【銀魂】3万Hit記念
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※3万Hit記念小説は、全作品“春”をテーマにしています。
『今年も来たよー、花見の季節』
土「もうアイツらに会うのは勘弁だぜ」
今年も春がやってきた。毎年恒例の花見をしようと、昨年と同じ公園にやってきた。
昨年は万事屋らのおかげで大変な花見をした。絶対に会いたくないと周りをキョロキョロ見ながら歩いていたのだ。
沖「名前さん今年は着物じゃないんですね」
『うん、この後すぐ仕事だから隊服で来ちゃった。風情とか無くなっちゃうなら今から仕事行くけど』
「いや!名前さんと呑みたいっす!」
「名前さんと花見したいっす!」
自分は別にどちらでもいいから、と言うと周りの隊士に縋られながらここにいてくれと頼まれた。まだ春なのに暑苦しい。
とりあえず万事屋はいなそうなので、広いスペースを見つけると持ってきたシートを敷いてみんなでどっかりと座った。端から見たらとても怖い集団だろう。
「どう思います〜名前さん〜」
『え、いけるよ、だってずっと付き合ってるんでしょ?プロポーズしちゃいましょうよ』
「名前さん〜、俺、強くなるっす」
『うん、頑張ろうね。沢山の人を護らなきゃいけないから』
「名前さ〜ん」
「名前さぁ〜ん!」
土「鬱陶しいわァァ!!」
名前は酔っ払った隊士たちに絡まれていた。それをずっと近くで見続けていた土方が限界に達していたのだ。
近「ハッハッハ!名前ちゃんは聞き上手だからな。みんな相談しやすいんだろう。
して名前ちゃん、お妙さんはどうしたら振り向いてくれるだろうか」
『えー、とりあえず全身の毛根死滅させたらいいんじゃない?』
土「オイ、どこが聞き上手だ」
名前は適当に近藤をあしらっていた。近藤はお妙には「ケツ毛まで愛する」って言われたのに、と戸惑っていた。
『あ、もうこんな時間。じゃあ、私は見回りしてきますね。みなさん楽しんでください』
「名前さぁ〜ん!!」
「癒しが〜・・・」
土「テメーらも帰れ!!」
土方に怒鳴られている隊士を横目に、公園を出る。
朝から仕事だった隊士と合流して町内の見回りに向かった。
「うーい、姉ちゃん、俺と一杯どうよ」
『結構です。仕事中なんで』
「お姉さん俺たちといいトコ行かない?」
『私警察だから牢屋にはぶち込めますけど』
春だからなのか花見の季節だからか、酔っ払いが多い。
真選組の隊服を着ているはずなのにこんなに声をかけられるのは何なのだろうか。
何度も声をかけられ、適当にあしらいながら見回りを終えた。日が暮れ、辺りは暗くなっていた。
『あ、戻ってきた』
ぐるっと回ってきたのだろう、花見をしていた公園に戻ってきた。
真選組がやってきた昼間とは違い、もっとワイワイと騒ぐ声が聞こえる。
『一応最後にここを見て帰りましょうか』
「うっす」
何か問題は起きていないだろうか、喧嘩は無いだろうか、と公園内を歩き回る。夜の桜も綺麗だ。
『・・・・ん?』
しばらく歩くと、言い争いのような声が聞こえてくる。酔っ払いたちの喧嘩かと思いそちらの方に向かった。
土「テメーら、また俺らの邪魔すんのか?あ?」
銀「いやいや、それはおたくらでしょ。こっちはわざわざ時間変えて来てんのよ。そんなデロンデロンに酔った奴らがいるってことはだいぶ前から飲んでんだろ?仕事はどうした、仕事は」
神「綺麗な夜桜なのにお前らの汚い顔面も見なきゃいけないなんて・・・この警察は善良な市民にそんな苦行を強いるのね」
沖「何が善良な市民でィ。善良な市民はそんな演技してまで警察に絡んでこねーよ」
新「ちょっと、みなさん、毎年毎年喧嘩しないでくださいよ」
『・・・・・見なかったことにしたい』
言い争っているのは知り合いだった。