第6話
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真選組屯所
近藤と土方は、部屋で新聞を広げて冷や汗をかいていた。
『おはようございまーす、ってどうしたの?』
近「おはよう、あ、いや、新聞を見てたんだがな」
『へー、わぁ、総悟くん格好良く写ってますね』
土「いや違うだろ!」
2人が見ていた新聞には大きく沖田が載っていた。
“お手柄!?真選組またやった!相次ぐやり過ぎの声、もはや大義名分も通らない”
という見出しとともに、大破した茶屋の前でピースをしている写真。
近「最近俺らの評判がだだ下がりなんだよな」
『この“サド王子こと沖田総悟”のせいじゃなくて?』
近藤は、真選組の評判を上げるためにあれこれ考えた。
ーーーーーーーー
『皆さんこんにちはー』
「こんにちは!」
近藤は、真選組の評判を上げるべく、年始め特別警戒デーの時に街頭演説をすることに。
演説カーの上に乗り名前が挨拶をすると、周りの人々は挨拶を返してくる。
『今日は私たち真選組が皆さんにお話をしに来ました。聞いていただけますか?』
「はい!」
『では近藤勲局長、よろしくお願いします』
そう言うと、名前は一度車から下り車の前で待機していた沖田の横に並んだ。
沖「お疲れさまでさぁ」
『うん、後は近藤さんの話が終わったらまた話に行く。あのことも言わないとだから』
しかし、その近藤の話は長い上に分かりにくかった。
名前の挨拶を聞いただけで帰っていく人もいる。
近「いいですかァ!浮かれちゃうこんな時期こそ、
戸締まり用心火の用心!ハイ!」
近藤は人々に返答を求めた。
しかし、聞こえてくるのはボソボソと1人2人が小さく話す声だけだった。
それにしびれを切らした演説カーに乗ったもう一人の人物。近藤からマイクを奪い取ると
「あれれ〜、みんな元気がないぞォ、ホラもっと大きな声で。
浮かれちゃうこんな時期こそ、戸締まり用心火の用じん臓売らんかいクソッたりゃぁぁあ」
「「「じん臓売らんかいクソッたりゃぁぁあ!!」」」
ワアァァアアア!
通「こんにちは〜、真選組1日局長を務めさせていただくことになりました、寺門通で〜す!」
演説カーの周りにいた人物たちは大声を上げて湧く。
アイドルである寺門通のファンだろうか。
近藤が考えた真選組の評判を上げるための作戦、それは人気アイドルの寺門通を1日局長にすることだった。
演説を終えた真選組は、広場に集まり近藤の話を聞いていた。
近「いいかァ!お前ら今日は暴れるなよ!そしてお通ちゃん・・・いや局長を敬い人心をとらえる術を習え!!」
隊士たちはお通がいることに喜び、サインをおねだりする。しかし近藤の拳によってそれは阻止された。
近藤がお通に謝るが、近藤の背中には大きくお通のサインが書かれていた。
なぜ自分たちには怒るのに、と隊士たちからブーイングと拳の嵐が飛んでいた。
沖「いや〜すっかり士気が上がっちゃって」
土「士気が上がってんじゃねーよ!舞い上がってんだよ」
『ごめんなさいね、お通ちゃん。こんな変な組で。私が色々フォローするから』
沖「これが今日のスケジュールでさァ」
土「まァ、アンタは何もしないで笑って立っててくれりゃいいから気楽に」
3人がお通が滞りなく1日局長を終えられるように声をかけたのだが、お通はやるからには全力で取り組みたいと言う。
1日局長でも立派に務めを果たそうと色々考えてきたようだ。
通「ちょっとあなたたち、いい加減しにてよ!!」
お通は、未だに近藤をボコボコにしている隊士たちに怒鳴った。今日は暴力は禁止で、腰の刀も取るように言われた。
土方は、刀は武士の刀だからそんな簡単に下ろせないと言うが、隊士プラス近藤は一瞬で刀を地面に投げ捨てた。
通「私が局長になったからには徹底的にイメージ改善を図ってみせる。そのためにはまず規則から改善していくのがいいと思うの」
お通は、真選組の物騒なイメージを変えるため、局中法度を変えるという。
“士道に背くまじきこと、これを犯したもの、切腹”
は物騒だと言い、
“語尾にはなにかカワイイ言葉をつける(お通語)こと、これを犯したもの、切腹”
に変更した。
土「いや可愛くねーし、一番物騒なもの丸々残ってるから、切腹って」
通「それは侍らしさを表現するには削れないからくだのコブ」
沖「土方さん仕方ありませんぜ、今日一日我慢しやしょう油を1L飲んで死ね土方コノヤロー」
『ツッコミは任せましたまごの白身だけ食べてろ土方』
土「え、なに、お通語は人格も変えるの?」
たくさんのボケの中にツッコミ要員は土方1人だけとなった。土方は片っ端からツッコミを入れて大変そうだ。
通「やっぱり名前さん以外男だからムサイイメージなのよね。親しみやすさのあるマスコット的キャラが必要だと思うのり弁」
お通が誰かを呼ぶ。
そしてやってきたのは“誠ちゃん”というキャラクターだった。
白髪に長いヒゲのお爺さんのようなやる気のない顔、身体はケンタウロス。
そして背中にぐったりした女の子が乗せられていた。
誠ちゃんの手には弓、女の子の背中には矢が刺さっていた。
土「だーから全然可愛くねーし!これ真選組と何のつながりがあんだよ!!」
『どっちが誠ちゃんなのりの佃煮?』
ケンタウロスの方か女の子の方か、どっちが誠ちゃんなのか気になり聞いてみると、馬の方だと言われた。
その馬の方は、「やっちゃったー」と言っている。
まさか、背中の女の子を殺っちゃったということなのだろうか。
近「トシ、今の時代ストレートに可愛いだけじゃ通用しないんだヨーグルト。よく見てみろ、なかなかキモカワ・・・」
パンッ
『え』
いきなり誠ちゃんが近藤をビンタした。
さすがにそれには名前も驚いた。