第3話
夢小説設定
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とある橋の上、袈裟を着た男が座っていると横に誰かが立つ気配がする。
「誰だ?」
「ククク・・・ヅラぁ、相変わらず幕吏から逃げ回ってるようだな」
「ヅラじゃない、桂だ。なんで貴様がここにいる?」
袈裟の男は桂小太郎だった。幕府の追手から逃れるための資金集めをしていたようだ。
その隣にいる男は桂の知り合いらしい。その男は女物の着物をはだけさせて着ていた。
「祭りがあるって聞いてよォ、居ても立ってもいられなくなって来ちまった」
桂「祭り好きも大概にするがいい。貴様は俺以上に幕府に嫌われているんだ、死ぬぞ」
男はその祭りに将軍が来ることを楽しみにしていたようだ。祭りの最中に将軍の首が飛ぶようなことがあれば幕府も世の中もひっくり返ると楽しそうに話している。
「それに、アイツが生きてるって噂も聞いたしな。しかも幕府の犬になったと」
桂「!?」
「ハッ、隠しておきたかったっつー顔だな」
桂「裏切ったわけではない。あやつは・・・名前は記憶を無くしているのだ。
名前はもうあの頃の名前ではない。余計なことはせずあのまま生かしてやってくれ」
「・・・ククッ、そいつぁ会ってみねぇことにはわかんねぇな」
桂「・・・・・」
ーーーーーーー
真選組屯所
土「いいか、祭りの当日は真選組総出で将軍の護衛につくことになる。
将軍にかすり傷1つでもつこうものなら、俺たち全員の首が飛ぶぜ、心してかかれ」
祭りに将軍が来るとなればきっと攘夷浪士たちも動く。
そして、まだ未確認の情報ではあるが、江戸にとんでもない奴が来ているとの情報が入ったと言う。
桂は今おとなしくしている。他のとんでもない奴とは誰なんだとざわつく会議室内。
土「攘夷浪士の中でも最も過激で最も危険な男・・・・高杉晋助」
『高杉・・・晋助』
沖「どうしたんですかィ、名前さん?怖気づきました?」
『ううん、違うよ』
沖田はニヤけながら煽るように言ったのだが、微笑みながら否定する名前に毒気が抜かれていた。
ーーーーーーー
祭り当日
祭り会場はたくさんの人で賑わっていた。
将軍は祭り会場の中心に高い櫓を建て、その上から祭りの様子を見物していた。
その櫓の前で護衛をしている近藤、土方、名前。
沖田も先ほどまでいたのだが、トイレに行きたいといったきり帰ってきていない。
『山崎さんも遅いね』
将軍がたこ焼きを食べたいと言ってきたため、山崎にたこ焼きを買ってくるよう命じたのだがなかなか帰ってこない。
山「副長ォォ、山崎ただいま戻りました!」
土「おせーぞ!マヨネーズはちゃんと付けてもらったろーな!」
土方が箱の中を確認すると、たこ焼きはほとんど無くなっていた。
土方が山崎の顔を見ると、口元に青のりが付いていた。山崎は転んで中身をぶちまけた、口に付いているのは道中食べたお好み焼きだと言うが、怒った土方にボコられていた。
「うわぁあ〜ん、かあちゃーん!」
『?』
土方と山崎の様子を見ていると、人混みの中から子どものような泣き声が聞こえてきた。
近「迷子か?」
『多分』
泣いている子どもはこちらに気がつくと走って向かってきた。だいたい5歳くらいだろうか。
「お兄さんたちお巡りさんでしょ?かあちゃんと、はぐれちゃったんだ・・・一緒に探して、お願い」
近藤と名前は顔を見合わせる。
将軍の護衛もしなければならないが、一般市民も守りたい。
近「名前ちゃん、お願いしていいか?こっちは、あそこで倒れてるザキにも手伝ってもらうさ」
『うん、わかった。じゃあ、お姉さんと探そうか』
「うんっ」