第11話 緋色②
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
コナンたちが、安室が来ると確信した日の夜
昴「マカデミー賞、始まりましたね」
『“緋色の捜査官”、面白かったですよ』
昴「それは良かった」
工藤邸のリビングでは沖矢と名前がテレビを見ながら話していた。そのテレビではマカデミー賞の授賞式の様子が生放送で流れていた。
するとその時
ピンポーン・・・
インターホンが鳴り、名前は沖矢と顔を見合わせると、インターホンに出る。
『もしもし』
安《あ、名前さんですか?安室です。少しお話したくて。今大丈夫です?》
『はい、大丈夫ですよ』
そう返事をすると、玄関に向かった。ガチャッと扉を開けると笑顔の安室がいた。
安「こんばんは、名前さん。少し中でお話させてほしいのですが」
『(距離感バグりすぎでしょ。普通の女性ならドン引きだよ)
ええ。あ、でも、あっちの人たちはまさか入ってきませんよね?さすがにティーカップの数とか足りなくなりますから』
外に幾人もの気配がする。黒の組織のメンバーであればもっと隠れて動くはずだ。きっと公安の部下なのだろう。
安「ああ、気にしないでください。彼らは外で待つのが好きなので・・・。ですが、話の状況次第ではお邪魔させていただくこともあるかもしれません」
『はぁ・・・まぁ、とりあえず中どうぞ』
安「あ、今リビングにもうひと方いらっしゃいますよね」
『はい、大学院生の沖矢昴さんって方がいますけど。部屋に行っててもらいます?』
安「いえ、むしろ居てほしいんですよ・・・って、何ですか、その安心した顔は」
『いや、いきなり家に押しかけてきて2人きりになりたいとか怖いなと思ったので』
廊下を歩きながらそんな話をする。
リビングに入ると、マスクを付けた沖矢が部屋に戻ろうとしていたところだったのでそこに居て大丈夫だと伝える。
安「こんばんは・・・はじめまして、じゃないですよね」
いきなり怪しい人全開の安室に、沖矢は若干引いていた。
『コーヒーでも用意しましょうか』
昴「ありがとうございます」
名前はキッチンに行くとコーヒーを用意し、リビングへ戻った。
リビングでは、沖矢と安室がミステリーの話をしている。来葉峠で起きた、ミステリーの定番、死体すり替えトリックの話を。
『コーヒーどうぞ。こっちが砂糖で、こっちがミルクです』
安「ありがとうございます。名前さんも、聞いといてくれます?」
『(そうだよね、もし昴さんが赤井さんだったら、私も自動的にグルだって確定するからね)
ええ。私もミステリーは好きなので』
自分が赤井とグルであるとバレた時に自分はどのような扱いを受けるのだろうか。
赤井は黒の組織に潜入していた過去があるため、口封じのためという口実で殺害しても良いし、組織に渡せばさらに上に行くことができる。
安室がただの黒の組織であれば名前も赤井から組織について何か聞いているかもしれないため口封じで殺せば良い。しかし、安室の正体は公安だ。殺すまではしないだろう。
安「聞いてます?名前さん」
『え?』
うーむ、と頭を悩ませているうちに何か質問をされていたのだろうか。
安「指のコーティングの話です。死を偽装するために男は指紋を残さないよう指にコーティングしていたんですよ。その指で知り合いの携帯を触っている姿をわざと見せ、指紋が残っているように見せかけた」
『へー、指痒くなりそうですね』
安「・・・・・」
本気で言っているのか、誤魔化そうとそう言っているのかわからない名前の表情に安室は苦笑いを浮かべるしか無かった。
しかしそのまま安室はミステリーの話を進めていく。
次は撃たれたフリをした男がその場から立ち去ったトリックについて沖矢に尋ねられていた。
安「それに答える前に、テレビを消してくれませんか?大事な話をしているんですから」
安室が沖矢に真剣な話をしている間、マカデミー賞を受賞した様々な人が表彰され、歓声が上がっていたのだ。
昴「いいじゃないですか、マカデミー賞気になるんですよ」
『私の父がノミネートされてるんです』
安「そうなんですね!では将来僕のお父様になるかもしれないので見ておかなければ!」
突然“名前大好きモード”に入る安室を冷めた目で見ていた。ここまで来れば本当にストーカーではないか。
『やだむりです。テレビ消したいです』
昴「・・・・・それで、その男はどうやって?」
沖矢は安室の言葉に一瞬眉をピクリと動かしたあと、話を戻そうとした。
安室もゴホンと咳払いをして「男はどのように死体とすり変わり姿を消したのか」という沖矢の問に答えた。