第3話
夢小説設定
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ドォン!パンッ・・・・
花火が打ち上がる。祭りの目玉、カラクリ技師平賀源外の見せ物だった。
たくさんの花火が打ち上げられる。
祭りの会場も人も、花火の光に照らされている。
祭りの会場には、万事屋も来ていた。新八も神楽も1人で出店を回っており、そこには銀時は1人だった。
銀時も例に漏れず花火をボーっと見ている。
「やっぱり祭りは派手じゃねーと面白くねぇな」
銀「!」
ジャカッ
突然後ろから高杉の声がし、銀時は木刀を取り出そうとする。しかしそれよりも先に背中に刀が当てられる。
周りに人がいるため、完全に刀身は出していないものの、木刀を取り出すよりは高杉の刀が銀時の身体を斬りつける方が速いだろう。
高「クク・・・白夜叉ともあろうものが後ろを取られるとはなァ。銀時ィ、てめえ弱くなったか?
名前も同じように後ろを取られてたしな」
わざと挑発するように話す高杉。
銀時が記憶を失った名前に会ったのかは定かではなかったが、カマをかけるように言ったのだ。
銀「てめー、名前に会ったのか?」
高「ククッ、あれから10年・・・イイ女になってたなァ」
銀「・・・名前はどうした」
名前も強い。真選組として高杉に会ったのであればきっと戦っていたはず。そんな騒ぎは祭り中聞かなかった。
高「今日は俺もやることがあるからよ・・・しばらく寝ててもらってる」
銀「てめェ・・・」
その時、花火を打ち上げていた平賀源外がいる場所で爆発のようなものが起こった。源外は打ち首にされた息子の仇を討つため、将軍を討ち取ろうとしているようだ。
逃げ惑う祭り客、銀時と高杉の横を通り過ぎていく。
高杉は、源外をけしかけ、この騒動を起こしたと話す。
高「わかるんだよ俺にも、あのじーさんの苦しみが。俺の中でも黒い獣がのたうち回ってるもんでなァ」
仲間の仇を討ち、幕府に同じ苦しみを与えたいと憎しみの籠もった目で話す高杉。
高「過去から目ェ逸らしてのうのうと生きてるてめーに、牙をなくした今のてめーに、俺たちの気持ちはわかるまいよ。
俺たちで護ろうと決めた女からも逃げやがって・・・・!!」
高杉は足元に血が滴り落ちていることに気づく。
刀を見ると、銀時が少しだけ出ている刀身を素手で掴んでいたのだ。
刀を動かそうとしてもビクともしない。
銀「高杉よ、見くびってもらっちゃ困るぜ。名前から逃げてなんかいねぇよ。むしろ嫌われそうなくらい積極的だぜ。
それに、獣くらい俺でも飼ってる。ただし黒くねぇ、白い奴でな。え?名前?定春ってんだ」
銀時は高杉の刀を押さえている手と反対の手で拳を握り、高杉にぶつけた。
ーーーーー
高杉、源外を退けた銀時は、客が逃げた後のグチャグチャになった祭り会場を走り回っていた。
銀「どこだ・・・どこにいる・・・」
銀時は名前を探していた。高杉は眠ってもらっていると言っていたため、会場のどこかにはいるはずだ。
しかし、退けた後高杉に攫われていたらもう見つかることはないだろう。
銀「くそ・・・・っ!?」
息を切らしながら探し続けていると、出店裏の岩陰に人の足のようなものが見えた。真選組の隊服のスラックスと同じ色だ。
銀「名前っ!」
そちらへ向かうと、探していた人物が岩にもたれて眠っていた。
外傷や脈を見、ほとんど傷が無いことを確認すると静かに抱き上げた。
銀「アイツらのトコに連れてくか・・・」
気は乗らないが、真選組のいる所へ名前を運ぶことにした。
近「将軍様はとっつぁんと一緒に既に帰られた。後はここの後始末だけだな」
土「名前はどこ行ってんだ」
沖「迷子のガキと一緒に迷子になってるんじゃねーですかィ?」
真選組は、源外が用意した大量のカラクリの始末に追われていた。瓦礫の山と化した将軍の櫓の下で部下たちに指示を出しながら3人で話している。
土「ったく、大事な時に何してんだアイツは。名前がいればもっと早くに片付いたってのに」
そこへ気の抜けた声が響く。
銀「はーい、迷子のお姉さんをお届けに来ました万事屋銀ちゃんでーす」
土「てめぇはっ・・・名前!?」
銀時が現れたことで目を見開く土方。しかしその腕に抱かれた人物を見てさらに目を大きくした。
土「なんでてめぇが・・・しかも何で寝てんだ」
沖「お子様は寝る時間ですからねィ」
銀「違げーよ。コイツぁサボりでも迷子でもねぇ」
銀時は、名前の首筋と手首を3人に見せた。
そこには手刀の時にできた赤みと、手首を掴まれていた時にできた内出血があったのだ。
土「何があった・・・」
銀「俺が見つけた時にはもう気を失って岩陰に寝かされてた。何があったかは本人に聞きゃあ良いだろ。
じゃ、俺は帰るわ」
名前を近藤に託すと、銀時はその場を去った。
近「ここは任せていいか?俺は名前ちゃんを屯所まで連れて行く」
近藤は土方と沖田にこの場を任せ、パトカーに乗って名前を屯所まで連れて行く。
名前の部屋に入り布団に寝かせる。首と手首に湿布などを貼り、様子を見ていた。