第8話
夢小説設定
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翌日
沖「うげー、この書類の山に登って足を滑らせて死ね土方コノヤロー」
土「仕方あるめェよ、てめーはサボって来たんだ」
真選組屯所のとある部屋では、書類の山とにらめっこしている沖田がいた。
名前もそこまで鬼ではない。沖田が近藤とお妙のために動いていたということも知っている。
だからできる限り仕事を手伝っていたのだ。
『だって、邪魔が入らなかったからたくさん仕事できたんだもん。
総悟くんの仕事も手伝ってたけどさ、私がゴリゴリ一般隊士の報告書確認とかしたから、一番隊隊長直々にやらなきゃいけないものが増えたってだけ』
名前はちょっと出てくると言って屯所を出た。
沖田に「名前さんもサボりじゃないですかィ」と言われたが、自分の仕事は全部終わらせて休憩だと反論した。
『あんこのお団子ください』
「はいよ」
茶屋でお団子を食べていると、視線の先に見知った模様の着物が見えた。顔を上げると銀時が立っていた。
銀「名前じゃねェか」
『あ、万事屋さん。怪我は大丈夫ですか?』
銀「おう、もうピンピンしてらァ」
柳生家との戦いは激しいものだったようだ。
近藤らが帰ってきた時も、土方は身体中ボロボロ、沖田は足を骨折、近藤に至っては尻から出血。
どんな激しい戦いが繰り広げられていたのだと心配になっていたのだ。近藤の披露宴でも見かけたが、自分は松平の所にいたためあまり関われなかった。
銀「休憩か?」
『はい。万事屋さんも?』
銀時は肯定してみたらし団子を注文し、隣に座った。
しばらく無言が続いたが、名前が気になったことを聞いた。
『・・・万事屋さんはお見合いってしたことあります?』
銀「ねェけど・・・え?え?まさか、名前ちゃん?」
銀時は名前もお見合いをするのかと狼狽える。なぜ銀時がそんなに狼狽える必要があるのだとクスクス笑うと、別に狼狽えてないと震えた声で否定していた。
銀「で、で?どこの馬の骨とのお見合いだ?」
『いや、松平さんに、私にも縁談の話が来てたって言われただけですよ。全部断ったんですけどね。近藤さんと仕事することしか考えてないからって』
銀「・・・」
『でもちょっと考えちゃったんです。あと十数年先を』
きっとまだ男性は体力があり、幕府を護るという仕事も続けられるだろう。
しかし、女である自分は衰えていく一方なのではないかと不安に思ったのだ。
そうなった時に、ずっと真選組でいられるのかと。
『変な意地張らずに生きた方が良いのかな』
近藤を支える、真選組を護る方法はきっと他にもあるはずだ。隊士としてではなく、それこそ真選組を後ろからフォローしてくれる人と結婚するとか・・・。
団子の串をクルクル動かしながら俯いて話す名前。
銀「・・・意地は張っときゃァ良いんじゃねーの?」
銀時は、今回の柳生家との戦いで、土方も沖田も我を通しに来ただけと言っていたことを話した。
銀「みんなやりてェことをやりてェときにやってんだよ、それに男だとか女だとか関係ねェだろ」
それに、と銀時は続ける。
銀「ヨボヨボになって真選組も働き口もなくなった時、1人は寂しい、誰かもらってほしいって思ったら、万事屋銀ちゃんに相談しな」
『・・・それは万事屋さんがもらってくれるってこと?』
クスクス笑いながら答えると、銀時は固まっていた。
またナンパだのなんだのと言われると思っていたのだろう。
銀「そん時までに隣が空いてたらな。銀さんはモテモテだからすぐ隣埋まっちまうぜ?予約しといてもいいけど?」
『万事屋さんはモテないから大丈夫だよ』
銀「いやいやモテモテだから。料理もある程度は出来るよ?」
『ふふっ、じゃあどうしようもなくなったらお願いしようかな』
銀「そうだそうだ、意地張ってやりたいようにやりゃあいいさ。愚痴ならいくらでも聞くからよ」
銀時に話したことで少しスッキリした。
こんな相談、真選組の隊士にはできなかったからだ。
『ありがとう万事屋さん』
名前はお礼を述べると席を立った。
向かうは真選組屯所。休憩したからまた沖田の仕事でも手伝ってあげよう。