第9話
夢小説設定
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ミツ「銀さん、名前ちゃん、山崎さんと何話してたの?」
銀時は、懐からR-18であろうDVDを取り出し、これの話をしていたという。
もちろん名前も一緒に、と言う銀時の頭をスパンッと叩く。
『私のイメージ崩さないでもらっていいかな』
ミツ「ふふ・・・あの人たちもいつもそう、男同士でいる時が一番楽しそうで。名前ちゃんは剣の話ができたからついていけたけど、私が入り込む余地なんてなかった。
みんな私を置いて行ってしまったわ」
『ミツバさん・・・・』
悲しそうに話すミツバを、申し訳なさそうな表情で見ていた。近藤をはじめ男性陣は、ミツバのことを考えなかったわけではない。
しかし、自分たちはこれから危険な、どうなるか分からない旅に出たのだ。そこに、大事な女性を巻き込むわけにいかなかった。
銀時はきっと近藤たちの気持ちも分かるのだろうが、今はミツバがいる手前、ミツバを置いていった奴らはヒドイ連中だと話す。
『・・・ごめんなさい』
ミツ「謝らないで。みんなが前を向いて歩いてくれてたら私も嬉しいから。
だから、私も幸せになってそーちゃんに安心してもらいたいの」
『(幸せに・・・か)』
結婚して幸せな生活を送れる、そう思っているのだろう。
そんな純粋な気持ちを持ったミツバ。結婚相手が闇商人でなければ、と唇を噛み締めた。
その時、ミツバが咳き込み、吐血した。
『ミツバさん!』
銀時は医師を呼び、名前は沖田たちに連絡を取った。沖田たちはすぐに到着する。
ミツバはすぐに集中治療室に入れられ、治療を受けている。
しかし、医師の話ではかなりマズイ状況だと、家族の方は覚悟しておいてほしいと言われてしまった。
昼間にミツバの容体が急変し、今は夜中。
ずっとみんなミツバの様子を見ていたためクマができている。いつどうなるかわからないため目が離せなかったのだ。
銀時はガーコーガーコー寝ていたが。
『(土方さんが来ない・・・まさか)』
知り合いがこんな状況になっているのに来ないなどあり得ない。さらに相手はミツバだ。
来ない理由は1つしか無い。
『近藤さん、私、出てくる』
土方が危険だ、今沖田は動けない、近藤もきっとミツバの旦那の件を聞いていないのだろう。
自分が動くしかないと思い、走って病院を出た。
近「え、あ、おい!名前ちゃん!・・・行っちまった」
近藤は、名前が見えなくなると沖田の横に移動し、土方と喧嘩した時のことを聞いていた。
沖「今は野郎の話はやめてくだせェ」
近「詳しくは教えてくれんかったがな、言っていたぞ。今のお前には負ける気がせんと」
それだけ今の沖田に迷いが見られるということなのだろう。ミツバの体調のことや、ミツバの旦那が自分たちの敵だということなどが太刀筋に影響していた。
沖「やめろって言ってるんでェい!!
なんだってんだ、どいつもこいつも、二言目にはトシ、トシって・・・肝心の野郎はどーしたィ。姉上がこんなんだってのに姿も見せねェ」
激昂する沖田。土方を侮辱するような言い方をしていた。
近「やっぱりお前は疲れてるみてーだな、寝ろ」
沖「・・・軽蔑しましたか」
近「・・・寝ろ」
沖「邪魔ですかィ俺は。土方さんと違って」
ガシッ!
沖田の卑屈に近藤はさすがに怒りを覚え、胸ぐらをつかんだ。しかしその時山崎が焦った様子で来る。
土方が、沖田を護るために1人で蔵場当馬が営む“転海屋”の取引現場まで向かっていったと。
親族に攘夷志士と関わりのある者が出れば、沖田の真選組としての立場が危ういからと。
沖「なっ」
近「名前ちゃんも知ってたのか!?」
山「ええ・・・」
近「名前ちゃんもトシの所に行ったんだろう」
沖「・・・あの野郎!」
沖田は土方に憤りを覚え、走り出す。なぜ一人で行こうとしたのか、自分に貸しを作ってどうするのか、
なぜ自分を護ろうとするのか。
近「お前は行くな」
しかし、近藤に止められた。
ミツバの傍にいてやれと。そして、剣に迷いがある今の沖田は足手纏いだと。
沖「俺たちを信じろってかィ」
沖田は、自分は思ってるほど綺麗な人間じゃないと話す。信じるとかではなく自分のためにしか生きていないと。
沖「いつもアンタたちと一緒にいても溝を感じてた。俺はアンタらとは違うって。だから姉上もアンタも、名前さんもアイツの所へ・・・」
ドカァッ!!
沖田の言葉は最後まで紡がれることはなかった。
近藤が思い切り殴ったからだ。
沖「イテテ・・・随分と俺には手厳しいな、近藤さんは」
近藤は、それは沖田がガキだからだという。土方や名前が同じ事を言ったら殴っていたと。
誰かがねじ曲がれば他の3人がぶん殴って真っ直ぐに戻す。そうやってずっと真っ直ぐ曲がらずに生きてこれたと。
近「てめーが勝手に掘った小せェ溝なんて俺たちは知らねェよ。そんなもん、何度でも飛び越えてって何度でもてめーを殴りに行ってやる」
その代わり、自分が曲がった時にはぶん殴ってくれと言い残し、近藤は病院を出て行った。