【呪術廻戦】3万Hit記念
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何故か目の前には五条。そして同級生の姿は無かった。
周りを見ると、まだ日は落ちていない。少ししか寝ていないのに、何があったのだ。
『みんなは?』
悟「帰ったよ。名前が寝たからどうにかしてくれーって、ニヤニヤしながら僕の所に来てからね」
『はぁ?起こしてくれれば良かったのに』
ニヤニヤしている同級生の顔が頭に浮かぶ。
悟「ま、僕は最近名前と任務以外でゆっくりできなかったから嬉しいけどね」
『なにそれ・・・って、あ!それ私のオレンジジュース!』
まだ一口しか飲んでいなかったオレンジジュースがほとんど無くなっていた。ニヤニヤしているから五条が飲んだのだろう。
悟「このまま桜見に行く?少し咲いてる所あったんだ」
高専の敷地内にも桜の木はある。日差しがよく入るところは少しずつ開花してきているのだ。
『・・・ジュースの件、無いことにした?』
悟「ん?」
オレンジジュースを全て飲み干すと、呪力でペットボトルを潰しポケットに入れた五条。名前に問われると何事もなかったかのように掌を見せていた。
『・・・』
ペチン
イラついて五条の掌を軽く叩いた。
すると、その手をギュッと掴まれる。
悟「いやぁ、名前から手を繋いでくれるなんてね」
『は!?』
抜け出そうにも抜け出せない。もう完全に五条のペースだ。
『はぁ・・・なんなの。最近私の扱い雑じゃない?みんな』
悟「ククッ、愛されてるじゃん」
『まぁ、不快感はないけどさ』
なんだかんだ、楽しめるような言い方をしながらイジってくるため憎めないのだ。
『っくしゅん!』
悟「外でなんて寝るから風邪引いたんじゃない?ほら」
五条は名前の腕を引いて肩をギュッと掴んで身体を密着させた。名前は一度脱出を試みるも、五条の力の強さに諦めた。
『起こしてくれれば良かったんだって』
悟「だって名前の寝顔可愛いんだもん」
『うるさい』
名前は照れた顔が見えないように五条の身体に顔を埋めた。それすらも五条には愛しく感じる。
悟「ほら、ここ。桜咲き始めてるよ」
『・・・・』
不貞腐れてずっと五条に顔を埋めている。
それを五条は笑って見ていた。
悟「今度みんなで花見でもしよっか」
『・・・うん・・・悟と2人きりは?』
悟「・・・・もちろん」
五条は嬉しそうに名前の頭を撫でた。
普段はツンツンしているが、自分のことを好きでいてくれる名前。何年一緒にいてもどんどん愛しさは増していくばかりだ。
悟「今日はもう涼しいから帰ろっか」
『うん。でも、もうちょっと』
名前から五条の背中に手をギュッと回し、離れまいと訴えていた。
悟「春は、なんか寂しさも感じるよね」
何か特別なことがあったわけではないが、春は精神的にアップダウンが激しくなるような気がする。
悟「ずっと、僕の隣にいなよ。寂しい思いなんてさせないさ」
『うん』
名前は静かに顔を上げる。
五条は名前が言いたいことがわかった。
悟「ふふっ、そんな可愛い顔で見てきちゃってまぁ・・・ほら、目閉じて」
名前が目を閉じると、すぐに唇に柔らかい感触がした。
唇が離れると同時に目を開ける。
悟「名前と2人きりで花見しても、名前の顔しか見ないかも」
『なんで』
悟「可愛いから」
『聞かなきゃよかった』
ボフッとまた五条の身体に顔を埋めた。
しかし、お互いの口角は上がっている。
これから楽しい花見ができそうだ。
おわり