第13話
夢小説設定
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銀時と名前は飛び上がり鳳仙に刀を振り上げる。今度は名前も刃を向けている。
ゴオウッ
渾身の一振り、いや、この一振りで決めなければ後がなかったのだが、銀時の木刀は鳳仙の左手に、名前の刀は右手の傘に止められた。
傘を持っている右手が隙だと思ったのだが、そう簡単にいかなかったようだ。安安と傘で刀を止められ、そのまま力づくで刀を弾かれる。
そしてそのまま傘を薙ぐ。
グオッ
『っ、ヤバ!』
ドゴッ
『がっ』
銀「名前!!」
そのまま壁に叩きつけられる名前。あまりの勢いに壁が割れた。咄嗟に刀を前に出したため、刀を持っていた右腕が痺れている。
その後には銀時も木刀を持たれたまま蹴られ、上から傘を振り下ろされる。
ズオン
ガラ・・・
『げほっ・・・万事屋、さん・・・』
周りの床も巻き込むような強力な一撃。
土煙で何も見えない。銀時は無事なのだろうか。
鳳「ほう、わしの一撃を止めたか」
土煙が晴れる。そこには鳳仙の傘を木刀と刀で止める銀時の姿があった。
口元は笑みを浮かべているが、冷や汗をかなりかいている。一撃がだいぶ重かったのだろう。
しかしこのままでは銀時は潰されてしまう。
『はぁっ!』
刀を左手に持ち替え、後ろから鳳仙に向かって振り下ろす。
鳳「お前も動けるか」
ブアッ
『っ・・・』
銀時への攻撃をやめ、傘を振る。ギリギリのところで傘を避け後ろへ跳んだ。その間にも銀時が斬りかかるが、傘を軸にジャンプで避けられてしまった。
そのまま銀時に向かう膝。
蹴りでも一撃食らってしまえば大きなダメージを与えられてしまうだろう。
『万事屋さんっ』
グイッと銀時の服を引っ張り後ろに転がす。今まで銀時がいた所には鳳仙の脚が突き刺さっており、衝撃の大きさを物語っている。
名前も攻撃を避けるので精一杯だ。
ゴッ
銀「ぐっ」
呼吸や瞬きをする暇もない、していては一撃で身体と魂を引き剥がされてしまうだろう。
ドゴッ
『っあぐ・・・』
鳳仙の傘が振り下ろされ、柱が崩れる。その瓦礫が名前の負傷していた腕に当たってしまった。
鳳「終わりだ」
ドウッ
『が、はっ』
ズシャアッ
銀「名前!!」
よろける名前の腹部に鳳仙の拳が入る。名前は廊下の奥まで吹き飛んだ。
銀時が名前を呼んだその瞬間を見逃さなかった鳳仙。次は銀時に強力な蹴りを入れた。
ガッ、ゴッ、ドッ
廊下の壁に何度も当たりながら奥へ吹き飛ぶ銀時。
壁にぶち当たった瞬間、
ゴッ
銀「がっ!」
顔を押さえつけられ、壁にめり込んだ。
銀「うがぁあああ」
『あぁああっ』
近くの床に倒れていた名前。鳳仙は虫でも潰すかのように名前の胸部に足を乗せた。ミシミシと骨が軋む音がする。
鳳「ククッ、あの一瞬で殺気を読み、後方に飛び衝撃を和らげるとは。デカい口を叩くだけはあるらしいな。あくまで地球(ここ)だけの話だが。
この娘もなかなか女にしては腕が立つではないか。百華と同等、もしくはそれ以上か」
依然として銀時の頭を握り、名前を踏みながら不敵な笑みを浮かべて話す。
鳳「しょせん我ら天人から国さえ護れなかった侍に、我が鎖を断ち切ることなどできるはずもなかったのだ。
獅子は縄張り争いに負ければ縄張りとともに己の保有する雌をも明け渡す」
『あぐっ・・・ただの、女好きの、変態的な理由付けじゃない・・・何も格好良くない』
鳳「女など所詮その程度の価値ということよ」
グッ
『あああ”あ”』
鳳「ククッ、貴様は殺すには惜しい。この夜王の鎖で繋いでやろうか」
銀「(ピクッ)」
必死に足に手を当て、少しでも押し返そうと踏ん張る。
強く握っても、爪を立ててもびくともしない。
鳳「敗者は敗者らしく指を咥えて見ておれば良いのだ、この国が、女たちが、我ら強者に蹂躙される様を。
先に行った弱者たちと一緒に、あの世でな」
ブシィイイ
その時、鳳仙の顔から血飛沫があがる。
鳳仙の右目には、銀時が月詠から預かっていた煙管が突き刺さっていた。
銀「負けてなんかいねェよ、侍たちゃ。今も戦ってるよ、俺ァ。だからまだ名前はてめーにゃ渡せねェよ」
鳳仙の指の間からは、まだ闘志を失っていない銀時の瞳が見えた。
ドウッ
目を貫かれ、さすがに100%の力は出せなかったのだろう。銀時が鳳仙に蹴りを入れるとガードできず鳳仙は後ろに吹き飛んだ。
『げほっ、げほっ!』
名前も解放され上体を起こして深く息を吸っている。
ここから反撃に出ることができるのか。
鳳仙との戦いも中盤戦。
吉原に太陽は昇るのだろうか。