【黒執事】3万Hit記念
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
チャプン・・・
『ふぅ・・・』
身体を流し終え、湯船に入る。匂い以外変わったことはないが、やはり身体には良いのだろう。
『身体がポカポカしてくるかも』
いつもより身体が温まりやすいような、そんな感覚がした。入浴剤の効能かもしれない。
しばらく湯船に浸かり、満足すると浴槽から出た。
喉元に契約印があるため、自分で身体を拭き、チョーカーと自分で着れる寝衣に着替える。
この後はもう寝るだけだ。
トントン
『メイリン、いる?』
準備が終わると、浴室の外で待っているであろうメイリンに声をかける。
するとメイリンが返事をし、浴室に入ってきて服装のチェックや細かい手伝いをしてくれた。
メイ「お嬢様、いい匂いですだ」
『ね。メイリンもお風呂入るとき使いなよ』
メイ「い、いや、私なんかが使うわけにはいかないですだ!!」
『別に気にしないよ。シエルも使わないって言ったし。クラウスさんに感想を言うのに私だけの意見じゃ足りないでしょ?』
半ば無理矢理メイリンにも入浴剤を使うよう促した。申し訳なさそうにお礼を言うメイリン。
また今度感想を聞いてみよう。
『ふぅ・・・』
自室に戻り、机で本を読んでいるナマエ。
そこにノックの音が聞こえた。
時間的に、セバスチャンが寝る前の世話に来たのだろう。
セバ「失礼いたしま・・・・」
スンスンと鼻を動かすセバスチャン。ナマエの匂いの違いに気づいたのだろう。
『あ、ゴメンね。セバスチャン鼻も利くんだもんね』
セバ「そんな犬みたいな言い方しないでいただけますかね・・・」
苦笑いを浮かべるセバスチャン。布団を整えたり、蝋燭を棚に置いたりしている。
『ふあぁ・・・』
テーブルに本を置き、ベッドに向かう。
セバスチャンが布団を捲ってくれたため、その場所に一度座る。
『明日の予定は?』
セバ「明日はヴァイオリンの稽古と、ファントム社のお得意様との会食がございます」
『ありがとう』
セバ「・・・・」
『?』
突然静かになったセバスチャンを不思議に思い、顔を覗き込む。
セバ「ああ、失礼いたしました。お嬢様の匂いが心地良かったもので」
『!!な、な・・・』
ニコやかに話すセバスチャンに、顔を赤くする。いつも直球で褒めてくれるのだが、匂いが心地良い、とは少し恥ずかしい感じがした。
セバ「桜、ですかね」
『う、うん、そうだけど・・・』
当たり前のように問いかけてくるセバスチャン。そんなに詳しい匂いまで当てられたら、余計に恥ずかしくなる。
セバ「男性のお客様と会う時にはその香りは消さねばなりませんね」
『え?』
セバ「世の男性がその香りのお嬢様に会ったら、皆さんに求婚されてしまうかもしれませんので」
『!』
セバスチャンの言葉に顔を赤らめる。そんなに香りが凄いのか。
『クラウスさんに匂いが凄すぎたって言わないとなぁ』
セバ「クスッ、先ほども言いましたが、心地良い香りですよ。世の男性を虜にする、ね」
セバスチャンは妖艶な顔で近づいてきた。
『ちょ、ちょ、セバスチャン!!』
セバ「フフッ、クラウス様にはやはり言っておきましょう。周りへの刺激が強いものはやめてくださいと」
『言うっ、言うから離れて!』
いくら見慣れているとはいえ、セバスチャンの端正な顔が近くにあるとやはり照れてしまう。
セバ「クスッ、失礼いたしました。では、お休みなさい」
セバスチャンは笑ってナマエに布団をかけると、静かに部屋を出ていった。
おわり