第3話 ブラックインパクト
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『はぁ・・・』
安心してため息をつく。
コナンの方を見ると目が合ったため、下に行くとジェスチャーをして事務所を出た。
『コナンくん!』
コ「名前姉ちゃん!無事で良かった」
コナンが駆け寄ってくる。だいぶ心配していたようだ。
コナンの頭を撫で、助けてくれてありがとうと伝えると、周りを見る。
そこには金髪の外人女性、眼鏡の年配の白人男性がいた。
きっと仲間だと思い、会釈する。
「えっと、あなたは?」
金髪女性に声をかけられ、一瞬戸惑う。コナンの知り合いということは、どこまで知っているのか、どう答えたら良いのか。
コ「ジョディ先生、この人は、新一兄ちゃんのお姉ちゃんで、名前さん」
“江戸川コナン”として接してはいるが、変に幼さを演じることなく話している。
そして先程の電話口のコナンの言葉遣い、そして女性の声。
『はじめまして、工藤名前です。コナンくんがお世話になりました、FBIさん』
ジョ「!なんでそれを・・・」
コ「あー、ごめんなさい、僕とジョディ先生が車で話してる時少しだけ通話繋がってたんだ、名前姉ちゃんと」
『その時に貴方の声で“FBIに任せて”って聞こえたので』
ジョディの隣りにいる男性が「ほぉ」と感嘆の声を上げた。『えっと・・・』と困ったように男性の方を見ると、男性は「ジェイムズ・ブラック」だと名乗った。ジョディの上司に当たると。
『で、何なんですか?今回の騒動。結局黒の組織って何?ジンって誰なの?』
名前が気になったことを次々と聞くと、コナンたちは焦ったような表情をする。きっとこれ以上巻き込む一般人を増やしたくないのだろう。
コナンに限っては姉だから巻き込みたくないというのもあるだろうが。
コ「・・・」
『・・・私、情報屋してます。
情報屋として手伝えることないですか?』
コ「バッ・・・」
なぜバラすんだと言いたげな顔をしているコナンを尻目に、ジョディやジェイムズに話しかける。
ジェイムズは、名前が信用できる人物なのか確認するような視線をコナンに送った。
コ「・・・協力してもらえるなら、心強いと思う」
ジェ「そうか。では、協力をお願いしよう。コナンくんの知り合いなら実力もあるだろう」
ジョ「じゃあ明日クールキッドと一緒に来て!」
『え、どこに?』
ジョ「杯戸中央病院よ」
黒の組織の一員である水無怜奈が、昨夜ジョディたちとカーチェイスを繰り広げた時にバイクで横転してしまい、身体を強く打ち付けてしまったようだ。
そして怜奈をFBIが保護し、杯戸中央病院まで運んだとのことだった。
そこでお互いに出せる情報を交換しようという話になった。
ーーーーーー
翌日
『ここ?杯戸中央病院』
コ「ああ」
タクシーで杯戸中央病院まで向うと、ジョディが入口で待っていた。
ジョ「Hello!来てくれてありがとう!さっそく話を聞かせてくれるかしら」
『ぇ、私は何も知らないけど・・・』
ジョ「ま、貴女のことを教えてってことよ」
ジョディに連れられ、とある病室に入る。そこには誰も入院患者はいなかった。FBIが作戦会議をするために借りている病室ということだろう。
ジョディが携帯を操作すると、数分後に扉が開きジェイムズとニット帽の男性が入ってきた。
『あ、ジェイムズさん、こんにちは』
ジェ「ああ、名前さん。ご協力感謝するよ」
「この女性が例の協力したいっていう情報屋ですか?」
ジェイムズの隣りにいたニット帽の男性が名前の方をジロジロ見ながら聞いていた。
ジェ「そうだ。名前さん、言える範囲で良いから貴女のことを教えてもらえますかな?」
『はい。えーっと・・・まずみなさん、“ロビン”という情報屋は聞いたことあります?』
FBI「!!」
FBIの3人は反応する。
そして、まさか、という顔で名前を見た。
『そうです。私がその“ロビン”です』
コ「?なに、“ロビン”って」
「ククッ、ボウヤでも知らないことがあるのか」
“ロビン”
それは、渡り鳥であるコマドリを意味する。
ハッキングでインターネットの世界を渡り歩き、ある時は自分の足で暗躍し情報を集める情報屋。
ジェ「FBIでも有名な名だ」
『ええ。みなさんとは違う部署だと思いますが何度か情報を提供させていただいたこともあります。
・・・証拠を見せろと言われたら、難しいですが』
コ「(CIAだけじゃなくてFBIにもかよ・・・)」
ジェ「今は信じるとしよう。なにしろコナンくんが信用している女性だからね」
ひとまずは協力者として受け入れて貰えそうで安心する。
しかしここからの出方次第では信頼を欠くことになるため、まだ慎重にいかなければと思っていた。
ジェ「では、名前さんの聞きたいことはなにかね?」
『・・・黒の組織のこと、教えてもらっても良いですか』
ジェイムズは黒の組織のことを、FBIが把握している限りのことを教えてくれた。
幹部であるジンやウォッカ、ベルモットのこと。
その他幹部らは皆お酒の名前をもらえると。
『で、水無怜奈さんが、その幹部の1人だったからFBIもずっと彼女を追っていた。それで昨日の騒ぎになったわけですね。
そして、黒の組織との唯一の繋がりである怜奈さんをこの病室で匿っていると』
「ホー、聡明な女性だ」
『・・・えっと、あなたは?』
時々会話に混ざってくるものの、名前も何もわからないためどう反応したら良いかもわからなかった。
「すまない。俺は赤井秀一だ」
『そういえば、昨日その黒の組織を撤退させてくれたの赤井さんですか?』
きっとコナンのサッカーボールだけでは危なかった。
その後に聞こえた金属音、あれはきっと銃弾が鉄の柵に当たった音だった。
きっと銃で撤退させたのだろう。
秀「ああ、まぁな」
ジョ「シュウはFBIきっての敏腕スナイパーよ」
『へぇ・・・ありがとうございました』
へら、と笑う名前。
それを見たコナンは、大きく咳払いをした。
コ「ゴホンッ!名前姉ちゃん、そろそろ帰ろう」
『え、あ、そうだね』
ジェ「では、何かあったら連絡するよ」
名前は3人に連絡先を教え、帰ることにした。
コ「で、大丈夫なのかよ?」
帰り道、コナンが名前に声をかけてきた。
何のことだと返事をする。
コ「いや、他の組織の情報も集めてんだろ?ちゃんと休んでんのか?」
『ふふっ、心配してくれてるの?とりあえず大丈夫。バイトの方の組織は今動きが少ないから情報が出ないんだよね』
だから、しばらくは黒の組織のことに専念しても良いと話す。
こうして名前も黒の組織との戦いに参加することとなった。