第10話 緋色①
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『英理さん元気そうで良かった』
英理の病室に行き、蘭と英理と一緒に数十分話していた。もうすぐ日が暮れるということで、英理に別れを告げ蘭とともにコナンたちの方へ向かった。
事件があったことを伝え、先程の病室まで一緒に行く。
蘭は廊下にコナンの姿を見つけると駆け寄る。捜査が難航しているのか小五郎や安室も廊下に出て話していた。
蘭「あ!コナンくん!事件があったんだって?でももう帰る時間よ」
コ「でもみんな頭を抱えてて大変なんだよ」
『まだ解決してないんですか?』
窓の外を見ていた安室に声をかける。すると、「ええ」と困ったような笑みを浮かべていた。
『犯人はわかりませんが、もしかしたら色が変わるハーブティーが肝なんじゃないかなぁと』
安「!・・・なるほど」
安室は事情聴取を聞いていたのだろう。名前の言葉を聞くと点と点が繋がったとでもいうような表情になる。
コナンの方を向くと蘭になにか言われたのか、こちらも全てを理解したような表情をしていた。
程なくして、事件は解決した。ハーブティーを淹れた、病室の主である高坂樹里が犯人だった。
推測通り、犯人がバタフライピーを使用し、被害者に毒を飲ませたという。
無事事件が解決したということで、名前らは高木と一緒に病院を出た。
小「しかし見舞い客を毒殺とはな」
高「正直呪われてますよ、この病院」
高木は、アナウンサーの水無怜奈が入院していたことや、怪我人が押し寄せてパニックになったこと、爆弾騒ぎがあったことをボソッと話していた。
それに焦ったコナンと名前。早く警視庁に戻った方が良いのではないかと声をかける。
高「やば!こんな所で油売ってる場合じゃなかった!」
安「じゃあ、楠田陸道って男のことも知りませんよね?」
高「楠田陸道?」
高木は焦っていたのか素なのかわからないが知っていることを教えてしまった。
楠田陸道の所有する車が先日破損車両として見つかったと、その車内には大量の血痕が残っており、一部は1mmに満たない血痕もあったと。
『(楠田陸道の死体がなくなっているとバレたらまずいな・・・)』
そう思う名前だったが、安室は何か考え込む仕草をしている。帰ってコナンと作戦を練らなければ、と思う名前だった。
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工藤家
病院から帰って来たコナンと名前は、赤井とともに作戦を練った。
ある程度今後の出方が決まった所でコナンは毛利探偵事務所に帰ることに。
赤「バーボンが公安警察・・・」
『まだ可能性の段階ですけどね』
赤「まぁ、俺が組織に潜入していた時から怪しんではいたがな。同じく公安から潜入していた男が死んでから、バーボンから俺への敵意が強くなったからな」
『・・・?』
赤井が組織にいたときの話をするのは珍しい。しかし、全く何のことかはわからなかった。
赤「とにかく、バーボン・・・“ゼロ”のことを調べてみるか」
『ええ。私も色々なところから情報を探ってみます。あとは、父と母に連絡して、買い物もしてきます』
赤井と名前は、安室透の素性を調べることになった。
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数日後
喫茶ポアロ
『(やっぱりいないか・・・)』
ポアロには安室の姿は無かった。きっと赤井のことなどを探りに動いているのだろう。
梓「いらっしゃい、名前ちゃん。今日は安室さん体調不良でお休みだよ」
『え、別に気にしてないけど』
「残念だね」と言う梓に、何が残念なのだと返事し空いている席に向かった。
カレーを頼み、パソコンを出す。
今日は昼食を取ったあと買い出しに行く予定だ。どこの店が良いかリサーチしながら待つ。
『ごちそうさまでした』
カレーを食べ終えたあとマスターと梓にお礼を言うとポアロを出る。
タクシーを捕まえると目当ての電気屋まで向かった。
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『ただいまです』
工藤邸に大荷物を抱えて帰って来る名前。
今はまだ夕方前のため、赤井は沖矢の姿で玄関まで出てきた。
重い荷物があるとわかって来てくれたのだろう。荷物を持っていってくれた。
『ありがとうございます。私、上の部屋で作業してきますね』
昴「ええ。僕はもう少し調べ物を」
名前は2階に上がり、買ってきたモニターや監視カメラの設定を始めた。
コンコン・・・
もうすぐで作業が終わるという時に、ノック音がする。
『はーい』
昴「今大丈夫ですか?」
『大丈夫ですよ』
沖矢が部屋に入ってくる。入ってくるなり、テーブルの上のモニターやマイクを見て「ホォー・・・」と感心していた。
昴「さすがですね」
『まぁ、パソコン系は得意ですから』
沖矢の方の進捗はどうだと聞くと、既にわかったという。やはり公安の人間だったようだ。名前は“降谷零”。
『ふるや、れい・・・』
名前を反芻すると自分の作業に集中した。
数十分後、作業を終えて下の階に向かうといい匂いが広がってきた。時計を見ると19時前。夕飯時だろう。
『昴さん、作ってくれたんですか?』
昴「ええ。名前さんは忙しそうだったので、1人で出来るクリームシチューですが」
『わぁ、ありがとうございます!』
昴「ご飯でいいですか?」
『はい!』
クリームシチューでもご飯で食べる。同意してくれる人は少ないが、好きなものは好きなのだ。
ブー、ブー・・・
『ん?コナンくんから電話・・・』
夕飯を食べていると、コナンから電話が入った。
『もしもし』
コ《あ、名前姉ちゃん?今大丈夫?》
『うん。昴さんもいるよ』
コナンは、今日安室に会い一緒に事件を解決したという。
その際にFBIのジョディとキャメルも偶然一緒になり、自分がいない間にキャメルが安室に“楠田陸道は車の中で拳銃自殺をした”と漏らしてしまったらしい。
『わぁ、やっちゃったね』
昴「仕方がないさ」
安室はやはり公安、黒の組織としてやっているだけあり、探る力が強い。探られ慣れていない人はすぐに口を割ってしまう。
これで安室は全てを理解しただろう。ここからは確定を得るターンになる。赤井が沖矢かもしれないという仮説に辿り着くには、安室にかかれば1日もかからないだろう。
『良かった、お父さんとお母さん明日の朝イチに来れるらしいから』
コ《待てよ?明日?》
『明日・・・あ』
明日はマカデミー賞の受賞式がある。父も最優秀脚本賞でノミネートされているため、その場にいる必要があるのだ。
『・・・・お母さんに頑張ってもらうしかないか』
作戦会議は、夜が更けるまで続いた。
明日はきっとコナンたちだけでなく、FBIにとっても大きな岐路になるだろう。
失敗は許されない。
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