第7話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
スナックすまいる
「いらっしゃいませェェエ!あっ!!」
「キャァアア!土方はん!土方はんやわ!」
「名前ちゃんも遊びに来てくれはったん!?」
「今日はあの近藤(ゴリラ)じゃなくて土方はんと名前ちゃんが来てくれはったわ!」
「土方さん、ご指名は?」
スナックすまいるに訪れた土方と名前。女性たちの勢いに若干引きつつも中に入っていく。
カラ、コン・・・
土方と名前が座った席にはお妙の姿。
スナックすまいるはお妙が働いているキャバクラ店だった。
妙「どういう風の吹き回しですか?最近近藤(ゴリラ)が大人しくなったと思ったら今度はあなたですか」
土「俺だって来たくて来たんじゃねーんだよ」
妙「で?近藤さんは知ってるの?私たちがこういう関係にあるって」
土「こういう関係ってどういう関係だよ」
妙「まったくモテるってのも困ったものね、上司と部下で1人の女を取り合いなんて。まるで昼ドラだわ。
しかも名前さんまで巻き込んで。あ、そういうプレイ?仲良しの女の子に嫉妬でもさせるつもり?最低な男たちね」
『妙ちゃん、落ち着いて、お願い』
自分の妄想でガンガン話していくお妙。
名前はお妙に声をかけ、本題に入ろうとするが止まらない。
妙「土方さん、名前さん、まさか近藤さんのためにここに・・・」
お妙の暴走マシンガントークに、土方は近藤の話を交えていったことでやっとお妙が気づいた。自分を取り合うために来たのではないと。
そしてそこへザッと隊士たちがやってきて整列した。
「お妙さぁぁああん!!どうか局長の女房に・・・俺たちの姐さんになってくだせェェエ!!」
ビシィッと全員で土下座をし、お妙に叫んでいた。
お妙は腰の低い恐喝かとニコやかに答えた。
『ちょっと話だけでも聞いてくれない?』
土「実はな、今近藤さんに縁談が来てる」
近藤も三十路が近いということで、幕府の方から見合い話が来ていた。
最近、お妙にフラれ続けて疲弊している近藤は、性別がメスであれば誰でも良いという段階まで来てしまっていたのだ。
だからこの縁談、飲むだろうと隊士たちは推測していた。
お妙は、自分へのストーキングもなくなるし、近藤にも愛妻ができて全員幸せだと言っていた。
今の話だけを聞くとそうだろう。
『でもね、妙ちゃん、見て』
土方は懐から写真を1枚出してお妙に見せた。
そこには正真正銘のゴリラ、猩猩星のバブルス王女が着物を着て写っていた。
妙「まァ、夫婦は顔が似てくるって言うけれど、すでに長年付き添った夫婦のようだわ、ゴリ二つよ」
山「姐さんよく見て!微妙に近藤さんと違うよ!!そっちはモノホンだよ!!」
このまま近藤がバブルス王女と夫婦になったら、このゴリラを姐さんと呼ばなければならなくなると必死に訴える。
山「この通りだ姐さん!結婚までとはいわない!止めてくれるだけでいい!男がこれだけ頭下げてんだ、その重み!義に通ずる姐さんならわかってく・・・・」
懇願する山崎の頭をガッと掴んだのは、にっこり笑っているお妙。
突然般若の顔になり、「てめーらしつこいんだよ!」と山崎をぶん投げて隊士たちにぶつけていた。
『・・・ダメだったか』
土「ああ。近藤さんに電話するわ」
土方は近藤に電話をする。もう覚悟を決めるしかないと。メスであれば誰でもいい段階まで来ていても、さすがにゴリラは無理だったようで落ち込んでいた。
土「俺ァもうこんなお使いさせられるのは御免だぜ」
ドガシャン!
その時、お妙ではない誰かに吹き飛ばされた隊士が、テーブルに落下した。
「なんだてめェェエ!」
隊士たちの視線の先には、笠を被り髪を高い所で結った小柄な人物がいた。
「貴様ら、こんな多勢で女に手を出すたァ、それでも侍かね?」
山「何言ってんの!?どう見ても俺たちが姐さんにボコられてただろーが!?それでも俺ら侍です!」
「この人に手を出してもらっちゃ困る。僕の大事な人だ」
隊士たちは笠の人物の周りを囲い、ガンを飛ばす。
土「オイやめろ、これ以上店騒がすな、引き上げるぞ。
それからガキんちょ、お前も来い。お前未成年だろ、こんな店に来て良いと思ってんのか」
「オイ貴様、今なんて言った」
『!』
「僕は」
ガキィィイン
『ふぇー・・・あっぶな』
笠の人物は素早い動きで土方に刀を向けた。
咄嗟に名前が前に出て刀を抜きそれを止める。
「僕はガキんちょなんかじゃない、柳生九兵衛だ」
妙「きゅ・・・九ちゃん!?」