第2話 帰国の理由
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※フロッピーはUSBに変換して現代的な感じにさせていただきます。
とある夜、家でパソコンを見ているとピコン、とメールが届く音がした。
見てみると、そこには1つのURLといくつかの文章が。
『・・・・・伊豆ミステリーツアーね』
ーーーー
数週間後
『あっつー』
名前は伊豆にやってきていた。
“伊豆ミステリーツアー”なるものに参加するためだ。
このツアーの参加者は7組11人。その中に主催者がおり、その主催者を見事見つけた人は、宿泊費がタダになり、さらにとあるプログラムが入ったUSBが手に入るという。
ホテルにチェックインをしようとフロントまで向かうと、先客がおり宿泊費の半分しか払っていないと従業員に言われていたようだ。
しかも客はそれを分かっていなかったのか納得いっていない様子だった。
『(あの人、なんか見たことあるような・・・)』
近づくにつれ、はっきり見えるようになる顔。
『毛利さん?』
それは毛利小五郎だった。名前が声をかけたことに気づくと、小五郎も名前の方を見る。
小「名前じゃねぇか!どうした、こんなとこで」
『えっと、野暮用で』
小「奇遇だな・・・って、違う、よく調べてくださいよ」
小五郎は宿泊費が足りなくなることに焦りを感じていたようで、偶然名前に会ったことに関してはほぼスルーだった。
その時
「あなた、闇の男爵様ですね」
『え?』
聞いたことのある単語に不意に反応してしまった。
声のする方を見ると眼鏡の男の人がパソコンのキーボードを打ちながら声をかけてきた。
「ほう、私の問いに1.22秒で返事をしましたね」
『え、あ、あの?』
このツアーの主催者である“闇の男爵”を見つけるために、参加者に声をかけ、その反応速度で判断しようとしているようだ。
蘭「あ!!名前さん!」
コ「名前姉ちゃん、何でこんなとこに!?」
不思議な男性に困惑していると、小五郎と一緒に来ていたのだろう、蘭とコナンが声をかけてきた。
『やっほー、蘭ちゃんたちも来てたんだね』
話しながら横を見ると小五郎も男性に“闇の男爵”かどうか聞かれていた。小五郎は3秒強だったらしい。
『で、どなたですか?急に“闇の男爵”か聞いてきて』
「失礼しました、私は2002号室の今野史郎です」
その後も、ツアーの参加者であろう人たちがやって来ていた。その度に“闇の男爵”かどうか確認する今野に呆れていた。
小「さっきから何なんだ?その、なんとかバロンって」
「あ、あなた知らないの?」
驚いた様子のサングラスにヘアバンドをしている女性、上条秀子。
「へっ、よく言うぜ、しらじらしい」
お酒を飲んでいる、オカッパに髭の男性、江原時男。
他には目が不自由なコンピュータ会社のオーナーである老人、金城玄一郎。
そしてその使用人の林静江がいた。
『“闇の男爵(ナイトバロン)”は、お父さんの書いた小説に出てくる怪人ですよ』
自分が“闇の男爵”の生みの親である工藤優作の娘だと知られたらきっと大騒ぎになるだろうと、コソコソと小五郎に教えた。
コ「(その“闇の男爵”の名を騙る不貞野郎がこの中にいるってわけか)」
小「わけわからん。オレ、部屋に戻ってるわ」
蘭「あ、お父さん!」
困ったように頭をガシガシ掻きながら小五郎は部屋に戻って行った。
蘭「もー、ホテル代どうすんのよ!」
『あはは・・・私立て替えておこうか?』
蘭「いいの?帰ったらお父さんに払ってもらうね・・・きゃっ!」
突然蘭が悲鳴を上げる。なんと、酒を飲んでいた江原にお尻を触られたらしい。
『ちょっと、蘭ちゃんに何するんですか』
江「いーじゃねぇか、シリぐれー。減るもんじゃねぇだろ?こっちに来ておじさんの酌をしてくれよ。そっちの姉ちゃんも一緒によ」
蘭「なによーっ!」
その時、1人の男性が現れ江原の腕を掴んだ。
その男性は6年前の空手の日本チャンピオンである前田聡だった。
蘭は、自分も都大会で優勝したと嬉しそうに自己紹介をしていた。
その前田は、婚約者である佐山明子と一緒にツアーに参加していたようで、佐山は蘭に嫉妬したようにそっぽを向いていた。
上「でも変ね。あなたたちは博士2人と小さな女の子1人のはずだけど」
ツアーの参加者の簡単なプロフィールは、事前に渡されていた。そのため、博士が2人ではないことにみんな疑問を抱いていたのだ。
蘭「その人達は来れなくなって、かわりに私たちが来たんです。だからさっきいたのは、私の父・・・博士じゃなくて探偵なんです」
「「「た、探偵!?」」」
苦笑いを浮かべる蘭とは対照的に、焦りを見せる参加者たち。
『・・・・』
名前はその様子をじっと見ていた。
蘭が毛利小五郎の名前を出すと、有名人だったようでみんな知っていた。毛利小五郎が参加していることに、“闇の男爵”候補が減って安心する者、お互い迂闊にボロが出せないと言う者様々だった。
ギロッ
コ「!」
その時コナンに向けて殺気のようなものが向けられた。
コナンは名前の方を見るが、名前は何か考えごとをしていたようで気づいていなかった。
蘭「ホラ、私たちも部屋に戻ろ!名前さんはどこの部屋なの?」
『ん?2201だよ』
蘭「離れてるんだー、じゃあ途中まで一緒に行こう」
蘭やコナンとともにエレベーターに乗り、部屋まで向かう。階が異なるため、エレベーター内で別れることになった。