第7話 探偵たちの夜想曲
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
コロンボに着くと、テーブルが2つ繋がっている席を選んだ。
安「やっぱりお米が好きなんですね」
『はは・・・』
ハンバーグとご飯のセットを選んだ名前は、安室にそう言われ苦笑いを浮かべる。
蘭がキラキラした目で、コナンが安室のことをジト目で見ていたのには気づかなかった。
届いた料理を食べながら今日の依頼の話をする。
亡くなった兄の遺品からコインロッカーの鍵が出てきたのだが、どこのコインロッカーかわからないから探してほしいという内容らしい。
しかし、大体の鍵には制作会社の名前とシリアル番号が書いてあるため調べるのは簡単だという。
『(え、それだけ?)』
探偵の依頼とは普通そんなものなのだろうか。猫探しや浮気調査などのイメージが強かったため、すぐに解決できるであろう依頼に驚く。
しかも報酬は30万円。
これには探偵である安室も驚いていたため、普通ではないのだとわかった。
食事も終え、コーヒーを飲んでいても依頼人が来る気配がない。
小五郎が依頼人からのメールを確認していると、あることに気づいた。
最初に依頼をしてきた時のメールアドレスと、待ち合わせ場所変更のメールを送ってきたアドレスが異なると。
小五郎は2度目のアドレスに返信していたが、何かの手違いで見れていないのではないかという話になった。
小五郎が待ち合わせ場所変更にOKと返信したことを知らないのであれば、事務所の方にいるかもしれないと急いで事務所に戻る。
事務所に入ると、誰もいなかった。
安「・・・・」
『(鍵・・・)』
名前は鍵穴の不自然さに気づくが、とりあえず中に入ることに。
蘭と安室が紅茶の準備をしている間、小五郎はトイレへ向かおうとする。
すると、
ブー、ブー・・・・
小五郎の携帯が鳴る。
“たった今コロンボに着いたから来てください”と依頼人からメールが来たということだった。
コナンが急いでトイレに行くと言うと再度依頼人からメールが届く。
“急いでみんなで来てくれ”と。
蘭「私たちも?」
小「他に誰がいるんだよ」
安「ではまたみんなでコロンボに行きましょう」
安室はにこやかに蘭の背中を押し事務所の扉から出る。
コナンも、渋る蘭と小五郎に「みんなでって言われたから」と説得して小五郎の背中を押していた。
名前もみんなについて行く。
扉を出た安室はコロンボへは向かわなかった。
事務所の扉の前で話を始める。
『中に誰かいる?』
安「ええ、恐らく」
依頼人と小五郎を会わせたくない人物が場所変更のメールで小五郎たちを追い出し、事務所の人間としてその人物と落ち合ったのではないかと安室は推察する。
『ドアの鍵穴、こじ開けられた跡があったよ』
安「それに食器棚に濡れたティーコップがありました」
コ「それにさぁ、テーブルの上に落ちてたタバコの灰もきれいに拭き取られていたよ?」
3人がそう言うと、安室が先頭で事務所内に再度入っていく。きっと依頼人と、メールを出した犯人はトイレに居るという。
その時
パァン
「『(え!?)』」
銃声のような音が聞こえ、コナンが慌てて扉を開けると、中にはガムテープで身体と口を拘束された女性と、銃を自分に向けた状態で亡くなっている男性がいた。
すぐに110番通報をし、程なくして目暮や高木などが到着する。
ガムテープで巻かれていた女性は、小五郎にコインロッカーの捜査を依頼した樫塚圭という人物だった。
樫塚圭は小五郎の助手を名乗る男性にスタンガンで気絶させられ、気がついたら拘束されていたという。
逃げないようにブーツを脱がされ、ブーツの靴紐も抜かれたと。
亡くなった男には、どこのロッカーキーなのか質問攻めにあっていたらしい。しかし、小五郎たちがトイレに入って来そうになり、焦った男性は自分で命を絶ったと。
高「目暮警部、彼女の身体や衣服からはほとんど発射残渣は出なかったようです」
樫塚圭の身体から残渣が出なかったということは、樫塚圭が銃を撃った可能性は無くなった。
自分の手で撃てば必ず手や服に発射残渣が残る。
その後も簡単な調査が進んだ。
樫塚圭の亡くなった兄のことや、自殺した男の持ち物、トイレにあったタオルの状況などを確認すると、詳しい事情聴取は明日にすることになった。
安「家に帰るなら僕の車でお送りしましょうか?」
自殺した男の仲間が待ち伏せしているかもしれないからと理由も添えて。
コ「僕も行く!名前姉ちゃんも行くよね!」
『え、私も?』
目「そういえば、その女性はどなたですかな?」
名前を見ながら目暮は問う。「誰かに似ているような・・・」と呟いていた。
小「あの探偵ボウズの姉ですよ」
目「あぁ!工藤くんの!たしかに留学中の姉がいると言っていたな」
『うちの弟が色々捜査を掻き乱していたらすみません』
その言葉にコナンがさり気なく足を蹴ってきた。しかし目暮からの新一の評価は高く、助かっていたと嬉しそうに話していた。