第2話 帰国の理由
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3階屋外レストランには既に警察が到着しており、現場検証をしていた。
『ぅわぁ・・・』
亡くなった江原はまだ横たえており、目に入ってしまった。ただ転落したのではなく、転落してレストランにあった銅像の持っている剣に刺さってしまったようだ。
蘭「名前さん!」
『どういう状況なの?』
江原は“闇の男爵”の格好をして転落したらしい。
主催者である江原が“闇の男爵”の格好をして参加者を驚かせようとベランダに出た拍子に落ちてしまったのだろうという話になっているようだ。
『ふーん』
名前は遺体の様子を見る。
『(なんか、あのネクタイ、違和感・・・)』
「えっと、あなたも例のツアーの参加者ですか?」
警察の1人が名前に声をかけてくる。身なりからして捜査一課なのだろうか。
『はい、そうですけど』
蘭「横溝さん、この人は高校生探偵工藤新一のお姉さんです」
横「な!?本当ですか!?」
『ええ。まぁ、あまり大声で言わないでほしいですけどね』
毛利が探偵だとわかっただけで参加者たちは動揺していた。何があるか分からないからあまり素性は明かしたくない。
その間にコナンは被害者のネクタイとベルトの違和感を声に出し、毛利や横溝に伝えていた。他殺かもしれないと。
小「誰かが江原さんを男爵に仕立てて、事故死に見せかけようとした・・・となると江原さんは本物の男爵に部屋から突き落とされたってことになる。
つまり、殺人犯“闇の男爵”はまだこの中にいるってことだ!!」
ツアーの参加者に殺人犯がいると見て、10時頃のアリバイを確認することになった。
『私部屋で1人だったんだけど。最悪じゃん』
コ「でもやってないんだろ?」
『当たり前でしょ』
となれば正直に話すしかない。
取り調べ室を設けられ、1人ずつ話を聞かれる。
名前の番になり、中に入ると小五郎、横溝、蘭、コナンがいた。
小「で、名前は10時頃どこにいたんだ?」
『部屋で本読んでました』
小「うーむ、アリバイは」
『なし』
小五郎は顎に手を当てて唸る。知り合いだから容疑者から除外したいのは山々だが、アリバイが無いのであれば対象から外れることはない。
『ま、気にしないでください。ちゃんと解決してくれるんですもんね』
小「あ、ああ!任せろ!!」
チラッとコナンに向けても言ったのだが、コナンは名前の含みのある言い方にジト目で返した。
犯人を見つけなければ自分の目的も教えられない、と言われているように思えたからだ。
結局、江原が転落したときのアリバイは全員あやふやなものだった。
一度自分の部屋に戻っているよう言われたため、名前も部屋に戻る。
『続き読もう』
少しするとまた取り調べ室に呼ばれた。今度は全員一緒にだ。
蘭、コナン、明子が“闇の男爵”に扮した人物にエレベーター前で会ったということで、次はその時間についてアリバイの確認をされる。
しかし、全員自室にいたと言っていたため誰もアリバイが無い。
そのため、全員の部屋をチェックし、怪しいものが無いか確認することになった。
2201号室
『はいどうぞチェックしてくださいな』
面倒になってきているのかベッドでゴロゴロしながら本を読んで捜査を待つ。
コ「ねぇねぇ、名前姉ちゃんなら下の階に飛び降りたりできる?」
ベランダから下を見て言うコナン。下の階が江原の部屋だからだろう。
『このコンディションなら無理かなぁ。風すごいでしょ。私も死ぬよ』
この土地のせいか、建物の構造のせいか、夜になってからずっと風が強い。そんな中下の階に降りようとベランダからぶら下がろうものなら、自分も風に煽られ落ちてしまうだろう。
命綱にするような物も部屋に無い。
コ「ちなみに江原さんハッカーだったらしいけど」
『動機の話?ないない初対面だし。てかコナンくん、疑ってる?』
追い詰めるような質問の数々に、自分を疑っているのではないかという疑問が湧いてくる。
コ「そんなわけないよ!だって名前姉ちゃんがやったなんて思えないから、犯人じゃないって証拠をいっぱい集めてるんだ!」
小「けっ、ガキのくせに一丁前に言いやがって」
名前の部屋からは特に何も発見されず、捜索は終わりになった。
しばらくするとまた招集がかかる。今度は毛利が犯人を突き止めたから推理ショーをするという話だった。
『なに?推理ショーって・・・』
ぶつくさ言いながら指定されたレストランまで向かう。名前が最後だったようで、毛利は全員揃ったことを確認すると話し始めていた。
江原が殺害されたトリック、全員のアリバイをドヤ顔で話していく。
そして蘭たちに接触してきた“闇の男爵”は、見張りをしていた空手の達人を倒すほどの腕の持ち主だったと。
小「犯人は、空手日本チャンピオンだった前田聡さん!あんたしか・・・・」
蘭「待って!お父さん!」
前田が犯人だと言おうとした時、蘭が走ってやってくる。
犯行時刻に前田に会っていたという女性たちを引き連れて。
小「じゃあ、犯人はアリバイのない今野史郎!お前だ!」
毛利は、いかにもインテリという見た目の今野も実は空手の達人だと言って今野に殴りかかる。
ポカッ
今野は何も出来ずに頭を殴られ大きなたんこぶを作っていた。
『(何を見せられてるの?)』
名前が呆れ返っていると、コナンが動いた。
『?』
毛利に顔を向けながら、視線の端でコナンを捉える。コナンは腕時計のようなものを毛利に向けている。
そしてその瞬間
小「ふにゃ・・・」
『え?』
突然ガクッとイスに座り込む小五郎。顔を覗き込むと目を瞑っており、眠っているようだ。