第6話 安室透
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『あの・・・』
安「はい?」
『手・・・』
安室はずっと名前の手を握っていたのだ。
名前が声をかけると、ハッとして手を離していた。
名前は急いで蘭たちの方に向うと、園子がニヤニヤしていた。
園「で?で?どうなの実際?アリ?ナシ?」
『うぅ・・・イケメンだとは、思うけどさぁ』
園「でしょでしょ!?」
蘭「まぁまぁ、まず注文しなきゃ」
名前はカフェオレ、蘭と園子はクリームソーダを頼んだ。
少し待って飲み物を運んで来たのは安室だった。
先程と同じ笑みで運んで来た。
安「お待たせしました、蘭さんと園子さんがクリームソーダで、名前さんがカフェオレですね」
それぞれの目の前に飲み物を置くと、他の客に呼ばれたようで名残惜しそうにそちらに向かっていった。
蘭「なんか、名前さんのことずっと見てなかった?」
園「きっと名前さんに一目惚れしたのよ!」
『もう帰りたい。早く飲んで帰ろう』
女子高生たちのキャイキャイとした話に若干引きつつカフェオレを飲む。
早く飲んで帰ろうと思いながら。
園「ほらほらぁ、早く言っちゃいなさいよー、タイプなのかどうか!」
『ええー、まぁ、でもあの顔は別として、性格も合うんだったらまぁ、って感じかな』
園「ほうほう。アリ寄りですな?」
自分の顎を触り、名探偵のような目線で名前を見る。
名前はもう恥ずかしいからと他の話はないのか聞いた。
蘭「そうだ、名前さん、今日英語の授業でわからないところがあったんだけど、名前さんならわかる?」
『ん?どれどれ』
蘭はテーブルの上に教科書とノートを出してわからなかった所を名前に聞く。
『えーっと、ああ・・・これはね』
名前は蘭と園子に、教科書の内容をわかりやすく解説していく。蘭と園子もわかりやすい説明に、何度も大きく頷いていた。
蘭「そういうことね。」
園「先生よりわかりやすいんじゃない?」
『そんなことないよ』
その時安室が名前たちのテーブルに近づいてくる。
安「あれ、勉強中でした?」
蘭「いえ、今終わったところです」
園「名前さん頭良いから楽勝!」
安「ホォー、名前さんは大学生でしたっけ?」
梓に事前に聞いていたのだろう、安室は名前を見ながら聞いた。
園「こう見えて年上のお姉様なんだから!しかも大学はアメリカのH大学!」
こう見えて、とは身長など見た目のことだろうか。少し失礼ではないのかと思い園子を見る。園子はその視線に気づいているのかいないのか安室と話し続ける。
安「凄いですね、エリートじゃないですか。今は帰省ですか?」
『休学中です』
そう言うと、安室に「大学生も休みが必要だ」と笑顔で言われた。働いている人に言われると気まずくなる。
そこで、園子はずっとこのテーブルで話をしている安室を不思議に思った。
園「で、安室さんは何でこのテーブルに?」
安「あ、そうでした。梓さんと新作のケーキを試作しているんですが、試食をお願いしても良いですか?」
安室の手にはチョコレートケーキが乗っていた。
蘭も園子も慣れているのか嬉しそうにケーキを受け取っていた。
安「名前さんも良かったら」
安室は、手を伸ばさなかった名前の前にもケーキを置いた。
『あ、すみません、ありがとうございます』
蘭「うーん、美味しい!」
園「さすがね!」
『美味しい』
一口食べてみると、コーヒーに合いそうな程よい甘みのチョコレートケーキで、とても食べやすかった。
安「良かったです!マスターに言って、今度正式なメニューとして出してもらおうと思います!」