第4話 赤と黒のクラッシュ
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『じゃあさ、スパイだった赤井さんを殺れば怜奈さんは信用してもらえるんじゃない?』
きっと組織は、NOCであった人物をやすやすと逃すことはないだろう。赤井もきっと消すべき人間としてリストアップされているはずだ。
『あ、本当にじゃないよ?』
コ「わかってるけど、そんな簡単に組織が騙されるか・・・」
赤「・・・いや、いけるかもしれない。ジンが俺を狙っているのであればな」
赤井はジンと面識があるようで、ジンが考えそうなことが少しは分かるという。
赤「奴は必ず息の根を止める時に頭を撃たせる。それをうまく利用できれば」
コ「頭・・・・あっ、楠田陸道・・・」
楠田陸道は、頭を撃ち抜いて自殺していた。
ジンは相手を殺すのに頭を撃ちたがる。
ということは、楠田陸道の遺体をうまく使用できれば赤井の死を偽装できるかもしれない。
『でも、その作戦をするには、赤井さんは“死んだ人間”として生きなきゃいけないってことになります』
いろいろ制限のある生活を余儀なくされるかもしれないと話すと、赤井はまっすぐ名前を見る。
赤「そんなもの、FBIになった時点で覚悟しているさ」
『・・・凄いですね』
名前はふふっと笑って赤井に話す。
赤井は名前の表情に一度目を見開くが、すぐに気持ちを切り替えた。
『でもきっと一回じゃ無理だよね』
コ「ああ、楠田陸道が毎日組織に連絡を入れていたのであれば、今日連絡が行かなければ不審に思った奴らが明日には動く。偽装するにも時間がいるからな」
『まず、怜奈さんを奪還させる、でその後赤井さんを狙うように仕向けられたら良いかもね』
コ「ああ」
『私、組織のこととかFBIの人のそれぞれの性格とかわからないから、わかってる人が作戦を立てるべきだと思う。
大丈夫?赤井さん』
赤「凄いのは君たちもだ。息がピッタリだな」
今までの話を静かに聞いていた赤井が声を漏らす。
姉弟だから、など言えるはずもなく苦笑いを浮かべた。
コ「じゃあ名前姉ちゃんは、偽装に必要なものを博士にお願いしといて」
『うん』
赤井はFBI捜査官の性格などを伝え、それをもとにコナンが計画を練る。必要があれば赤井や名前も案を出していた。
計画が定まり、さっそく一番初めに行うべきことのために移動する。
『コナンくん、博士に連絡ついたよ、作ってくれるって』
コ「サンキュー」
赤「ボウヤにはいつも驚かされるな。名前もFBIに正式に入ってもらいたいくらいだ」
コ「それで?どうする、赤井さん。イチかバチかのこの大勝負・・・乗ってみる気ある?」
とある病室に向かいながら話す3人は、病室の前に行くと目を合わせた。
赤井がノックをし、中で見張りをしているFBIの男性に休憩するよう伝えた。FBIの男性も疲れていたのか、拒否することなく仮眠室に向かっていった。
赤井とコナンは病室に入っていく。
それを見届けると、名前はコンコンとドアをノックした。
『赤井さん、緊急招集です!』
赤「作戦会議か?」
『ええ』
名前が声をかけると赤井は病室から出て、名前とともに小走りで去っていった。後ろで水無怜奈の病室に入ろうとする男の子の気配を感じながら。
『キャメルさん、お待たせしました』
キャ「いえ」
赤「では一旦戻ろう」
少し離れた所まで行くと、FBI捜査官であるキャメルが待っていたため声をかける。彼は最近増員された捜査官であり、今回の計画でも重要な役割を果たす。
病室まで戻ると、コナン、水無怜奈が誰かと話していた。
コナンに聞いた水無怜奈の弟だろう。
そこの話はあまりわからなかったが、きっとコナンが解決してくれるだろうと思い、深く考えていなかった。
水無怜奈の弟の声が響く。今頃水無怜奈がCIAで、ある組織を追っていることを聞かされただろう。
『赤井さん、そろそろ』
赤「ああ」
ガチャ、と扉を開け赤井と名前が中に入っていく。
水無怜奈の弟の顔が見えた。やはり似ている。
赤「その組織について、君は知らないほうが良い」
「え?」
水無怜奈の弟は困惑したように赤井を見る。
赤井はキャメルに弟を連れて行くよう伝えた。これ以上組織の話をすると弟まで巻き込まれてしまう。
キャ「そういえば作戦会議が始まるようですが・・・」
「ちょ、ちょっと、まだ話が・・・」
話が終わっていないという弟の肩を掴みながら別室へ連れて行く。
赤「後はさっき電話で指示した通りに動け」
キャ「了解」
キャメルが弟を連れて出ていくと、赤井は水無怜奈の方に向き直った。
怜「どうする気?組織が私を奪還しに来るんでしょ?」
赤「ああ、そこで提案だが・・・」
怜「まさか私に・・・もう一度組織に戻れなんて言わないわよね?」
赤「もちろん、そのまさかだ」