第3話 ブラックインパクト
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小「ったく、何ともしけた事件だったな」
蘭「でも良かったじゃない。変なストーカーじゃなくて」
小五郎たちは車で来ていたため、駐車場へ向かう。
その時、ポツと肩に雨粒が落ちる。
『雨・・・』
コ「ああ!(やべ、盗聴器回収してねぇ)」
突然声をあげるコナンに3人は振り返る。
コ「僕、さっきのお姉さんの家に忘れ物してきちゃったみたいなんだ」
『(盗聴器かな?)私も行こうか?』
コ「大丈夫!僕すぐ取ってくるから!」
そう言うとコナンは走り出した。小さくなっていくコナンの背中に、蘭は駐車場で待っていると言い足早に車に向かう。
蘭「ありがとう名前さん、急なお願いなのに来てくれて」
『平気だよ。基本的に暇してるから』
小「謝礼金出せるほどの報酬じゃねぇぞ」
『ははっ、大丈夫ですよ。バイトしてるんでお金には困ってませんから』
別に嫌味な感じで言ったわけではないのだが、小五郎にはジトッと見られた。
その時、コナンから蘭に電話がかかってくる。
蘭「忘れ物は見つかった?
・・・えぇ!?博士と偶然会ってこれからトロピカルランドに行くことになった!??」
『・・・・(何かあったな、こりゃ)』
コナンのわかりやすい誤魔化しに名前は小さくため息をつく。鞄をゴソゴソ漁り、携帯とポーチから小さなイヤホンを取り出す。
小「とりあえず帰るぞ」
小五郎が車を出すと、さり気なくイヤホンを耳につける。
名前は後部座席で新一の方の携帯にメールを入れる。もちろん返信が来た時に小五郎たちに不審がられないようマナーモードにするのを忘れず。
《何かあったなら協力するけど》
するとすぐ返信が来る。
コ《姉さんの今の手札を教えてほしい。もしかしたら巻き込むかも》
手札とは、今この状況でできること、ということだろう。
素早く返信を打つ。
《私からは話せないけど、小型のワイヤレスイヤホン持ってるから、新一と通話繋げば情報共有はできる》
そう返信するとすぐにコナンから電話がかかってきた。
通話にして耳に集中する。
コ《姉さん、聞こえてる?端的に話すと、さっきの水無怜奈さんが、俺の追ってる黒の組織の一員かもしれないんだ》
コナンは阿笠のビートルに乗っているようだ。そしてその車には灰原も同席している。
灰原は組織に命を狙われているのではなかったか。
コ《俺と博士たちで出方考えるから、通話にしたまま聞いといてくれ》
返事はできないため、きっとわかってくれているだろうというお互いの信頼のもとコナンは喋り、名前は静かに聞く。
哀《水無怜奈っていうアナウンサーが奴らの仲間だっていうのは確かなんでしょうね》
きっとコナンと名前の通話を待っていてくれたのだろう。コナンの話に区切りがつくと、灰原がコナンに質問していた。
コ《ああ・・・奴らのボスのメールアドレスに送信してたし、その後かかってきた電話の相手をこう呼んでたよ・・・“ジン”ってな》
『(ジン・・・?)』
阿笠は偶然敵の尻尾を掴めてラッキーだと呑気に話すが、コナンは「最悪だよ」と焦りながら話す。
コ《よく考えてみろ、もし発信器と盗聴器が奴らに見つかれば誰が仕掛けたんだってことになる。
そして真っ先に疑われるのはついさっきまであのアナウンサーの部屋にいた探偵・毛利小五郎だ!》
『(あーらら)』
コナンが回収し忘れた盗聴器のお陰で大事になりそうな予感がする。
小五郎が盗聴器を付けていた理由が、ピンポンダッシュの依頼の犯人をつきとめるためだと思われても、その後の自分たちの会話を聞かれていたかもしれないという可能性は否めない。
コ《そうなっちまうと恐らく奴らは・・・》
哀《口封じにかかるでしょうね、毛利小五郎の。
そして必要とあらば、彼の周りの人間もひとり残らず・・・》
『(巻き込むかも、ってそういうこと)』
毛利小五郎の周りの人・・・蘭や怜奈の家に行った名前も対象だろう。
阿《じゃあ奴らに気づかれる前にそれを早く回収せんと・・・》
盗聴器付きのガムは、怜奈の靴に付いており、まだバレていないようだった。
その時、盗聴器の音に動きがあったようで、コナンたちは静かになった。
その時
小「おう、着いたぞ」
『え、あ、と・・・』
車が停車し、周りを見ると工藤邸だった。どうやら家まで送ってくれたようだ。
しかし、今狙われるかもしれない小五郎と別れるのは得策ではないだろう。
『せっかく送っていただいたのにすみません。
今日ポアロでゆっくりしようと思ってたんですけど、開店時間まで毛利探偵事務所にお邪魔しても?』
突然のお願いで断られるだろうかと思ったが、小五郎も蘭も快諾してくれた。