第3話 ブラックインパクト
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阿「さて、そろそろお茶にでもせんか?美味しいケーキを買ってきたんじゃ」
しばらくゲームをした後、阿笠はケーキとコーヒーを用意すると言っていた。灰原も手伝うために一緒にキッチンのある部屋へと向かっていった。
『(いつまで誤魔化せるかねぇ)』
ぼーっと蘭と小五郎がゲームをしている姿を見ていた。
すると突然、時計を見た小五郎が何かに気づく。
小「もう競馬のメインレースが始まっちまうじゃねーか!」
『え、そんなの今じゃなくても良くない?』
小「馬鹿野郎!リアルタイムで見るからこそ意味があるんだろうが!」
有無を言わさない様子で立ち上がり、帰る準備をしている小五郎に若干焦る。そんなに競馬が好きだったのかと。
蘭「もう、お父さん!博士たちがお茶の準備してくれてるのに!」
小「お前らがいっぱい食えばいいだろ!とにかく俺は帰るからな!」
『(わぁ、わがまま親父・・・仕方ない)
毛利さん、帰るの?私事務所に家の鍵置いてきちゃって、いつ取りに行こうかと迷ってたんです。私も一緒にいいですか?』
蘭「ええ、名前さんまで!?」
蘭に心の中で謝りながら小五郎についていく。一番危ないのが小五郎なのだから。
コナンからの連絡が来るかもしれないのでしっかり携帯は握りしめ、キョロキョロしすぎない程度に周りの様子を窺いながら小五郎の後に続く。
途中で買った競馬新聞を見、ラジオで競馬中継を聞きながら歩く小五郎。
『(呑気だね・・・)』
予想が当たっているのかニヤニヤしながら歩く小五郎をため息をつきながら見ていた。周りの人たちも変な人を見る目で小五郎を見て避けていく。
事務所に着くと、さっそく小五郎はテレビで競馬の中継を見る。
事務所に着くと少し安心し、事務所の窓に背中を付けて一息ついた。
その時、コナンから電話が来る。
『もしもし』
コ「名前姉ちゃん!おっちゃんが危ない!例の組織の奴らが毛利探偵事務所に向かってる!!!」
『え・・・!?』
最悪の事態になってしまった。発信器と盗聴器がバレてしまったのだ。
敵が毛利探偵事務所に向かっていると名前に連絡してくるということは、既に阿笠には連絡済みで小五郎と名前が事務所に帰ったことを知っているのだろう。
小「くそっ、このポンコツTVが!」
『?』
名前が急に怒り出した小五郎を見ると、TVが映らなくなっていた。「肝心な時はいつもこうだ」と言っているため、今までも調子が悪いことがあったようだ。
しかし、状況、タイミングともに偶然とは思えなかった。
TVのアンテナを何かで壊された、と考えるともう敵はすぐ近くにいる。もしかしたら既に外から狙われているかもしれない。
電話をしているのも見られているのであれば・・・下手に動いたら怪しまれてその瞬間殺されるかもしれない。無闇にその場から動けなくなった。
『既にヤバいかも』
コ「マジかよ!もうすぐそっちに着くから無事でいてくれよ!」
小五郎は再度ラジオをイヤホンで聞きながら事務所の自分のイスに向かう。
『毛利さん待って!』
窓際に来てはいけない、と言おうとしたが既に小五郎は競馬のことしか頭にない。競馬新聞にしか視線が向かず椅子に座ってしまった。
しかもイヤホンを付けている耳が外から見えるような角度だ。これでは盗聴してますと言っているようなものだ。
『ちっ・・・』
コ「名前姉ちゃん、おっちゃんもだけど、名前姉ちゃんも狙われてる・・・絶対に動かないで!」
敵は、小五郎が盗聴器の内容を聞いていると思って喋りかけている。
その内容はコナンに聞こえており、小五郎と名前の背中を取っているということだった。
背中を取っているということは銃で狙われているということ。
今自分が小五郎に余計なことを話せば、小五郎が不審な動きをして撃たれる可能性もある。
となれば・・・
『コナンくん、もう任せるよ』
コ《今着く!何があっても絶対に狙撃ポイントは探さないで!》
コナンの声が遠くなる。どこかに携帯を置いたのだろう。
もう自分と小五郎の命はコナンに預けるしか無い。
その時
ビシッ!
小「『!!?』」
事務所の窓ガラスにサッカーボールがぶつかり、ヒビが入る。
小「コラァ!!どこのどいつだ!!」
『びっくりしたぁ・・・』
小五郎が窓を勢い良く開け、サッカーボールを蹴ったであろう人物を探した。
名前は少しドキドキしながら外を見る。しかし、ここで敵を探すのは悪手だ。小五郎とともに下を見ることに。
コ「ごめんねー、ちょっと強く蹴りすぎちゃって」
小「てめぇ・・・」
コ「それより競馬どうなった?そのイヤホンで聞いてんでしょ?お姉ちゃんは彼氏さんと電話してた?ごめんね!」
チュンッ
コ「え?」
『?』
事務所向かいの建物から高い金属音がし、コナンと名前は思わず上を見る。
そこには黒ずくめの人物が2人見えた。
『(あれが黒の組織・・・?)』
少ししてその2人が走り去るのが見えた。何かしらの理由で撤退するのだろう。