【龍が如く】1万Hit記念
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14時半
花枝「名前ちゃん、今ご飯食べちゃいな?」
『あ、はーい』
手伝いも一段落したため、店番を交代しながら昼食をとることに。
好きなお弁当を1つ選んで食べる。
今日はサバの味噌煮弁当にした。
『わぁ、美味しっ』
サバを堪能していると、店先から声がする。
「名前ちゃんいないのー?」
花枝「今休憩中ですー。邪魔しないでくださーい」
時々いるのだ。名前推しだとか花枝推しだとかで推しの顔を見るまで帰りたくない勢が。
悪い人たちではないため嫌ではないのだが、タイミングというものがある。
はぁ、とため息をついてサバを飲み込み、店の前に顔を出した。
『こんにちは。今日もありがとうございます』
「あ、名前ちゃん!今日はからあげ弁当2つ買ったよー」
どんな人であれ、弁当を買ってくれた人が嬉しそうな顔をしているのを見ると、こちらも嬉しくなるのは店員の性なのだろうか。
『ありがとうございます!また来てくださいね』
「眼福眼福。また来るよ」
手を振って帰って行く客。
花枝は、はぁー、と大きなため息をついていた。
18時半
『お疲れ様でしたー』
店を閉め、片付けや明日の仕込みをして全ての仕事が終わった時間。
今日は家に真っ直ぐ帰るため、花枝とは店の前で別れた。
花枝はバーに寄っていくらしい。
バーに1人で行くとか大人だなぁ、と思いながら自分はホットミルクティーのペットボトルを片手に歩いていた。
夜の神室町はキャッチが多い。
キャバクラ、ホスト、その他の店。
「お姉さん、どうっすか?イケメンの男いますよ」
『大丈夫です、間に合ってまーす』
軽く返事をして帰っていく。
「お姉さん可愛いね、うちで働かない?」
『結構でーす』
何回かキャッチを逃れ、やっと駅に着く。
電車に乗って帰ることに。
19時半
家に帰り、夕飯を作って食べた。
花枝の役に立てるよう、料理を勉強していた。
夕飯を終えのんびりしていると携帯が鳴る。
『・・・・・』
メールが来ており、その内容を読んで名前はため息をついた。
西田《名前ちゃん助けて!親父が機嫌悪くなっちゃって、組員をジャイアントスイングし始めてる!!まだ神室町にいたら事務所に顔出して!!》
『何してんの・・・』
名前はもう自宅に帰ってしまったことを返信したが、可哀想に思えてきたため、真島に電話をすることに。
真《もしもし、何や》
『吾朗ちゃんどうしたの?お弁当買いに来た時はあんなに機嫌良かったじゃん』
真島は、夕飯に食べようと思ってレンジでチンした“晴れ屋”の弁当を、組員とぶつかって落としてしまって食べられなかったと話す。
『はぁ?吾朗ちゃんの不注意で落としたのに組員に八つ当たりしてるってこと?』
真《ぶつかってきたヤツも悪いやろ。俺が弁当持ってたら道開けるやろ普通》
『開けません。吾朗ちゃんがいけないです!また明日お店に来て買ってください!もう組員さんに怒っちゃダメ!』
真島からの返事はない。
後ろからは《普通に怒られてる》《親父がしょんぼりしてる》など組員の声が聞こえた。
『吾朗ちゃん。うちのお弁当大事にしてくれたのは嬉しい。でもね、私、真島組の人も大事だからさ、大切にしてね』
真《おう・・・すまんかった》
『わかればよいのです。じゃあ、おやすみ』
真《おやすみやで》
それを聞くと、バイバイと挨拶をして電話を切った。
『・・・・真島組の近くに引っ越さなきゃかな』
ちょっと真剣に思う名前であった。
おわり