒を担いだまま終わりだな」
『いざとなったら私が組動かすから大丈夫でしょ』
今からきっと麻薬倉庫にでも向かうのだろうと思っていたのだが、党員は“かまぼこ工場”に向かうと言っていた。
かまぼこ工場でできるだけかまぼこを持って超逃げる予定のようだ。
「ハイ、じゃあ“かまぼこ班”はここで降りてください!麻薬班はこのまま倉庫に向かうんで引き続き乗っててください!」
銀時ら3人は麻薬班になり、倉庫へ向かうことになった。
ーーーーーー
麻薬倉庫に着くと、紅蜘蛛党の党員から離れ様子を窺った。倉庫には紅蜘蛛党以外にも蜘蛛の入れ墨を入れた強面の浪人たちがたくさんいる。
月詠は持っていた単眼鏡で男たちの様子を見た。麻薬を運んでいる男たちの間に一人、他とは異なる雰囲気の男がいた。
その男はクナイをクルクル指で回し、そして単眼鏡に向かって投げられる。
ドッ
月詠は間一髪、身体を単眼鏡から離して怪我をすることはなかった。
しかし、その男が仲間を呼んだのか、銀時たちの周りは敵で埋め尽くされていた。
3人は浪人たちを倒していくが数が多くきりが無い。
月「銀時、名前!わっちが時間を稼ぐ!その間にぬしらは吉原に戻って日輪と百華にこの報を!!」
『この人数は無理ですよ!私も残ります。万事屋さん行ってください』
銀「冗談はよせよ、こんなムセー男だらけの所に女2人置いて逃げられるか。そいつぁ俺の役目だ」
名前と銀時の話を拒否し、なお月詠は自分の責任だからと1人残ろうとする。
銀「わりーな、別れ際に女がはくたわ言は真に受けねぇことにしてるんだ」
背中合わせに立つ3人。
月詠は、自分を女扱いするのはやめてくれと言う。そんなものは顔の傷とともに捨ててきたと。
月「お前とは対等な立場でいたいんじゃ。お前といると・・・決心が鈍る。これ以上、わっちの心を掻き乱すな」
『・・・(月詠さん、万事屋さんが好きなのかな)』
チクッ
『・・・?』
何故か胸が痛んだ気がしたが、今はそれどころではない。
「うおおおお!」
ガッ
『2人ともよそ見しないで!』
月詠に向かって刀を振り下ろす浪人。
名前が庇って蹴りを入れたことでなんとか防ぐことができた。
しかし
「よそ見は、お前さんの方さ」
銀「名前!!」
ドドドドド!
名前の後ろに男が立っており、名前に向かってクナイを何本も投げつけた。
咄嗟に銀時が庇いに来たが、男の方が早く名前の腕や脚、背中にクナイが突き刺さる。
銀時の腕や足にも1本ずつ刺さっていた。
『ぐっ・・・』
月「名前っ!おのれはァァ!」
月詠が男に向かってクナイを投げようとするが、投げる前に男にクナイで刺されてしまった。
男の前に膝を付く3人は、息を切らしながら男を睨みつける。
「必ず来ると思っていたぞ、月詠」
見違えるほど美しくなったが、魂は醜くなったという。
男は月詠のことを知っているような言い方だったが、月詠はお前は誰だと叫ぶ。
知り合いではないのか?
そう思いながら2人の様子を見ていると目の前には男の脚。
ゴッ
『あぁっ』
ドゴ
銀「ぐふっ」
名前は蹴り飛ばされ、銀時は倉庫の壁に首を押さえつけられながら叩きつけられた。
「お前さんだろう、月を欠けさせたのは」
男は手に力を入れる。銀時の首からはメキメキと音がする。
「美しかった俺の月を汚したのは、お前さんだろう」