第8話
夢小説設定
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翌日
土「ハァー・・・」
真選組屯所では、土方がため息をついていた。
沖「土方さん、これで喧嘩負けんなァ2回目ですか?」
沖田はせんべいを食べながらテレビを見ている。
土「負けてねェ、ってか喧嘩にもなってねェ」
土方はスナックすまいるでの出来事の後から沈んでいたのだ。名前に助けられたことや、襲ってきた人物の動きが目で追えず悔しい思いをしていた。
しかし、沖田と名前に煽られていると思っているのか、プライドが許さないのか認めようとしていなかった。それがまた沖田と名前にイジられる結果につながるのだが。
『じゃあなんでそんなに落ち込んでるんです?負けたと思ってるからじゃないですか?』
沖「万事屋の旦那には剣も折られてましたねィ。ありゃ負けでしょ」
土「負けてねェ、喧嘩は心が折れねェ限り負けたことにならねェ」
沖「さっすが土方さんだ。名前さんが護ってくれなきゃやられてたのに心が折れねェたァ。憧れるぜィその図太さ」
土方はイライラがMAXになり、沖田を斬ろうかと刀を向けていた。
どうどう、と名前に制され落ち着きを取り戻すと真面目な話になった。
沖「しかし、相手は柳生の者・・・」
柳生家は、昔は将軍家の指南役をしていた歴史がある名門一家だ。
剣も色恋も田舎者の自分らには出る幕はないようだ。
土「近藤さんをナメんなよ、今回の見合い、近藤さん見事あの王女を口説き落としたんだぞ」
『タフなところが気に入ったって王女は言ってたね』
沖「するってーと、なんですか。このままいったらあのゴリラが俺たちの姐さん」
『・・・・複雑だよね』
数日後
柳生家には、万事屋と真選組の名前以外のトップ3人が道場破りに向かっていた。
お妙が数日家に帰って来なかったのだ。
柳生九兵衛に再会してからお妙は元気がなかった。柳生九兵衛は左目に眼帯をしており、それは小さい時お妙を護るために負った傷だったのだ。
お妙は自分が左目を見えなくさせてしまったと責任を感じ、九兵衛と一緒にいることを選んだのかもしれない。
しかし、突然姉が九兵衛のもとへ行ってしまい、それを受け入れられなかった新八が先導し柳生家に向かったのだ。本当は1人で行くつもりだったようだが、初めに近藤と合流し、その後銀時神楽、土方沖田がフォローしに来たのだ。
お妙は自ら進んでここに来たようだが、近藤や新八に「さよなら」と言った顔には涙が滲んでいた。
このままお別れなど受け入れられなかった。
道場破りなどしてお妙が喜ぶかは分からなかったが、我を通しに来たという。
大義も何も無い戦いだから誰も巻き込みたくなかったという近藤。来てしまった土方と沖田に「何で来るかなもォ」と怒鳴っていた。
土「俺も我ァ通しに来ただけだ。柳生には借りがある。そいつを返しに来ただけさ。
ちなみに今日は仕事休みだし、そこんとこも心配いらねェ」
スパーっといつものようにタバコをふかす土方。
沖「近藤さん、俺も我ァ通しに来ただけでさァ。このままいけばゴリラを姐さんと呼ばなきゃいけなくなる。
ちなみに今日はバリバリ仕事でしたが名前さんに押しつけてサボってきやした」
土方の真似をして葉っぱをタバコのようにする沖田。
近「オメーは本当に我だな!!名前ちゃんが不憫でなんねェよ!」
その頃真選組屯所では、いつになくピリピリした雰囲気が流れていた。
山「・・・・あのォ、名前さん、これ先日の報告書です」
『はーい』
「あのォ、名前さん、これ、副長の代わりに判子お願いします」
『・・・はーい』
「あのォ、名前さん、これ沖田隊長の代わりに・・・」
『・・・・・』
「あのォ・・・」
ブチッ
『あのさァ、初めてこの局長補佐っていう役職の特権を使いたいと思ったんだけどいいかな?
全員ブチのめしていーかなァ?』
「ごごごごごめんなさいィィイイ!」
名前の机の上には山のように書類が溜まっていた。
もちろん自分のものではない。
沖「名前さん、ちょっくら出てきまさァ。山登りにでも行ったと思ってくだせェ、ちなみに名前さんの目の前にも大きな山作るんで登頂目指して頑張ってください」
と言って沖田がドン、と置いていったのだ。
『まったく、局長も副長も休み、総悟くんときたら私に仕事押しつけてズル休み。仕事が溜まる一方だよ。
誰か憂さ晴らし・・・ゴホン、稽古の相手してくれない?ザキとかどう?』
山「えええええ遠慮しときますっ!!!」
背中に黒いオーラを纏っている名前に逆らうのはやめようと思っていた隊士たちだった。