第16話
夢小説設定
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『今日は土方さんと一緒か・・・』
土「なんか文句あんのかよ」
『・・・・別に』
真選組はいつも通り市中見回りをしていた。土方と名前、そして数人の隊士が街を歩いている。
今日このメンバーで見回りをするのはかぶき町だ。
『あ、ちょっと飲み物買ってきていいですか?』
土「おう」
名前は近くにあった自販機の所まで小走りで行き、水を買っていた。
土「この街にゃ長居したくねェな」
土方は自販機の前にいる名前を一瞥してから、目の前にある“万事屋銀ちゃん”の看板を見てため息をついた。
その時、ガララ・・・と見ていた場所の扉が開く。
神「あれ、税金泥棒がいるネ」
新「あ、土方さん」
銀「あ?多串くん?」
扉から出てきたのは万事屋の従業員3人で、土方ら真選組を見つけると各々の反応を示した。
土方もまた面倒くさいものを見たという表情になっている。
神「今日も今日とてフラフラ歩いて給料もらってるアルか?」
土「チッ」
新「ちょっと神楽ちゃん、今日はほら、名前さんのこと言わなきゃなんだから穏やかにいかないと」
銀「いーんだよぱっつぁん、いつもコイツらばっかり名前を独占しやがって。たまにはアイツにも万事屋として仕事してもらわないと困るんだよなァ・・・」
土「いや名前真選組ィィ!」
万事屋と土方がやんややんや言い合いをしていると、自販機から帰ってきた名前が声を掛ける。
『何騒いでるんですか?真選組の面汚しですか?』
土「もしや今日俺の味方いない?」
銀「おー、名前も一緒だったのか。ちょうど良い、俺とデートしようぜ、吉原で」
『土方さんより汚いのいた。皆さん汚いのは置いて帰りましょう』
「うっす!」
土・銀「「待てェェ!!」」
そそくさとかぶき町を去ろうとする名前と隊士に大声をあげる土方と銀時。
どこか息が合っているのは気のせいだろうか。
何で顔を合わせるとこうなるかなぁ、と新八はため息をついて状況を整理する。
新「僕ら今から名前さんに会いにいくところだったんですよ」
『私?』
新「日輪さんから、僕らと名前さんに吉原に来て欲しいって依頼があったんです」
土方は意味がわからないというような表情をしている。
吉原でのことは、真選組には内緒にしていた。神威が全ての罪を被ってくれたとはいえ、自分が仕事以外の場所で暴れていたなど言えなかったのだ。
銀「だから俺たちと吉原に来てほしいのよ。やましいことはこれっぽっちも考えてない真面目な銀さんだからさァ」
土「断る」
銀「あ?」
土「名前は仕事中だ、この後も見回りやら隊士の稽古やらで忙しい」
銀「そんなんお前らだけでできんだろ」
銀時と土方の間で火花が散る。
しかし、銀時はすぐにニヤッとして土方に上から目線で話しだした。
銀「そーいえばァ、おたくら万事屋銀ちゃんと寺門通親衛隊にいくつ貸しがあったんだっけなァ?」
指折り数えながら言う銀時に、土方はグ・・・と唸って何も言えなくなってしまった。
『私は別に構わないですけど』
土「・・・チッ、用が終わったらすぐ帰って来いよ」
『はーい』
流石に真選組の隊服で吉原に行くわけにはいかない。一度屯所に戻り、動きやすい着物に着替えることにした。
そのついでに近藤にも、万事屋の手伝いに行ってくると伝えて。
吉原に着くと、日輪と晴太が待っていた。
日輪が営む店に入り、まだ準備中だという月詠を待つ。