第13話
夢小説設定
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月「すまぬ、わっちがもっと早くに逃がしておれば」
銀「謝る必要なんかねーよ、元から俺たちゃ逃げるつもりなんざ更々ねーし」
『そうだね』
月詠は、戦うことを諦めていない銀時たちに、誰のために戦いに行くのだと問う。
銀「ちょっくら、太陽(おひさん)取り戻しに行ってくる」
暗がりに閉じ込められるうちに忘れてしまった太陽。
しかし、それは人が真っ直ぐ生きていくために必要なものなのだという。
銀「雲に隠れて見えなくなっちまうこともよくあるがよ、それでも空を見上げてりゃ、必ず雲の隙間からツラを出す時がやってくる。
だからよォ、俺たちゃそれを見失わねーように、空を仰ぎ見ることをやめちゃいけねーんだ。
背筋しゃんと伸ばしてお天道様まっすぐ見て生きてかにゃならねーんだ」
『・・・・・』
銀時は思ったよりも達観した人だ。
感情ややりたいことに流されフラフラと生きている人間なのだろうという印象を持っていたのだが違うのかもしれない。
もしかしたら何か大きいものを背負っているのかもしれないと思った。
銀「しみったれたツラした連中に言っといてくれ、空を見とけって。
あの鉛色の汚ぇ空に俺たちがバカでかい太陽打ち上げてやるってな」
月「悪いが断る」
月詠は自分も戦いに行くという。
吉原の人間が吉原と戦いに行くなど、裏切り者として扱われても仕方がないと説得するが、月詠は吉原ではなく日輪を護りたいだけだと答えた。
ズゥン・・・
『あそこで何が起きてるの?』
自分たちが行く前にも関わらず、奥の遊郭、鳳仙がいるであろう場所からは戦闘音が聞こえてきている。だいぶ激しい戦いなのか地響きもする。
月「見張りがいる、わっちが行ってこよう」
その遊郭の入り口には、百華のメンバーが立っており見張りをしていたようだった。
見張りたちも地響きに困惑していたようだが、月詠が来たことで安心した様子だ。月詠は、鳳仙は自分に任せてしっかり見張りをしているよう指示を出した。
銀「良い?不審者は一匹たりとも通しちゃダメよ。ちょっとでもピンと来たら110番よ、アタイが許可する」
月詠の後ろから、女性が4人現れる。それは百華に扮した銀時たちだった。
胸には何かを入れ、巨乳にしている。少し歩くだけでぶるんぶるん揺れている。
「頭、くせ者です」
案の定、見張りの人に疑われる銀時たち。月詠は、新入りだと誤魔化していた。
銀「パー子で〜す」
『サツ子で〜す』
新「パチ恵で〜す」
神「グラ子で〜す」
「4人合わせて、はちきれピーチ四太夫!」
ガチャ
「頭、くせ者です」
月「いや新入りだってば」
なんとか月詠の説得で中に入れてもらえることになった。
新八はなんとか誤魔化せたと言うが、名前はどこか違和感を覚えた。
どこか見張りの女性たちが冷たい目をしているような。
「お気をつけて行ってくださいね。
死出の旅路を」
ゴウン、と不穏な言葉とともに閉められる門。
そして罠だったと気づく間もなく投げつけられる無数のクナイ。
新「うわわわ」
狼狽える新八に対し、他の4人は冷静だった。それぞれの武器を用いてクナイを次々に弾き飛ばしていく。
『ははっ、新八くん避けるの上手いね』
クナイから避けるように壁際にいた新八。新八の周りにだけクナイが刺さっており傷一つついていなかった。
名前は新八から目線を前にやる。そこには百華の女性たちが何人も並んでいた。
『やっぱりバレてたね』
「頭、バカな真似をしたね。吉原を裏切ればどうなるか、百華の頭のアンタが一番知ってるはずだ」
裏切り者には死を、と勢い良く向かってくる百華。
銀「嬉しいねぇ、遊女総出の総仕舞たァ男冥利に尽きるぜ。んだが、こう貧乳ばかりじゃ興も醒めるってもんだ」
銀時ら、はちきれピーチ四太夫が上の着物を開けさせるとそこにあったのは2つの大きな爆弾。
銀「女はやっぱり、爆乳でござんしょ」
月詠が煙管で爆弾の導線に火をつけ、それを投げるとドフォ!と周りが煙で包まれた。
その煙の中、銀時たちは百華から逃げ続ける。
しかし、百華も手練れ。煙が晴れるとすぐにクナイで応戦してくる。
煙玉も限られているため、この場で全て使ってしまうのは得策ではない。
『埒が明かないっ』
新「いくらでもでてきます!」
銀「くそっ、こんなことしている間に晴太が・・・」
焦りを見せる銀時たちの前に月詠が立った。
ここからは自分が食い止めると。
名前も残るという話をするが、部下の躾は自分ですると言って断った。
銀時はその気持ちを尊重し、煙管だけ火種になるから寄越せ、また煙管を吸いたいなら自分たちのところに追いついて来いと言う。
それは「死ぬな」ということ。不器用な優しさに月詠は口角を上げた。
銀時らは月詠に背を向け走り出した。