第11話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
名前たちは、爆発した車両の反対側に逃げていく。
近「すまねェ総悟、名前ちゃん・・・こんなことになったのは全て俺1人のせいだ。なんて詫びればいい・・・俺はお前らに・・・トシになんて詫びればいいんだ」
近藤と名前が前の車両に入ると、沖田は扉を閉めて鍵をかけた。
『総悟くん!?』
近「総悟!?何をやってる!開けろ!!」
外からしか開かない鍵なのだろう。いくらドンドン叩いてもびくともしなかった。そう言っている間に沖田は連結器を動かし始める。車両を切り離すつもりなのだろう。
沖「近藤さん、大将首取られたら戦は負けだ。ここは引き下がっておくんなせェ。
名前さん、敵はどこから来るかわかりやせん。後はお願いしまさァ」
近藤は受け入れられず沖田に「開けろ!」と叫び続けるが、ついに連結が外れてしまった。
沖「アンタの悪い所は人が良すぎる所だって言ったでしょ。だが、そんなアンタだからこそ俺たちゃ集まったんだ。そんなアンタだからこそ一緒に戦ってきたんだ。そんなアンタだからこそ、命張って護る甲斐があるのさァ」
近「総悟ォォオオ!!」
離れていく車両。沖田は伊東たちがいるであろう車両の中に戻っていってしまった。
『・・・総悟くんなら大丈夫です。近藤さんだって総悟くんの強さ知ってるでしょう』
近「ああ」
『とりあえず今は護られててください』
列車の一番後ろの窓から戦況を見るしかない2人。
列車の横には、パトカーや鬼兵隊の車が並んでいる。
近「あいつら・・・何で・・・」
『あれ・・・あの車、乗ってるのって』
とあるパトカーに、真選組ではないが見知った顔が乗っていることに気づくと近藤に声をかけた。
『万事屋さんと・・・』
近「・・・カヤロウ、なんで・・・お前がなんでこんな所にいるんだよ。
トシィイイ!!なんで来やがったバカヤロぉぉお!」
パトカーに乗っていたのは万事屋と土方だった。
近藤は、あんな仕打ちをした自分のためになぜここまで来たのかと叫んでいた。しかし、表情は土方を見ることができて嬉しそうだ。
ガチャ
近「『え』」
感動の再会・・・となるはずが、なぜかこちらに向けられるバズーカの銃口。ちなみにバズーカを持っているのは銀時だ。
ドオウ
近「あべし!」
『わぁあ!?』
車内の角に頭をぶつけ倒れる近藤、名前も吹き飛んでいた。
新「近藤さん、名前さん無事ですかァァア!?」
近「何すんだァァア!!てめーらァァア!!」
銀「無事かオイ、なんか暗殺されそうになってるらしいな、一丁前に」
近「今されそうになったよ、たった今!!」
近藤は万事屋が土方をここまで連れてきてくれたことに驚いていた。まさか万事屋が真選組の肩を持つなんてと。
万事屋はここに来た経緯を説明した。妖刀に飲まれた土方の遺言で来たと。
妖刀に蝕まれながら「真選組を護ってくれ」と言われてきたと。
近藤は妖刀と聞いて困惑していた。そして今までの土方の不可解な行動が妖刀のせいだったのだと理解した。
近「名前ちゃんは知ってたのか?」
『うん・・・ごめんなさい、言わなくて』
言うタイミングを逃してしまっていたのだ。土方が謹慎処分になった後に話してももうどうしようもないと。
それに、近藤は信じてくれても他の隊士からの信用が更に無くなってしまうかもしれないと思った。あの土方が妖刀に飲まれたなど嘘みたいな話だ。
銀「面倒だからてめーでやれってここまで来た次第だ。俺たちの仕事はここまでだ。ギャラはてめーに振り込んでもらうぜ」
近「振り込むさ、俺の貯金全部。だが万事屋、俺もお前たちに依頼がある。
名前ちゃんとトシ連れて逃げてくれ」
『は!?』
近藤は、こんなことになったのは自分のせいだ、自分がすべての責任を負うと謝りながら伝えた。
そして全車両に無線で戦線を離脱するように伝えるよう訴えた。これ以上仲間同士で殺り合うのはたくさんだと。
ガチャ
それを聞いた土方はパトカーの無線を手に取る。
土「あーあー、ヤマトの諸君、我らが局長近藤勲は救出した、勝機は我らの手にあり」
様々なアニメの台詞を使いながら隊士たちに語りかける。
案の定、フザケた通信だと思った隊士に誰だと聞かれた土方。
土「誰だと?真選組副長、土方十四郎ナリ!」
土方は無線を置くと、近藤に語りかける。近藤は死んではいけないと。
どんなに恥辱にまみれようと周りに隊士の死体が転がっていようと、近藤が死なない限り真選組はなくならないから、近藤らしく生きることだけを考えろと。自分たちがそれを何者からも護るからと。
最初はトッシーだったが、徐々に土方十四郎の口調になっていく。
土「あんたは真選組を護る魂だ、俺たちはそれを護る剣なんだよ」
近「トシ・・・」
そこへ、河上万斉のバイクに乗って伊東が近づいてくる。
土方は伊東と戦おうと妖刀を抜こうとする。しかし、やはり刀身が抜けない。
ガシャァアンとパトカーのリアガラスを手で割ると、トランク部分に乗る。
土「万事屋ァァア!!」
銀「なんだ?」
土「聞こえたぜェェエ!!てめーの腐れ説教ォォ!偉そうにベラベラ喋りやがってェェエ」
鞘をギギギと力いっぱい引っ張りながら銀時に叫んだ。
土「てめーに一言言っておく!!ありがとよォォオオ!!」
銀「オイオイまた妖刀に呑まれちまったらしい。トッシーか、トッシーなのか?」
お礼を言われた銀時は、「ありえねー」と言いながら嫌味のようにトッシーなのか聞いていた。
土「俺は、真選組副長、土方十四郎だァァア!!」
ジャキン!と言う音とともに刀身が抜けた。自力で妖刀に打ち勝ったのだ。