【JE】1万Hit記念
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《とある仕事の日の1日》
時系列はジャッジアイズ後
ピピピピ・・・・
『んん〜〜〜・・・・』
目覚まし時計の音で目を覚ます名前。
時刻は6時半。
隣で寝ている杉浦を起こさないようベッドから這い出る。
杉浦は、今異人町で開く探偵事務所の準備に忙しく、夜遅くまで九十九と打ち合わせや勉強をしている。
前を向いた杉浦が自分でやりたいと決めた道なのだ、応援してあげたい、と思いながら過ごしている。
朝食を作り、朝の支度を始める。
杉浦が起きてくる気配が無かったため1人で朝食を食べていると、寝室からガサゴソ音がした。
起こしてしまったかも、と咀嚼するのも止め静かにする。
すると、寝室の扉が開き、眠そうな顔の杉浦が出てきた。
杉「・・・何でそんなリスみたいな顔で止まってんの?」
杉浦と目が合うと、プッと笑われた。
飲み込んでから杉浦を起こさないよう静かにしたことを話すとさらに笑われたため、怒っておいた。
『もう』
結局2人で仲良く朝食を食べ、出勤のために家を出た。
9時45分
『おはようございまーす』
八神探偵事務所に入ると、八神が所長椅子に座ってコーヒーを飲んでいた。
八「おはよ」
ナマエはパソコンを開き、依頼の確認をする。
『今日は猫探しの依頼人と会う日だね。後は浮気調査、彼女の浮気を調べて欲しいって』
八「じゃあ猫探しは名前ちゃんに任せようかな、俺と海藤さんで浮気調査行ってくる」
『オッケー』
猫探しはもっぱら名前が専門だ。
狭いところにいることも多く、身体の大きい八神や海藤はなかなか捕まえられずにいる。
『えっと、猫探しは11時、浮気調査は12時半に事務所で待ち合わせ』
名前はスケジュールの調整なども行っている。
メールの内容も見たら忘れないため、ダブルブッキングの心配もない。
依頼人との待ち合わせ時間までは、新しい依頼が入っていないかの確認や掃除などをして過ごす。
途中、海藤も出勤し3人でのんびりしていた。
『んー、さて。そろそろ依頼人が来る時間だね』
伸びをしながら依頼人を受け入れる準備をし、待つことに。
11時ピッタリに年配の女性の依頼人が来て、猫の特徴などを聞くと、依頼人と一緒に猫探しに向かう。
『行ってきまーす』
1時間ほど神室町を歩く。
するととある公園から猫の声がした。その声に名前も依頼人も反応する。
依頼人「あの声、うちの猫だと思います」
『じゃあちょっと探してみましょう』
公園の遊具の影や植木の方にはいない。
すると
「にゃぁあ〜」
再び猫の声が。
しかも上の方から聞こえた。
上の方を見ると、高い木の枝から降りられなくなっている猫がいた。きっと何かを追いかけて登り、降りられなくなったのだろう。
あの猫が探していた猫なのか依頼人にきくと、そうだと答える。
依頼人「どうしたら良いんでしょう・・・レスキュー隊?マット?」
『ああ、よくあることだから大丈夫ですよ。お任せください』
依頼人は小柄の名前を見て大丈夫かと心配していたようだが、お構い無しに名前は地形を見定めていた。
木のすぐ横には腰くらいの高さの柵があり、その横には公衆トイレが。
柵からトイレに登り、木に移れば大丈夫だろうと考え、すぐに行動に移した。
『じゃあちょっと行ってきます。トイレに人が入らないようにだけ見てもらってもいいですか?』
依頼人「え、ええ」
戸惑っている依頼人を横目に、ヒョイヒョイと上に登っていく。すぐに木の上に到達し、猫と目が合う。
猫は枝の先端の方におり、手を伸ばしただけでは届かなそうだ。
『おいで、ご主人のところ帰ろう』
優しく猫に声をかけるが、こちらを睨んだまま動かない。
『怖いんでしょ、助けてあげるから』
何度か話しかけていると、猫は少しずつ落ち着き、名前が手を近づけても睨まなくなった。
『大丈夫。おいで』
猫は震えながら名前の伸ばした手に近づいてくる。あと数センチで捕まえられる。
タタタッ
『わ・・・っと』
すると猫は突然名前の方に走り出し、肩に乗りかかった。落ちないよう支え、ふぅ、と息を吐いた。
『掴まっててね』
そう言うと、猫はにゃぁあ、と返事をし動くのを止めた。
『いい子だねぇ』
名前は猫をキュッと腕に閉じ込めると、木からジャンプしスタッと着地した。
依頼人は驚いたようで目を丸くしている。
『この猫ちゃんで本当に間違いないですかね?』
確認で聞くと、依頼人はその通りだと言ってお礼を述べた。
『では、また何かありましたらいらしてください』
そう言って依頼人と別れた。
猫は安心したように依頼人の腕に抱かれており、微笑ましく思いながら八神探偵事務所まで帰る。