第14話
夢小説設定
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「そいつは頼もしい話じゃな」
ドカカカカ
その時、鳳仙の足元に数多のクナイが突き刺さる。そのクナイを投げたのは、月詠率いる百華の面々だった。
一度は月詠と百華は敵対したものの、やはり月詠に付いていきたいと百華が下ったのだ。
月「ならば背負ってもらおうかの、ここにいる皆を、貴様の母親49人。優しい息子を持って幸せじゃ、わっちゃ」
日輪「月詠!!」
鳳仙は、百華に謀反を起こすのか問うが、月詠は悪い客に引っかかっただけだという。
その悪い客とは銀時のこと。太陽を打ち上げてやると大ボラを聞かされたと。
月「偉そうな事を言ってなんじゃこの体たらくは。この大ボラ吹きめが!」
シャガァァァ
銀時に向け、クナイが投げられる。
しかし、そのクナイは銀時に刺さることはなく、銀時の手によって止められた。
銀「・・・ホラなんざ吹いちゃいねェよ。太陽なら上がってるじゃねーか、そこかしこにたっくさん」
それは日輪だけでない、月詠、百華、晴太、吉原で必死に生きようとする人たちのことだろう。
鳳「きっ、貴様ァ」
銀時はポタポタと血を垂らしながらも立ち上がり、刀を抜く。
銀「眩しくて眠れやしねェ。なぁ、名前」
『・・・・・』
名前からの返事はない。しかも、倒れたまま動かない。
銀「あれ?名前ちゃん?」
『・・・・・・・・』
銀「ぇええええ!?ホントに俺敗者!?今は一緒に起き上がる所だよね!?」
『・・・・うる、さいです』
銀「!」
名前の目がゆっくり開けられた。そしてググ・・・とゆっくり起き上がる。
『私も、太陽ならずっと見えてます・・・でも貴方みたいに頑丈な身体じゃないんですよ・・・』
銀「そうかィ、じゃあ休んどくか?」
起き上がったことで安心した様子の銀時。ニヤリと挑発するように問う。
しかし、答えは決まっていることを知っている。
『まさか』
フッと笑うと、銀時は月詠に視線を向ける。来るのが遅かったから煙管をしゃぶってしまったと、それで命拾いしたが、という話をしていた。
月「そんな煙管、覚えがないわい。地下では手に入らぬ上物だ、失くしたなら買って返せ。地上でな」
『あらら、弁償だね万事屋さん』
銀「いや、たかられてるだけだろ。勝っても負けても地獄だ、こりゃ」
話しながらも臨戦態勢になる銀時、名前、百華。
刀やクナイを鳳仙に向けていた。
何度でも立ち上がり立ち塞がる銀時たちに、鳳仙は若干の戸惑いと強い怒りを覚えた。
鳳「何故死なぬ。何故立ち上がる。
何故、貴様がその眼をしている」
銀時の眼はまっすぐ前を向いていた。敗者でも、ましてや獲物を狙う獅子の眼でもない。
鳳「その眼をやめぬかァァア!!」
鳳仙の圧力に身体がピリピリ震える。
しかしそんなことで怯む銀時ではなかった。
銀「行けェェェ、晴太ァァ!!」
晴太と日輪は、百華に連れられその場を去っていく。
それを見ると、銀時、名前、百華は鳳仙に向かっていった。
全員で同時に攻めるも、傘や強力な拳に防がれ反撃される。遠距離からのクナイも傘を開いて防がれる。
ドゴッ
月「ぐふっ」
ガッ
『あぐっ』
ゴッ
銀「ぐふっ」
一撃だけ与えて全員吹き飛ばされる。それを何度繰り返しただろうか。
しかし、まだ倒れるわけにはいかない。
何度でも立ち上がって鳳仙に立ち向かう。
鳳仙には、何度も立ち上がり向かってくる銀時たちの目が日輪、太陽と同じに見えたのだろう。
鳳「いらぬ、この常夜に、このわしに・・・太陽などいらぬわ!」
ゴガガッ
月「っ!」
吹き飛ばされた月詠の前には、銀時の木刀があった。さすがに何度も吹き飛ばされ、すぐに立ち上がることが困難になった月詠は身体を引きずり、木刀に手を伸ばす。
しかしそれを見逃さなかった鳳仙。月詠に向かって傘を振り下ろす。