第8話
夢小説設定
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時は流れ更に数日後
ワァア
パチパチ
パチパチ
『(何でこんな事になってんの)』
近藤たちからは柳生家を打ち破ったと聞いていたのだが、なぜか今近藤とバブルス王女の結婚披露宴に参列している。
松「いやぁ、めでてーな。しかし近藤が猩猩星に行くとなると次の局長を考えなきゃなんねーな」
しかもなぜか近藤がバブルス王女の住む星に行くことになっているのだ。
『ホントにこれでいいの・・・?』
松「あん?」
『あ、いや、何でも』
お妙は決して近藤のことが好きな訳では無い。今のところ。
しかし、近藤にも助けてもらったというのに、このまま別れることになってもいいのだろうかと思っていた。
『(万事屋さんたち・・・お願い・・・)』
この披露宴には万事屋も呼んでいる。
祝ってもらうためなどではなく、この披露宴をぶち壊してもらうためだ。
松平がいることもあり、真選組は派手に動けないのだ。
しかも名前は松平の横の席に座っており、無線も何も使えない状況だった。
松平とともに、披露宴の食事であるバナナを頬張りながら事の成り行きを見ていた。
『あ、このバナナ美味しい』
松「お、猩猩星の披露宴で代々行われるメインイベントが来るぜ」
『へー・・・』
どんな楽しい催しなのだろうかと、司会の話を聞く。すると夫婦初めての共同作業ということだった。
よく聞くのはケーキ入刀だ。しかし、猩猩星で代々行われているとわざわざ言うということは、ケーキ入刀ではないのだろう。
『・・・・え』
すると、奥からガラガラと何かが運ばれてきた。
それは大きな布団だった。
バブルス王女が寝ても大丈夫なサイズ。
そしてそこにバブルス王女は寝転んだ。
『えっ、披露宴で、まさか?』
やるのか?やってしまうのか?
そう考えていると、松平が近藤に向かって親指を立てているのが見えた。
やれということなのだろう。
しびれを切らしたバブルス王女が近藤をグワシと掴み、上に放り投げる。
もうダメだと諦めかけたその時
ズシャァァア!
どこからか薙刀が飛んできて、近藤の服に引っかかり壁に貼り付けにする。
薙刀を投げた人物は、お妙だった。
真選組、万事屋全員の目が輝く。遅れて登場したヒーローのようだ。
近「お妙さァんんん!」
新「姉上ェェエ!!」
「アネゴォォオオ!!」
怒りに雄たけびを上げる猩猩星のゴリラたち。
しかし真選組たちも吹っ切れ、近藤のためにゴリラに立ち向かっていく。
『妙ちゃん・・・』
松「近藤にはホレた女がいたのか!?」
『ええ』
松「何で言わなかったんだよ!お前らには出会いが無いと思って出しゃばっちまったぜ!」
松平なりに真選組の、よく知るメンバーのことを考えていてくれたのだろう。とくにムサイ男だらけの真選組、名前も隊士を恋愛対象として見るような人間ではない。
近藤や名前のことも息子娘のように思ってくれていた結果だった。
しかし、それはいらないとキッパリ伝える。
すると松平もゴリラに向かいタックルを食らわせながら、近藤の恋路を応援した。
妙「うおおぉぉおお!!」
お妙が物凄い勢いと形相で近藤のもとへ走っていく。
近藤を助けるために必死になってくれたのだと真選組の隊士たちは湧いた。
妙「てんめぇぇええ!何してくれてんだァァア!!
私の弟に、何とんでもねーもん見せてくれとるんじゃァァア!!」
お妙はバブルス王女と近藤を同時に蹴り、壁に激突させた。何よりも新八にふしだらな初めての共同作業、バナナ入刀を見せようとしたことに怒っていたようだ。
「姐さんんんんん!!」
『よし、逃げよう!』
怒りが頂点に達したバブルス王女からダッシュで逃げる。
そのお妙の顔は至極楽しそうだった。
ここ数日見ることのできなかったお妙の満面の笑みに、周りのみんなも笑顔になる。
『やっぱり妙ちゃんは楽しく笑ってるのが一番だよ』