第6話 安室透
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
蘭「ごちそうさまでした」
園「げ、もうこんな時間」
『明日も学校でしょ?もう帰ろうか』
試食させてもらったことにお礼を言い、会計を済ませる。
会計を担当していたのは梓だった。
『梓ちゃんもケーキありがとう、美味しかったよ』
梓「うん、また来てね」
その時、皿洗いをしていた安室がレジの方に向かってきた。
ガシッ
『え?』
安「名前さん!好きです!僕とお付き合いしましょう!」
蘭・園・梓「!!??」
手をガッチリ掴まれて、真剣な顔で話す安室。
固まる名前。
頬を赤くして2人を見る蘭たち。そして
蘭・園・梓「キャーーーーッ」
黄色い声が上がる。
ちなみに、周りの客たちにも安室の告白が聞こえていたようでガン見している。
安「どうですか?」
誰もが落ちてしまいそうな可愛らしい笑みを浮かべて名前を見る安室。
しかし名前の返事は
『い、嫌です!』
だった。
蘭「えー!何で!」
園「優良物件よ!アリ寄りって言ってたじゃない!」
『や、あの!ごめんなさいっ!じゃあね蘭ちゃん、園子ちゃん!梓ちゃん!』
名前は安室の手を振り解き、走って家まで帰って行った。
残された蘭たちは、手が所在無く宙に浮いている安室の方を見る。
蘭「そういえば、名前さん、グイグイ来る人は苦手って言ってた気がします」
園「あー、それね。安室さん、名前さんは裏表が無くてグイグイ来ない人が良いらしいわ」
安「そうだったんですね。あぁ、でももう僕は名前さんに惚れてしまいました。また作戦を考えるとします」
再び上がる黄色い声。
女性客もいたが、頬を赤くして安室の方を見ていた。
園「・・・大学院生と探偵との間で取り合われちゃうのかしら!ぐふふっ、可愛いって罪ね!」
園子はこの状況を楽しんでいるようだ。ニヤニヤしている。
蘭「私たちも全力で応援するので!頑張ってください!」
安「はい!」
ーーーーー
『はぁ・・・はぁ・・・』
走って家まで帰ってきてしまった。
初対面であんなに面と向かって言われるのは初めてだったため驚いてしまったのだ。
申し訳ないことをしてしまったなと思いつつも、あの場からうまく逃れる方法が他に見つからなかった。
『梓ちゃんに連絡しておこ』
気持ちが落ち着いたらまたポアロに行くことを梓にメールしておくと、オッケーと返事が帰って来た。
ついでに安室さんを怒らせてしまったかも確認したところ、怒ってはなかったということだった。
『良かった』
安心して家に入る。
沖矢はいつも通り本を読んでコーヒーを飲んでいた。
『ただいまです』
昴「おかえりなさい。ご飯は食べてきました?」
『あー、ケーキだけ食べました』
そういえば夕飯は食べてこなかったと思い返す。
沖矢は、ビーフシチューを作ったから食べてみてほしいと言う。
『わぁ、ありがとうございます』
走ったため汗をかいて気持ち悪い。先にお風呂に入ってから沖矢の作ったビーフシチューをいただいた。
母に教わったレシピ通りに作ったのだろうか、懐かしい味がした。
『昴さん、どんどん上手になっていきますね』
器用すぎて、この人の短所は何なのだと考える時がある。
変装をやめた後の目の下の隈くらいだろうか。
昴「なにか?」
『い、いえ』
ボーっと沖矢の顔を見てしまったようで問いかけられた。
焦って目を逸らすと笑われたため、その後は無言で食べた。
ーーーーーーー
数日後
日曜日の昼過ぎ、外を散歩していると携帯が鳴った。
画面を見ると梓からメールが届いていたようだ。
梓《名前ちゃーん、淋しいよ!ポアロにそろそろ来てくれない?》
『・・・・』
梓には会いたい、しかし安室に会うのは気まずい。
だがあそこは居心地が良かった。また行きたい気持ちもある。
葛藤すること数分。
名前はポアロに向けて歩き出した。