【呪術廻戦】3万Hit記念
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3万Hit記念小説は全作品“春”をテーマにしています。
2018年3月
『ふぁあ・・・』
真希「オイ、最近欠伸ばっかじゃねーか。また夜も任務行ってんのか?」
放課後、授業が終わるとともに大きな欠伸をしている名前に呆れながら真希が声をかけた。
その声に同級生たちは一斉に名前を見る。また無理をしているのではないかと。
『何でそんなに見るの、ただ眠いだけだよ。春で暖かくなってきたからかな』
外は少しずつ新芽が出始め、茶色の枝ばかりだった木が緑やピンクに染まってきている。
パン「俺たちももうすぐ2年か」
棘「しゃけ」
『早いね。色んなことがあった1年だけど、来年は平和でいきたいなぁ・・・』
総監部の罠により特級術師になってしまったこと、百鬼夜行による大切な人の死。
辛いことも多かった。
俯きながら話す名前に真希は小さく息を吐くと、
真希「なんかジュースでも買って飲もうぜ」
パン「お、いいな」
真希がその雰囲気を断ち切るかのように声をあげた。
同級生たちもそれに賛同し、自販機まで向かった。
憂「体調は大丈夫なの?」
『ん、問題ないってば』
本当に眠いだけだから、と言うも何故信じてくれないのだろうか。そんなに自分は無茶をすると思われているのか、と口を尖らせる。
真希「無茶してんだろ」
パン「してるな」
棘「しゃけ」
憂「してるよね」
『あー!みんなして私のことバカにしてー!』
プリプリ怒る名前を見て同級生らは笑っていた。
その構図は慣れっこなので、名前も本気で怒っているわけではなく、すぐに一緒に笑い始めた。
自販機の前に着くと、全員の睨み合いが始まった。
真希「じゃ、恒例の」
パン「じゃんけんだな」
1年生全員集まっている時恒例の遊び、じゃんけんで負けた人がみんなにジュースを奢るというもの。
『あ、私やっぱり体調悪かった。じゃんけんできない気がする』
真希「おら、逃げんじゃねぇ」
体調不良で逃れようとする名前をバシンと叩き、手を出させる。出さなきゃ負けだと。
一同「『じゃーんけんぽん』」
『・・・・・・』
名前、パー
他、皆チョキ
『なんでこうなるの』
真希「最初手を出し渋ってた罰だろ」
『むぅ・・・』
憂「ありがとう名前ちゃん」
『まぁ、感謝の言葉を述べるなら許そう』
あーだこーだ言いながら、名前は財布からお金を出して入れ、同級生たちは好きな飲み物を選んでいた。
自分はオレンジジュースを買う。
グラウンド近くの芝生でゆっくりしながら飲もうという話になり、みんなで移動した。
『今日も疲れたねぇ』
憂「座学が多かったしね」
呪術師として動いている時間も多いからか、座学が続くと疲れてしまう。普通の高校の人たちは毎日自分たちよりも長い時間座って授業をしていると思うと尊敬する。
『んーーーー』
一口オレンジジュースを飲むと、大きく伸びをしてコロンと芝生に横になった。瞼が重くなってくる気がする。
真希「そういや、今日の宿題のことだけどよ・・・」
憂「・・・だから、来週まで・・・・って五条先生・・・」
パン「面倒・・・・棘・・・・・・」
棘「・・・・・・・・・」
『・・・っくしょい!』
「ぷっ」
クシャミで目を覚ました。どうやら眠っていたようだ。
そして近くから聞こえる吹き出した声。
また真希に馬鹿にされたのか、と目を擦りながら吹き出した人物の方を見る。
『・・・悟?』
悟「やっほ」