第11話
夢小説設定
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『万事屋さん!!』
万斉が目の前にいることでヘリは操縦ができなくなり、ふらつく。これで銃の狙いは定めることができないだろう。
万「ぬしの護るべきものなど、もうありはしない。
亡霊は、帰るべき所へ帰れェェエ!!」
ズバッと肩を斬られる銀時。
ヘリの下へ落ちていく。
しかしただ落ちただけではなかった。銀時の木刀には万斉が武器として使用する三味線の弦が巻き付いていた。
それは万斉の三味線と繋がっており、ヘリの動きが止まった。まさか木刀一本でヘリの動きを止めたというのだろうか。
銀「オイ、兄ちゃん。俺ァ安い国なんぞのために戦ったことは一度たりともねェ。国が滅ぼうが侍が滅ぼうがどうでもいいんだよ、俺ァ昔っから。
今も昔も俺の護るもんは何一つ、変わっちゃいねェェエ!!!」
銀時の脳裏には大事な仲間、知り合いの姿。
それらを護るために火事場の馬鹿力を出せる銀時。
雄叫びを上げながら木刀を振ると、ヘリが墜落した。
『すごい・・・』
伊「何をしている、ボヤボヤするな副長。指揮を」
土「総員に告ぐぅ!敵の大将は討ち取った!もはや敵は統率を失った烏合の衆!!一気に畳み掛けろォォ!!」
隊士たちは、鬼兵隊、浪士らを薙ぎ倒していく。
浪士らは不利だと分かるとすぐに逃げ出していた。
敵がいなくなると、最後は伊東だ。
「そいつをこちらに渡してもらおうか」
伊東と話をしていた新八。真選組に引き渡すように言われると、もう亡くなるのだから辛い思いはさせないでほしいというように伝える。
しかしそんなわけにはいかない。裏切り者は自分たちの手で処分しなければならない。
新「助けてもらったんです、それにこの人・・・」
途中で近藤に肩を叩かれる。それ以上言っても意味がないと。
新「近藤さん!なんで!?どうして、近藤さ・・・」
なぜあの優しい近藤も聞く耳を持たず伊東を連れて行こうとするのだろうか。納得できず近藤の肩をグイッと掴んで抗議しようとしたが新八は絶句した。
近藤も辛そうに涙を流していたからだ。
近藤はグッと涙を拭くと隊士たちの後を追った。
『新八くんの気持ちもわかるよ。でも、ダメなんだ』
新「名前さん・・・」
名前はそう言うと近藤の後を追う。それを横目で見ていた銀時は、今だに納得できていない新八に説明した。
放っておいても死んでしまう、だからこそ斬らなければならないのだと。
真選組は、伊東を薄汚い裏切り者のまま死なせたくない、武士として、仲間として死なせたいのだと。
副長の座をかけた決闘とでもいう名目なのだろう。
土方は刀を投げて伊東に渡す。倒れていた伊東は震える片腕と脚で必死に立ち上がり刀を持つ。
伊「土方ァァア!!」
土「伊東ォォオ!!」
お互いに走り出し、一閃を放つ。
瞬間伊東の肩から大量の血が噴き出る。
伊「が・・・とう・・・あり・・・がとう」
伊東には、真選組隊士らと自分の胸を繋ぐ絆(いと)が見えた。涙を流しながらお礼を述べる伊東。
そして伊東はその場に崩れ落ちた。
ーーーーーーー
数日後、真選組屯所では松平片栗虎の愛犬、とついでに山崎の葬式が行われていた。
土方はまだ責任を感じているのか、自分から謹慎処分の延期を申し出ていた。
副長が不在の真選組。葬式中も電話をしたりジャンプを読んだりしている。
その時
ドゴォ
「ぶおわっ」
爆発とともに白装束に三角の布を頭に付けた山崎が飛び込んできた。隊士たちは山崎が化けて出たと言っている。
しかし、そんなことどうでもよくなるくらいの衝撃が走った。
「局中法度12条、マガジン以外の漫画、局内で読むことなかれ。局中法度17条、会議及び重要な式典の際は携帯の電源を切るべし。局中法度45条、死してなお化けて出ることなかれ、武士たるもの潔く成仏するべし。
てめーら全員、士道不覚悟で切腹だァァア!!」
山崎をバズーカで撃ったのは土方だったのだ。
切腹だと言われているにも関わらず笑顔になる隊士たち。
「副長ォォオオ!」
「やったぁ、副長が帰ってきたぞォォ!!」
揉みくちゃにされている土方を見て、近藤も沖田も名前も嬉しそうにしていた。
『ザキもおかえり』
山「ただいまです・・・ぐすっ」
土方の方に隊士たちが向かう時に踏まれてボロボロになっていた山崎にも声をかけた。
山崎も泣きながら帰還を喜んだ。何の涙なのかは誰にもわからない。
真選組動乱篇 終わり