第2話
夢小説設定
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近「えー、みんなもう知ってると思うが、先日宇宙海賊“春雨”の一派と思われる船が沈没した」
会議中、近藤が話し始めたにも関わらずワイワイガヤガヤ他の話で盛り上がっている隊士たち。
土方がバズーカを発射してやっと隊士たちは話を聞く気になっていた。
“春雨”を壊滅させたのは2人の侍で、1人は桂だという情報が入っているらしい。
近「春雨の連中は、大量の麻薬を江戸に持ち込んでいた」
そしてその麻薬の売買に幕府の官僚も一枚噛んでいるとの噂があるという。
真偽は定かではないが、その官僚が攘夷浪士に狙われていると。
近「真選組の出番だ」
ーーーーー
数日後、真選組は暗殺されるかもしれない幕府の官僚、禽夜の警護をするため、その屋敷に来ていた。
『禽夜様っ、勝手に出歩かれては・・・』
禽「うるさい、お前も一緒に来れば良かろう」
グイッ
『あっ・・・』
名前は禽夜に直接間近での身辺警護を命じられ、ずっと近くにいることを強いられていた。猿どもより女が良いと。
警護をするだけだったら良い、しかし禽夜も部屋に籠もっているだけではなく自由にウロチョロ出歩いていた。その度に名前も一緒に行かなければならず、さらに腕や肩を掴まれることも多かったため不快感を示していたのだ。
禽夜に肩を抱かれ屋敷内を歩いていると、近藤、土方、沖田が話している所に出くわした。
3人と目が合うと、「大変な役を任せてすまない」という近藤、土方の心の声と「ご愁傷さまでさぁ」という沖田の心の声が聞こえてきて遠い目をする。
そんな名前のゲッソリした目を見てさすがに助け舟を出そうと近藤が禽夜の所に近づいてくる。
近「禽夜様駄目だっつーの!」
禽「うるさい!もう引き篭もり生活はうんざりだ」
近「命狙われてるんですよ、わかってんですか?」
禽「貴様らのような猿に守ってもらっても何も変わらんわ!この女とホテルにでも行ってくる」
『は!?』
近「いや、禽夜様流石にそれは・・・・いかん!」
近藤は禽夜との言い合いの途中で視界の端にキラリと光るものを見た。それが銃口だと気づくとすぐに禽夜の前に出る。
ドォォオン!!
そしてそれと同時に鳴る銃声。
『きゃあっ!』
名前は禽夜にグイッと押され盾のようにされた。しかしその名前の目の前に飛ぶ血飛沫。名前のさらに前にいた近藤の肩に銃弾が当たったのだ。
『近藤さん!』
「局長ォォオオ!」
山崎は狙撃した人物を追い、他の隊士たちは近藤の周りに集まった。
禽「フン、猿でも盾がわりにはなったようだな」
沖田が近藤が身を挺して守ったにも関わらずそう言ったこと、さらに当たり前のように名前を引っ張り自分の盾にしようとしたことに憤慨し刀を抜きそうになると、土方がそれを制する。
今禽夜に刀を向けてしまえば粛清されてしまうだろう。土方もイラついてはいるが、それはダメだと制止したのだ。
その夜、近藤の看病をしながら真選組隊士たちは会議をしていた。
禽夜を撃とうとしたのは攘夷浪士だった。
禽夜はただの官僚として狙われていたわけではなく、海賊に麻薬を売り捌いていたからだ。
山崎が屋敷を調べた所、大量に麻薬が出てきたらしい。
『総悟くん、何してんの』
土方と隊士たちが会議をしている最中、沖田が禽夜と名前の所にやってきた。
そして禽夜を捕まえると十字にした丸太に磔にし、その下で火を焚き始めた。ぱっと見処刑だ。
沖「まぁまぁ、見ててくだせぇ」
土「何してんのぉおおお!?」
そこへ話を終えた土方が来て驚愕していた。
沖田は禽夜を囮に使うと話している。
禽「貴様ァ!こんなことしてタダで済むと・・・もペ!」
沖田は禽夜の口に薪を突っ込む。何本も何本も。
沖「土方さん、俺もアンタと同じでさぁ。早い話、真選組にいるのは、近藤さんが好きだからでしてねェ。
でも何分あの人は人が良すぎらァ。
俺や土方さんみてーな性悪がいて、名前さんみてーな仲裁してくれる人がいて、それで丁度良いんですよ、真選組は」
名前と土方は目を合わせると、フッと笑う。
土「あー、何だか今夜は冷えるな」
『わかります、肩と腕に鳥肌が立って仕方ないんですよね。キモいカエルにでも触られたかな?あ、寒いからですね』
土「薪をもっと炊け、総悟」
沖田は禽夜の足元の火に薪を焚べていく。禽夜が大騒ぎしていると、チュイン、と頬を銃弾が掠める。
そして門が勢い良く開けられると、「天誅だぁあ!」と言って攘夷浪士たちが刀を振りかざしながら入って来た。
沖「おいでなすった」
土「派手に行くとしよーや」
『今日は鬱憤が溜まってるからね。暴れちゃうよ』
3人が刀を抜き応戦しようとすると、
近「まったく、喧嘩っ早い奴らよ」
バカガエルを守れ!と近藤の声がし、後ろから隊士たちが走ってきた。
そして無事攘夷浪士たちを大量に検挙し、禽夜の悪事も公表することができた。
その出来事は新聞にも載り、万事屋にも伝わっていた。