第14話
夢小説設定
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夜王鳳仙が沈んだことは、神威により自分が行ったことだという話にしたようだ。
これで神威が吉原を治めることになり、実質2代目夜王となったのだが、吉原には神威は手を出していないらしい。
きっと銀時がいるからだろう。
『へぇ・・・万事屋さんてヤバい人に目ェつけられるよね』
数日後、仕事終わりにスナックお登勢に顔を出した名前は銀時とともにお酒を飲みながら吉原のその後の話をしていた。
銀「ま、それであの場所であいつらがあいつららしく生きられんなら安いもんよ」
『強いなぁ・・・。羨ましい限りだよ』
銀「お前も充分強ェよ。
・・・・・酒にもな。うぇっぷ」
名前のテーブルには、一本空いた日本酒の瓶。全て名前が今日一日で飲んだものだ。
『え?万事屋さんもうダウンしちゃうの?』
名前はケロッとしている。
登「あんたどんだけ酒強いの」
お登勢も驚いたようにタバコをふかしながら話す。
名前は真選組のメンバーで飲む時も周りの隊士が酔い潰れてもケロッとしているため、後片付けを任されると愚痴っていた。
登「ザルを越えてもう枠だよ」
『フフッ、でもみんなで飲むお酒が美味しいからですよ。1人じゃこんなに飲みませんもん』
銀「俺も名前ちゃんと飲む酒楽しいわー。このまま万事屋銀ちゃんに連れ込みたイ”ッ」
ゴッ
銀時の頭には酒瓶がめり込んでいた。
ニコニコした顔で名前が殴っていたのだ。
『神威って人に殺される前に殺っちゃうかも』
登「そいつぁかなり酒癖悪いから気をつけな」
グロッキーになっている銀時をチラリと見ると、頬を膨らませ頬杖をつきながら呟く。
『酒癖悪い人と飲むのは楽しくないです』
銀「悪ィ悪ィ、お前と飲めるのが嬉しくてよ」
ぐでんぐでんになり、顔を赤くしながら名前に話しかける。
登・キャ「!」
お登勢とキャサリンは銀時のその言葉を聞き、電撃が走ったように固まっている。
名前は呑気に『じゃあ正気を保っててください』とジト目で返事していた。
キャ「坂田サン!ソレハドウイウコト!?マサカコノチンチクリン娘トフラグ立ッテルッテコトデスカ!?」
『ちんちくりんって何ですか、前も私にそう言いましたよね、これでも23です』
登「どこに反応してるのさ」
ギャイギャイキャサリンと言い合っていると、隣から「ぐー」と声が聞こえたためそちらを見る。
すると銀時がぐーすか寝ていた。
名前はその寝顔を見ると、ふっと笑ってお登勢にペンを借りた。
キュ、キュ
『よし。じゃあ、万事屋さんも寝ちゃったので、私はここで帰りますね』
たくさん飲ませちゃったから、と銀時の分も会計をしてスナックお登勢を出た。
『・・・月が綺麗』
名前は空を見上げそう呟くと、真選組の屯所へ帰った。
銀「ぐー・・・」
登「ほら銀時、そろそろ起きな」
バコン
雑誌を丸めた棒で思い切り銀時の頭を叩く。それでは起きなかったため、掃除中のたまがブラシで脇腹をドズンと突いた。
銀「おげェェ!出る!出るゥ!」
銀時は脇腹を突かれ、口を押さえて飛び起きた。
お登勢はもう名前が帰ったことを伝え、銀時にもそろそろ帰るよう伝えた。
銀「なんだ、もう帰ったのか」
登「あんたが酔い潰れたから帰っちまったのさ」
つまらなそうに口を尖らせ、帰る準備をする銀時。会計はまたツケといてとお願いするが、今回はツケる代金は無いと言われ頭に“?”を浮かべる。
登「あの娘が払ってくれたよ、あんたの分も。いっぱい飲ませちゃったからって」
銀「マジかよ。うわ、嬉しいけど情けねェ」
普段お金に関しては、他の女性だったら“ラッキー”くらいで終わるのに対し、名前には良い所を見せたがる銀時を見てお登勢はニヤニヤしていた。
登「公務員だし、立場も立場だろ?あんたの何倍給金貰ってるんだか」
銀「うるせェババァ。俺ァ懐は寒くてもなァ、懐が深い人間でありたいんだよ」
ドヤ顔でそう言う銀時に、家賃払ってから言いな、と再度バコンと雑誌の棒で叩く。
登「いい娘なんだからアンタもちゃんとするんだよ」
銀「わかってらァ」
登「じゃあ帰ったら鏡見て顔洗うことだね」
銀「あ?」
意味がわからないというような表情をし、銀時は2階に帰っていった。お登勢の話など聞かずに寝てしまおうと思ったのだが
定「わん!・・・?」
銀「ただいま・・・なんだよ」
定春は銀時の顔を見て首を傾げ、
神「やっと帰ってきたネ、不良男・・・ブッ」
パジャマ姿で寝に行こうとしていた神楽は銀時の顔を見て笑う。銀時は若干のイラつきを覚えながら、お登勢に言われた通り鏡のある洗面所へ向かった。
銀「なんだこれ」
鏡を見ると、額に太陽が描かれていた。
銀「名前・・・か?」
銀時は額の太陽をそっと撫で、ふっと笑った。
銀「お前も立派な太陽だよ・・・昔からな」
そう呟くと、水で洗い流そうとした。
しかし何度擦っても落ちない。
銀「油性で描きやがったなァァ!!」
しばらく銀時の額にはお日様マークが付いており、子どもたちから揶揄われていたそうな。
吉原炎上篇 終わり
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