第4話
夢小説設定
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「あれは今日みたいに蚊がたくさん飛んでる暑い夏だったねぇ・・・・」
真選組の屯所内。一部屋に隊士たちが集まり、電気を消して怪談話を楽しんでいた。
怪談話が得意な稲山の鳥肌が立つほど臨場感たっぷりな語りに全員が集中していた。そして話はクライマックス、というところで
土「マヨネーズが足りないんだけどォォ!!」
「ぎゃぁァァア!!!」
『きゃぁああ!』
焼きそばを持った土方が、大声を上げながら部屋に入ってきたのだ。
突然の大声に、隊士たちも名前も驚き悲鳴を上げた。
「副長ォォオ!なんてことするんですか、大切なオチを!」
土「知るかァ、マヨネーズが切れたんだよ!買っとけって言っただろ、焼きそばが台無しだろーが!」
「もう十分かかってるじゃねーか!なんだよそれ、もはや焼きそばじゃねーよ“黄色い奴”だよ!」
『え、近藤さん!?』
騒ぎの中、名前は近藤が土方の大声で気を失っていたことに気づいた。
「大変だァァ!局長がマヨネーズで気絶したぞ、最悪だァァァ!」
土「くだらねぇ、どいつもこいつも怪談なんぞにはまりやがって。名前まで一緒になって・・・」
土方がブツブツ言いながら部屋を出ていく。
怪談話をしていた一同は、土方の背中と近藤を見ると今日はお開きにしようということになった。
『それにしても蚊、多いね。やっぱり汗の匂いに寄ってくるのかな』
「!シャワー浴びてくるっす!!」
遠回しに汗臭いと言われていると思ったのか、隊士たちは何人かシャワーを浴びに行っていた。
『ふぁあ・・・眠くなっちゃった。おやすみ』
「おやすみなさい!」
欠伸をしながら自室へと向かっていく。
その時
『!!』
視線を感じ、振り向く。しかしそこには何もおらず、首を傾げて部屋へ戻った。
ーーーーーー
翌日
隊士たちに突然の体調不良者が続出していた。
土「これで何人目だ?」
沖「18人目でさァ」
隊士の半分以上が布団の中で苦しそうに唸っている。
全員“赤い着物を着た女”と、うわ言のように言っている。赤い着物の女とは、昨晩稲山がしていた怪談に出てきた幽霊だ。
土「天下の真選組が幽霊にやられてみんな寝込んじまっただなんて、恥ずかしくてどこにも口外できんよ、情けねぇ」
近「トシ、俺は違うぞマヨネーズにやられた!」
土「余計言えるか」
『幽霊よりも土方さんのマヨネーズのカロリーの方が怖い気がするけど』
土「うるせェ」
名前たちはお茶を飲みながら、何故隊士たちが寝込んでしまっているのか考えていた。近藤は屯所が呪われておりとんでもない霊がいるのではと言っている。
土方はそれに反論するが、どこかビクビクした様子だった。
山「局長!連れてきました」
近藤は、幽霊を祓ってもらおうと拝み屋を呼んだようだ。
しかしその拝み屋は怪しい見た目をした3人組だった。
顔中に包帯を巻いた男、瓶底眼鏡に白い頭巾の男、中華系の服とサングラスを身に纏った女性。
土「何だコイツらは・・・。サーカスでもやるのか?」
土方が拝み屋を胡散臭いと言うと、拝み屋たちは土方を見てコソコソクスクス話をしている。しかもその内容は、「背中に・・・」「あれはもうダメだ」とバカにするようなもの。当然土方は斬っていいかと苛立ちを覚えていた。