第7話
夢小説設定
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翌日
近「名前ちゃん、準備できたか?」
『うん、でも私より近藤さんでしょ』
近藤は名前の部屋をノックする。名前は部屋から隊服で出てくると、和装の近藤を見てそう呟いた。
『松平さんは?』
近「とっつぁんは屯所の前で待ってる」
『わかった、行こうか』
今日は近藤がバブルス王女とお見合いをする日だ。
縁談を持ってきた仲介人の松平片栗虎と、付き添いで名前も一緒に行くことになっていた。
屯所の前に来ると黒い車が停まっており、中には松平が乗っていた。
近藤と名前が挨拶をして車に乗り込むと、車は発進した。
お見合い会場となる屋敷の前。
『じゃあ、近藤さん、行ってらっしゃい』
近「うぅ、名前ちゃん、俺に勇気を・・・」
『近藤さん、ファイトです!トイレには行っといたほうがいいですよ』
近藤は小さく頷くと松平とともに屋敷の中に入っていった。名前は付き添いの人が待機する部屋に向かった。
『ふぅ・・・』
名前はその部屋でお茶を飲んで待っていた。
少しすると松平がやってくる。
『あ、松平さん。無事バブルス王女と近藤さん会えました?』
松「ああ、まぁ後はどうにかすんだろ」
名前が松平の分のお茶を用意しようとすると、松平は出かけるところがあるからいらないと言って遠慮した。
松「・・・近藤の次はお前か」
『え?』
松「昔からお前にもいくつも縁談が来ていたんだがな、真選組の仕事に慣れるまでと思って断っていた」
いきなりの話についていけず戸惑いを隠せない名前。
松「どうだ、近藤もお前も結婚すれば他の隊士たちもしやすくなんだろ」
松平は懐から沢山の写真を出し、名前に見せた。
どの男がいいか選べと言いながら。
『え、いや、私は・・・』
松「お前ももう23だ、普通の女はもう結婚してガキを拵える年齢だ。むしろ遅いくらいだろう」
普通の女・・・記憶もあり、こんな危険な仕事などしていない女性のことだろうか。
なんとなく分かっていた。周りの子どもを育てている母親が自分と同じくらいの年齢だと。
『でも・・・私・・・』
松「なんだ、さっきから。もう彼氏でもいんのか?父ちゃんそんなこと聞いてねェぞ!?」
『いや、いないですっ!いないですけど・・・。
私は・・・近藤さんに返しきれない恩があるから・・・近藤さんがいる限り真選組の隊士であり続けたいんです。隣で護りたいんです。
だから、そんなこと考えられません』
世間体なんかよりも、恩を返すことのほうが大切だ。
そう話すと、仕事熱心だな、と頭を撫で松平は出ていった。
『・・・・』
1人になった空間で、名前は近藤との出会いや武州でのことを思い出していた。