第9話 テニス
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ミステリートレインの事件から数日後
『え?明日テニス?安室さんも?』
小《ああ。安室くんが“テニス教えるから名前さんも誘ってくれ”ってよ。安室くんは日帰りらしいが、お前は俺らと一緒に別荘に泊まってくれて構わねぇから、来てくれねぇか?》
小五郎たちは、園子にミステリートレインを台無しにしてしまったお詫びに伊豆高原の別荘に招待すると言われたようだ。
園子は、別荘の近くにテニス場があるからそこで特訓をしたいらしい。弟子である安室にその話をすると、自分がテニスを教えられると言ったようだ。
『(安室さんはミステリートレインを台無しにした1人なんだけどね)』
コナンにもその情報が行っていればきっと既に連絡が来ているだろう。ということは小五郎の独断で決めたことなのだろうか。
明日、となれば相談する時間も無いだろう。園子たちもいるなら危害を加えることは無いだろう・・・多分。
ミステリートレインのこともあるため確信は無いが、そんなにわかりやすく犯罪は犯すはずがないと考え、OKを出した。
書斎で本を読んでいた沖矢の所へ行き、声をかける。
『昴さん、私明日お泊りで伊豆に行ってきます』
昴「いってらっしゃい。コナンくんたちとですか?」
『はい。あと安室さんも』
安室の名前を出すと、ピクッと眉を動かす沖矢。まさか安室と行くとは思っていなかったのだろう。
『毛利さんが安室さんを誘ったら、私も呼べって言われたらしいです』
昴「危険は無いんですか?」
『わからないですけど、さすがに疑われやすい所で事件は起こさないでしょう』
沖矢も、自分が組織に潜入していた時も綿密に作戦を練り確実に決行するタイプだったと思い返していた。
昴「すぐ連絡できるようにしておいてくださいね」
『まぁ、コナンくんもいるから大丈夫ですよ』
明日に備え、荷物の準備をすることになった。
ーーーーーーー
翌日、小五郎の運転する車に乗り、伊豆まで移動する。車内の会話の内容は園子の彼氏である京極の話だった。
最近、連絡にテニスを取り入れたようで、今度手合わせをして欲しいと言っていたと。
蘭「でも私もお父さんも園子に教えるほど上手くないよ?名前さんは?運動神経抜群だよね」
『私も中高は陸上部だったからテニスは初めてだよ。でも教えてくれる人がいるんですよね?』
小五郎に問いかけると、自信満々に「おう!」と答えていた。
そして別荘近くのテニスコートに着く。園子からテニスウェアやラケットなどを借りてコートに向かうと、そこには既に安室がいてボールを打っていた。
コ「は!?」
やはりコナンは聞いていなかったようだ。安室がいることに驚愕している。
安「あ!みなさん!お待ちしてました」
いつもと同じような笑みで見てくる。ミステリートレインでのことなど無かったかのように。
『(まぁ、きっと“バーボン”の姿はキッドにしか見せなかったから隠してるつもりなんだろうけど)』
蘭「コーチって安室さんのことだったんですね!」
安室は手始めにサーブを打つ。安室から放たれたサーブは、ラインギリギリを攻める剛速球だった。
蘭「すっごーい安室さん!」
安「いやぁ中学の時以来ですからお恥ずかしい」
テニスコートの周りにはギャラリーがたくさん集まっていた。安室の動きを見て、プロテニスプレイヤーが来たのかと思っているようだ。
さらに女性のギャラリーは、安室の甘いマスクに頬を赤らめている。
園「ねぇ名前さん!安室さんとラリーしてみたら?」
『ええ!だって私初心者だよ!?』
安「ゆっくりの球にしますから、やってみましょう!」
蘭と園子に無理矢理背中を押され、コートの中に入れられる。
『わぁ、怖い』
コートの反対側にいるとはいえ、長身の安室からどんな球が飛んでくるかわからない。
さらに怖いのは球だけではなかった。ギャラリーからの視線も凄い。イケメンとラリーできて羨ましいという視線が多くある。
『(私だってやらなくていいならやらないよ!)』
安「いきますよー」
ポンッと小気味の良い音を立てて黄色いボールが飛んでくる。後ろの園子からは、「ボールをちゃんと見れば打てるわよー!」とアドバイスが来た。
『えいっ』
ポンッ
上手くラケットに当たり、安室のコートの方へボールが返っていく。
安「いいですね!」
それから何回かラリーを続けることができた。
最後にスマッシュをしてみてと安室に言われ、優しいロブが上がった。
『ええぇ、ちょっとっ』
パコンッ
勢いこそ無かったが、ネット際を通る鋭い角度のスマッシュになった。
安「良いコースでしたね!」
園「すごーい!!少し練習したらウチの部員たちより上手くなるわよ!」
『安室さんの球が打ちやすかったから』
蘭「でもなんかキュンキュンしちゃった!」
『なんでよ』